余韻

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園でお片づけをする際にこんな物を鳴らしています。

おりん

おりん

これを鳴らすことで子どもたちは片付けの合図だと気付き「お片づけだよー」とお友だち同士で教え合っています。
このおりんは音の余韻が非常に長く、しばらく音が鳴っています。よく子どもたちは遊びに夢中になっていることがありますが、この長い余韻があることでこの合図に気づくことが出来ます。かなり大きい音も出ますので、より気づきやすいようです。また子どもたちに片付けの時間を前もって知らせておくことでその時間になった時に自分たちでおりんを鳴らし片付けを教えてくれています。

お片づけ以外にもこのおりんを使う時があります。
それは子どもたちが落ち着かない時や集中してほしい時です。落ち着かないときにおりんを鳴らすことで子どもたちはこの音に耳を傾けます。耳を傾けた際に「どのくらい長く音が聞こえる?」など質問するとより音に耳を傾けていきます。「聞こえなくなったらそっと手をあげて」と言ってみると、子どもそれぞれ上げるタイミングが違い面白い結果がでる時もあります。集中してほしいときも同様にこの余韻に耳を傾けてもらってから活動をすることで少し集中力が高まるように思います。

最近ではお坊さんの保護者(お父さん)がいるので、正しいたたき方を職員が教わっています。笑

うちの園では幼児クラスはおりんを鳴らし、2歳児クラスは銅鑼を使っています。2歳児クラスになると少し余韻が短くなるものの様々な時に使っています。片付けもそうですが、ご飯の配膳で使うこともあります。

銅鑼

銅鑼

こういった物を使って実践を行っています。

(報告者 本多悠里)

余韻」への2件のフィードバック

  1. こういうものが保育園の中にあるのはおもしろいですね。音が鳴ることで、子ども達が自然と片付けを意識できるというのもいいですね。その音が鳴ることで、「片付けをしないと」と子どもたち自身が気づくのでしょうね。大人に片付けをしなさいと声をかけられるとそれは言われてやっているということにもなるのかもしれません。合図があると自分で気がつくという、言われるのとは違う子どもの姿があるように思います。また、「静かにしなさい」ではなく、音を鳴らすことで注意を向けるというのも、いいですね。「ああしなさい、こうしなさい」と言われながらやるのではなく、子ども達の自然な反応をうまく工夫することは私も丁寧に日々の中でやっていきたいと思います!

  2.  おりん、本当にいい音色だと思います。ふとした時に聞くと、バラエティ番組でこの音色が使われていたことを思い出して、個人的にはちょっと笑えてしまう時もあったり(笑)色んな意味で心を穏やかにさせてくれる、素晴らしいものだと思います。

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