奥義『三段論法』

さて今週の臥竜塾です。報告が遅れてすみません。

まずはメニュー紹介です。今回は塾長の大好物の焼きそばをメインに考えました。いつも通りのソース焼きそばはもちろん美味しいですが、今回は少し変えてみようと思い「あんかけ焼きそば」にしました。野菜と豚肉を炒めて鶏ガラスープなどで味を整えて、最後は片栗粉でとろみをつける…というのは定番です。塾長の好きな焼そばはソース焼きそばです。ですのでソースをベースにした餡掛けにしてみました。そして麺にも少しこだわりました。いつもは麺をごま油で軽く焦げ目を付くくらい炒めるだけでしたが、今回は炒めた麺をフライパンの上で丸く形成し、麺の淵に沿って溶き卵をたらして丸い形が崩れないようにしてみした。あとは簡単な鶏ガラスープ。本多先生特製人参の酢の物。

1456554214869
そして先週の日曜日に家族で山梨の方に遊びに行ったので、そのお土産です。 B級グルメに詳しい方はすぐに分かると思いますが、山梨の「鶏モツ煮」。

1456554190440

そして塾長が高田馬場の駅前にあるビルでなんと私の地元富山県の物産店があり、そこのお店から急遽、昆布巻きを買っていただきました。

1456554188935

 

メインが中華だったので、最近の定番「杏仁豆腐」を作りました。あとは山梨で買ってきた「白桃パイ」です。

DSC_1235

さて食事も終えたところで、塾長から来年度の年間講座の日程を決めようと議題があがったので、早速話し合いを始めました。基本的に火曜日に講座をしていますが、次回の年間講座では10回のうち2回を土曜日に講座を開きます。

その理由ですが…

なんと…

まさかの!?

「ブラ…」はい!お楽しみです(笑)

塾長のブログや講演を聞いている方で勘の鋭い方はもしかしたら分かったかもしれませんね~。

予定では3月の中旬を目安にGTのメーリングリストに年間講座のお知らせ&申し込みを始める予定なので、もし参加を考えている先生方はお見逃しなく!

前回は定員を20名のところ、とても有り難いことにそれ以上の申し込みがあったので定員を増やし30名の先生方に参加していただきましたが、今回はワークショップのため基本的に20名ピッタリの定員とさせていただきます…。

具体的な日程はメーリングリストに送るので、そのときに確認をしていただけたらと思います。

そんな来年の打ち合わせをしているうちに時間が少なくなり、私が今回の塾で議題というか、思った事があり少し話しました。

 

先日、ある保育園から見学がありました。

その保育園は「見守る保育」をしていない保育園で、その園の園長先生が見守る保育を実践したいので、ベテランの先生2名を新宿せいが保育園の見学に来られました。

その園長先生とは親しい間柄でもあるので、何とかベテランの先生たちに見守る保育の素晴らしさを知ってもらおうと思い、案内をさせていただきました。

本来は園長先生、もしくは副園長先生に話をしてもらうのですが、二人とも出張で不在だったため、すぐに案内をしたので、不安でいっぱいでしたが、塾長から学んだことを全てぶつけるつもりで案内をしました。

いつもは長くて1時間程度ですが、何か自分でも熱くなり気付けば3時間くらい経過していました。

次の日園長先生から職員がどういう感想を持ったのか聞きましたが「アツイ先生ですね」と感想を述べていたそうです。

個人的にはもっと子どもの自立している姿などに注目してもらいたっかですが、少し残念です。と塾長に話したところ

 

「冷めているより、アツイ方がいいじゃん」

と一言。確かにそうですね。自分の保育園を案内するのだから熱くならないといけないし、

それくらい自分達が実践している保育に自信を持っているので、熱くならない方が逆に変なのかもしれません。

保育園の案内の仕方について少し塾長からアドバイスがありました。

 

奥義「三段論法」

まず一つの質問に対し、すぐに結論を述べるのでなく、

まずは大前提、そして小前提、最後に結論を述べるという論法です。

そのためには前提が真であることが重要です。

 

例えば質問で「給食の時に子どもの自主性を尊重するためバラバラでいただきますをしています。新宿せいがでは全員でいただきますをしている理由はなんですか?」と聞かれたら。

 

【大前提】

まず全員が配膳が終わるまで、待っている子ども達は、そこで遊びの情報交換をしているので、待たせられてる顔をしていない。

 

【小前提】

そして科学的に食後の歯磨きは意味がなく、それよりも歯ブラシを喉を突いてしまう事故が多い。

さらに虫歯の原因は虫歯菌で唾液が虫歯菌を殺す作用がある。待つことで目の前に美味しそうな食事を前に口の中は唾液が分泌され、その唾液によって虫歯菌を殺菌する。

 

【結論】

最後にマシュマロ実験の研究データを見せる。(2月11日の加藤先生の報告で写真があるので見て下さい。)

待つことで小学校の成績、そして大人になってから肥満になりにくいなど、良い事しかない。

 

おそらく塾長自身が説明するともっと詳しく、より納得できるのでしょうが、

これが奥義「三段論法」です。

さらに食育三本柱「栽培」「調理」「共食」には「待つ」という行為が共通しています。

栽培して収穫まで「待つ」

食材を調理し、できあがるのを「待つ」

共食のため、全員が揃うのを「待つ」

といった具合に、ここでも「待つ」ことの理論があります。

 

しかし、ここで注意しないといけないのは、むやみに子どもを待たせてはいけないという事です。

給食の場合は待ったあとに食べる楽しみがある、朝の会の場合は遊べる楽しみがあるなど、待った先に楽しみが目に見えるものを子どもたちに提示しないと、子どもは待つことが出来ません。

また時計などを使って具体的に待つ時間を伝えることも重要です。

子どもが「待つ」という一つの行為にここまで理論があるということに驚きますね。

今まで保育の世界はかなり情緒的に考えられてきたのかもしれませんが、

塾長の話しを聞いていると、塾長の実践や理論がただ現場の目線や空想の世界でなく、

科学的に証明されてきています。

まだ私が保育園の案内を始めたばかりで質問にも上手く答える事が出来なかった時に、

塾長に相談したところ

「保育園というのはパブリックな施設だから、個人の私利私欲でもやってはいけないし、ごく少数の保護者の意見で流されてもいけない」と言われました。

塾長の理論が科学的に証明されるごとに私達が実践している一つ一つの保育が、

奥義「三段論法」で説明できるようになります。

とても勉強になる塾長の話を聞きながら杏仁豆腐を頂こうと思い、デザートを作った小松崎先生が冷蔵庫に杏仁豆腐を取りに行きました。

なんと・・・固まっておらず!!結局、杏仁豆腐は次の日に保育園で食べることになりました(笑)(報告者 山下祐)

春節

2月9日の報告をさせていただきます。今回はまず、メニューの紹介からです。

「春節」というのをご存知でしょうか。中国における旧暦の正月で、中華圏で最も重要とされる祝日です。新暦の正月よりも盛大に祝賀され、数日間の祝日が設定されているそうです。その春節の影響もあり、最近中国からの観光客がとても多いですね。そんなこともあり、今回のメニューは中華にしました。1品の量を減らし、品数をいつもより増やして、色んな種類食べられるようにしました。

麻婆豆腐
IMG_2801

油淋鶏

IMG_2797

エビチリ

IMG_2807

にんにくの芽炒め

IMG_2798

卵スープ

IMG_2802

ザーサイ

IMG_2800

デザートは杏仁豆腐です!

IMG_2811先週末、西田先生のお別れ遠足で、箱根に行ってきました。(その報告は加藤先生が書いていますので、お任せしたいと思います。)そのお部屋で臥竜塾のように、みんなで話をしたので、出張の報告などが今回なく、私がテーマを出さなければなりませんでした。初めての体験で、少し悩んで最初のテーマを挙げたのですが、なかなか盛り上がらず…(苦笑)

また考えて、思いついたのが、来年度の臥竜塾セミナーのテーマを決めようというものでした。今年度から始まった臥竜塾セミナーを来年もやることになりましたが、そのやり方を話し合っているところです。今のところ決まっているのが、今年のように座学メインではなく、ワークショップ形式でやるということです。参加者が、自分の保育園に戻って使えるものなどをみんなで作ったりしようと思っています。

塾では、とりあえずやれそうなことを挙げていきました。その一部を紹介します。茶道、ウォークラリー、手作りパズル、ドイツの科学、ブラヘイジ…。他にもたくさん出ましたが、正式に発表があるまでのお楽しみです。

塾セミナーは基本塾生のみで行うセミナーです。しかし、さっき挙げた候補からも分かると思いますが、ゲストティーチャーとして、塾長にも来ていただこうと思っています!また、詳しく決まったら、報告があると思います。

最後に、私個人から塾生の皆さんに、塾のテーマについて質問しました。先ほども書きましたが、どのようなテーマを出したら良いか分からなかったので、みんなに聞いてみたのですが、塾頭は、映画を持ってきて、みんなで鑑賞したこともあったそうです。それを聞いて、少し幅が広がりました。今後が楽しみになりました。

西村 宗玲

今 龍は門出に立ってるんだ 遥かなる道をゆくんだ〜飛翔編〜

前回の報告の続きです。

藤森先生から、京都大学霊長類研究所、松沢哲郎(まつざわてつろう)氏と京都大学総長、山極壽一(やまぎわじゅいち)氏の研究する内容とともに、お話をいただきました。

〝人間の赤ちゃんはよく泣く一方で、よく笑う〟と言います。

人は、育児経験がなくても、赤ちゃんをあやす時の音声などは共通するそうです。その、〝あやす時の声〟と〝子守唄〟に密接な関係を見出し、子守唄とは即ち〝共感能力〟なのではないか。この説明を、京都クオリア研究所のHPにある〝第8回クオリアAGORA/~ゴリラから学んだこと~〟という会の山極氏のスピーチの中から見つけることができましたので、掲載させていただきます。

 

〝育児というのは、人間の音楽能力を向上させたのではないかという説があります。 

乳幼児はまだ言葉を理解しません。泣き喚く乳幼児を黙らせるためには子守唄が必要です。子守唄のトーンやピッチは、どの民族にも共通の特徴を持っていると言われていて、子供は絶対音階をもって生まれてきますので、話しかけられる言葉の意味ではなくて、そのピッチやトーンに反応して泣き止む。だから、人間は、生まれながらにして子どもを泣き止ませるような話し方ができる。それは、実は音楽の能力なんだということなんです。そこから出発して、人間は、音楽を、大人同士のコミュニケーションに使い始めました。 なぜかというと、共感力を高めるために非常に有利だったんですね。音楽は一緒に歌ったり、一緒に聞くことで、お互いの間にある境界を低くし、一体化するような感情を高め、そして、満足感や高揚感を得ることができるわけです。〟

 

赤ちゃんをあやそうとする大人。大人に働きかけようとする赤ちゃん。その相互の関係が、子守唄という優しくて心安らぐ絶妙なハーモニーを生み出すのでしょう。

 

藤森先生は、「人類が脳を大きくした理由は集団を大きくしたから」と言います。それは、付き合う人が増えることで脳が大きくなる必要があったのです。つまり、人間の脳ミソは〝社会脳〟であり、その本質をもって考えると、保育の形態というものは、〝協働保育〟であるべきだ、という主張が何の違和感もなく、受け止めることができるように思います。

 

また、人間は他の大型動物に比べて出産期が短く、それが子孫を繁栄させることにとても適していた、とされています。そこから、このような関係性が見えてきます。

短いスパンで産む

お母さん一人で育てることはそもそも無理

色々な大人に育てられる

協働保育になるから脳が大きくなる

 

「保育園が乳児から受け入れるのは、親が働いているからではなくて、乳児から集団の中に入るべきだから」と、藤森先生は言います。保育園は、働く親の為の場所ではなく、子ども同士が関わり合い、成長していく姿を見守っていく為の場であり、子ども達にとって大切な場所であるのだということが、大きな納得と共に、改めて保育園の存在意義を認識させられる思いがします。であるので、「親が働いていない子こそ本当は保育園に入るべき」と言い添えられた藤森先生のお考えにも、強い共感を覚えます。子どもの為に保育園は、必要なのです。

 

また、最近の研究で面白い結果が出ていることを藤森先生は教えて下さいました。嬉しいことに情報量が溢れんばかりな為、箇条書きにて記述させていただきます。

  • 子どもは小学校4年生で成績の差が出てくる→預けた保育園の質が悪いとそこで成績が下がってしまう傾向がある
  • 2歳児クラスの担任がすごくいい人だったら、小学校3年の時の成績に影響する
  • 3歳までの育ちが、4歳半で現れる

 

どれも面白い研究内容ですね。では、質の高い保育、質の高い保育園とは、どのような園を言うのでしょうか。

 

ここでちょっとブレイクタイム。食後のデザートです。長崎出張のお土産をいただきました。

ここでちょっとブレイクタイム。食後のデザートです。長崎出張のお土産をいただきました。

 

『長崎カステラ 糖庵』のカステラです♪

『長崎カステラ 糖庵』のカステラです♪

とても美味しかったです♪♪♪

そして、本題へ。藤森先生は、3つの項目を挙げてくださいました。

1,保育者の子ども達への関わりが温かく、応答的であること。

〝応答的〟。何とも心地よい響きですね。最近の研究で、〝赤ちゃんは大人に働きかける〟という事実が明らかになっています。今まで大人があやすことで笑っていた、という考え方とは違う考え方ですね。それを大前提にして、〝応答的〟の例として、〝先に赤ちゃんが笑いかけているので、その笑いかけに答えてあげる〟ということを、指します。指差しもその一つです。先に赤ちゃんが指差しをして働きかけているので、それに応えてあげる、そのような保育園が、質の高い保育をしている、と言えます。

 

2,共に考え、深め続けること。

知的な取り組みを一緒に考え、一緒に子どもと寄り添って貢献することのできる保育園が質の高い保育をしている、と言えます。

 

3,子ども主導のあそびや活動と、子どもが中心で、教師がそのつなぎ役をしながらあそびを発展させていく保育者の多い保育園

 

この3つが挙げられました。何とも興味深いですね。

(自分の園ですので、肩を持ってしまって申し訳ないのですが(笑)新宿せいが保育園はこの3項目、全てを網羅していると言って過言でないと思っています。ご興味のある方は、ぜひ一度、見にいらしてくださいね。)

 

そして、〝マシュマロ実験〟についても話がありました。藤森先生のブログ『臥竜塾』の中にも度々登場しています。

藤森先生の最近の講演でも使われたパワーポイントの画像を掲載します。

 

ご参照下さい。

ご参照下さい。

 

この実験結果を見て、藤森先生はこう仰っていました。

「だから、給食の〝いただきます〟を皆ですることは意味があるんだよね。」

集団の中で、皆が集まるまでの少しの間我慢をすること。この積み重ねが一日の中に必ずあります。家の中にいてしまっては、まして一人っ子ならばなおさらで、何でも自分の思う通りに事が運ぶ毎日の中では、もしかしたら目の前のマシュマロを我慢する力は養われていかないのかもしれません。

親や家族という小規模の中でなく、〝集団〟の中で様々な体験を積み重ねていくこと。これは、この時代において、保育園の持つ大きな意義の一つであると、改めて感じました。

 

「だから、保育園は親が働いていても、働いていなくても、乳児から入れるべき。そして、母親の存在はとても大切なので、保育時間は短くすべき。

 

藤森先生は、こう結論づけて下さいました。

 

集団。そして、協働。面白く、また、意義深いテーマであると思います。

 

さて、この後、皆でテレビ番組を見ることに。NHKスペシャル『ママたちが非常事態!?最新科学で迫る ニッポンの子育て』と題した番組で、見終わった直後、妻のこと、保護者のお母さん達のこと、世の中の〝ママ〟達のこと、その苦労が、男性の僕らにも少しわかったようなそんな気持ちになる、とても素晴らしい番組でした。

 

長くお付き合いいただきありがとうございます。この番組の内容は、活動報告にて、後日報告させていただきます。

 

それぞれの龍が、それぞれの立場で、遥かなる道を歩んでいます。龍は〝竜〟とも書き、その字は〝竜巻〟という言葉に用いられています。〝その啼き声によって雷雲や嵐を呼び、また竜巻となって天空に昇り自在に飛翔する〟とされる龍。〝教養〟という竜巻に乗ってどこまでも飛翔していくような、そんな機会を、藤森先生がいつも与えてくださっていることに、感謝の気持ちでいっぱいになる、この度の塾でした。

 

(報告者 加藤恭平)

今 龍は門出に立っているんだ 遥かなる道をゆくんだ〜研修報告編〜

先ずは、この日のメニューの紹介です。

 

ジャガバター!塩辛を添えたこの、濃厚な旨味!

ジャガバター!塩辛を添えたこの、濃厚な旨味!

 

鍋の周辺に合わせた味噌を塗り、

鍋の周辺に合わせた味噌を塗り、

 

土手鍋!下には、たら、牡蠣、ととても贅沢な味わい!

土手鍋!下には、たら、牡蠣、ととても贅沢な味わい!

 

この牡蠣は、遅番だった加藤以外の塾生が協力して剥いてくれたものです。

この牡蠣は、遅番だった加藤以外の塾生が協力して剥いてくれたものです。

 

感謝です!

感謝です!

 

この日はお酒も。幻の酒と名高い、本格芋焼酎『ないな』

この日はお酒も。幻の酒と名高い、本格芋焼酎『ないな』

 

「梅を入れると酔い過ぎないから」と、藤森先生。梅を入れてお湯で割って、いただきました。立ち上る芋の甘くてふくよかな香りと、梅の酸味ある後味がキリッと引き締めて、料理を2倍も3倍も美味しくさせるのでした。

「梅を入れると酔い過ぎないから」と、藤森先生。梅を入れてお湯で割って、いただきました。立ち上る芋の甘くてふくよかな香りと、梅の酸味ある後味がキリッと引き締めて、料理を2倍も3倍も美味しくさせるのでした。

 

先ずは、先日柿崎先生が出張で同行された、長崎での研修報告から。

 

◇1日目

なんと、駅から宿泊先へ案内などを担当する〝ホスト役〟の方が、我らが塾生西村先生だったということです(笑)地元長崎と、藤森先生を知り尽くす彼のホストぶり、それは見事なものだったことでしょう。

この日は雲仙市へ。『見龍塾』の立ち上げがありました。

 

見事な掛け軸です。思いがこもっていることが伝わってきます。

見事な掛け軸です。この書を書いた塾長の思いがこもっていることが伝わってきます。

 

生臥竜塾ブログの『理念』にこう書かれています。

〝四書五経の中の「易経」に書かれている中で、人が成長するために必要な事柄を龍の成長に例えた説明があります。「潜龍」「見龍」「君子終日乾乾す」「躍龍」「飛龍」「亢龍」の6つの段階です。

易経に「見龍」という言葉がある。

見龍(けんりゅう)田(でん)に在り。大人(たいじん)を見るに利(よ)ろし。(見龍在田。利見大人。)

力と気を十分に蓄えた潜龍(臥竜)が水田に姿を現し、いよいよ見龍という段階になる。その時のことを指し示す言葉である。見るという言葉に含められた意味は?なぜ田に現れるとされているのか?そして、大人とはいったいどんな人を指すのだろう?

潜龍の時に、人は、その志に偽りがないかを徹底的に試される。何が起ころうとも堅忍不抜の精神で乗り越える志を試され、そしてこの見龍となるわけである。「見龍」では、じっといろいろなものを見つめ、そして自分が従うべき師を見つけたら、その真似をして学んでいきます。そして、基礎を培っていくのです。

私たちが学んでいる場の「臥竜塾」は一番最初の段階「潜龍」つまり「臥竜」です。「見龍」とは、僕らの先のステージにおられる方々で、〝長崎見守る保育研究会〟に身を置かれる園長先生方が集い、見守る保育を研究し、共に学んでいこうとする塾が立ち上げられたということです。立ち上げの際には、藤森先生から、〝高い志をもって、励んでいってください〟との言葉があったということで、僕ら塾生ももとても背筋の伸びる思いがしました。

 

まさに門出。遥かなる保育の道、〝保育道〟を歩まれる先輩方の決意を感じるこの掛け軸です。

 

◇2日目

『北串(きたぐし)保育園』さん、『もりやま保育園』さん、2園の公開保育に参加。北串保育園さんは、手作り玩具が豊富だったことがとても印象的でした。

 

これは、掃除機ですね。

これは、掃除機ですね。

 

紙コップでドライヤー。写っているのは、我らが誇る新宿せいが保育園副園長、中山先生ですね。

紙コップでドライヤー。写っているのは、我らが誇る新宿せいが保育園副園長、中山先生ですね。

 

また、発表会が近かったそうで、その練習の輪の中に入るのもよし、見ているのもよし、また別の遊びに向かうのもよし、という、選択制の形で行事を進められていることも印象的でした。

 

『もりやま保育園』 さんは開園して4年目の保育園さんで、園舎もとてもきれいな保育園さんです。食事スペースの上がロフトになっていて、あそべるように工夫されていたり、某テレビ番組で取り上げられ、一躍有名になった幻のレンコン〝唐比(からこ)レンコン〟の試食を振舞われたりと、学びある楽しい時間を過ごされたようです。

 

番組の様子が伝わってきます♪

番組の様子が伝わってきます♪

 

そして、午後は実践発表。夜は懇親会、と盛りだくさんな2日目を過ごされました。

 

◇3日目

この日は藤森先生の講演会です。セミナー会場へ行くと、参加人数は総勢460名!圧巻ですね。長崎県の〝見守る保育〟への熱量の高さを感じます。

柿崎先生は、この度の藤森先生の講演を「今までの総まとめに感じた」と表現され、〝乳幼児期の発達の大切さ〟について改めて感じ入るものがあったようです。また、調理からの視点として、例えば保育室内にある水耕栽培というものが、子どもの目に入り、それを見て食べたくなり、実際にそれを食べてみる。食べてみて、また改めて水耕栽培に興味をもつようになり、次の収穫を期待したり、野菜自体に興味をもったりする、という、水耕栽培をきっかけにして、とても軽やかな循環が成されている、ということを藤森先生の講演会中に閃き、メモを走らせていたところ、藤森先生の講演のリズムに合わせてパワーポイントを進めることを忘れてしまったようでした(笑)とても夢中になっていたことが伺えます。

 

最後に、長崎県のGT保育園さんによる写真のコンテストがあり、優秀作品には藤森先生お手製の絵葉書セットがもらえるということで、とても盛り上がっていた、という話を伺いました。テーマは『0・1歳児の関わり』です。

 

優勝の『さくら保育園』さんの作品です。

優勝の『さくら保育園』さんの作品です。

 

準優勝の『あさり保育園』さんの作品です。

準優勝の『あさり保育園』さんの作品です。

 

第3位の『おひさま保育園』さんの作品です。

第3位の『おひさま保育園』さんの作品です。

 

どれも素晴らしい作品ですね。

 

さて、話は、藤森先生からの解説と、この日、この後に見るあるテレビ番組について展開されていきます。

 

次回、続編にて報告させていただきます。

 

(報告者 加藤恭平)

相続税って恐ろしい

1月26日(火)の生臥竜塾

今回の生臥竜塾は、塾長から今後の人生設計を考えるきっかけをいただいたような、とても為になる授業をしてくださいました。

授業と言うと、担当教師が教鞭を図り、一方的に話すスタンスを思い描いてしまうかもしれませんが、授業と言ってももちろん生臥竜塾スタンスの一円対話形式で、途中途中で疑問に感じたことを塾長に投げかけさせてもらいながら進みました。

最初は、29年度から評議員の編成変更があり、当保育園から1人、六親等は2人までなどのお話から、幼稚園は園庭を含めた敷地全体が無税であるのに対し、保育園では園庭のみ有税であることなど、運営には携わっていない現場の者には、初めて知ることばかりでとても勉強になりました。

続いて相続税の話に移りました。

塾生はまだまだ若いメンバーであることもありますが、相続税の仕組み自体を初めて知る機会となった塾生やより深く知れた塾生もいたと思います。私は恥ずかしながら初めて知る機会となりました…

知識不足であることから全て理解しきれていない私からのご報告で申し訳ないのですが、相続税は所得金額によった控除額、税率から計算され、所得金額がいくらだと相続税がいくらかかる等の計算をしたりと世の中の仕組みを全く理解していなかった私からするとゾッとしました。また、家や土地も財産ですので、購入した家や土地を相続するのにも相続税の対象となります。売ってお金にするにも相続してからでないとできないそうです。そんな話から塾長は、「家は購入するよりも賃貸が良い」とアドバイスをくださいました。本当に為になります。

これだけでもボロが出ていますが、これ以上いくとさらにボロが出るのでこれぐらいにさせてください(笑)

続いて、スウェーデンの福祉制度についてのお話をしてくださいました。

スウェーデンと言えば、高福祉で有名ですね。スウェーデンは消費税25%と高い税率ですが、教育費は大学まで含めて全て無料、医療は18歳以下は無料、老後の福祉サービスも充実しています。

しかも、幸福度ランキングでは1位のデンマークやスウェーデンなどの北欧はトップクラスにランクインしています。

この点で「日本も北欧を真似るべきだ」という声があがっているそうですが、国の財源の違いが福祉制度にあらわれていたりと簡単にはそうはいえないこと、むしろ非現実的であることがわかりました。

北欧と日本の福祉制度の違い、そこから生まれる国民負担率などより詳しく知りたい方は、塾長が書かれている「臥竜塾ブログ」のタイトル「北欧」に書かれているので下記URLにアクセスしてそちらをご覧ください。

http://www.caguya.co.jp/blog_hoiku/archives/2006/12/post_483.html

そして毎年恒例の、塾長宅に届いた年賀はがき400枚!のお年玉当選番号を塾生全員でチェック!

今回は3等(お年玉切手シート)が10枚程当たりました。

これは例年より多いそうですが、以前は2等が当たったことがあるそうです。

気が早いですが、塾生全員で役割を分担して、「あった!」と塾長と塾生のみんなで喜べることが嬉しくも楽しくあり、来年もチェックさせていただくのが楽しみです!

最後にメニュー紹介です。今回は大相撲初場所にて、大関・琴奨菊が日本出身力士として10年ぶりの優勝を祝して「ちゃんこ鍋」にしました!

ちゃんこ鍋は決まった味はなく、各相撲部屋でも味が違うそうで、スープも具材も適当だそうです。ですので、臥竜部屋も適当にアレンジして作りました。ちなみに鶏ガラ醤油ベースです♪

266(1)

ちゃんこ鍋

 

最後に卵でとじた雑炊で〆ました。

268(1)

雑炊

 

デザートは桃のフルーチェです。

270(1)

桃のフルーチェとコーヒー

 

美味しくいただきました。ごっつぁんです(笑)

(報告者 若林邦彦)

保幼小連携における「発達の接続」

1月19日(火)の生臥竜塾

今日は、ほぼ毎月行っています『臥竜塾生セミナー(保幼小連携)』の日でした。塾生の若林氏による発表があったので、今回の塾は、その報告から始まりました。

【若林氏】

・今回の報告は、保幼小の『違いと共通点』に重きを置いておこなった

・スタートカリキュラムや小1プログレムをもとに、課題を見つけていく

・発表後のディスカッションでは、各園の悩みが似ているように感じた

(例:校長先生が変わってしまう・学童の在り方・連携の仕方等)

このような報告の後、塾長による保幼小連携の補足がありました。

【塾長】

まず、保幼小連携において「交流と接続」とを区別しなくてはいけない。保育園と小学校間の異年齢同士がふれあう体験をするという「交流」。そして、それとは別に発達の連続性を途切れさせないための「発達の接続」。

昔、5歳児を連れて小学校体験へ行った際、5歳児と職員との関わりを見て、校長先生に「なんでこんなにやってあげちゃっているの?」と言われたことがある。例えば、動いていたら暑くなって上着を脱ぎ、その上着をためらいもなく先生に持ってもらうとか、鼻が出たら「先生、ティッシュ!」と子どもが言って、先生がティッシュを差し出す等、校長先生から見ると、子ども自らできることを“してあげすぎている”と指摘された。

そのような経験から、その地域の保育園・幼稚園・小学校で定期的に会合をして、それらの「円滑な接続」を目指した【保幼小連絡協議会】というものを設立した。具体的には、まず互いの施設や行いを「見合う」ところから始まり、それらを踏まえた円滑な接続のための「就学シート」というものを作った。また、定期的にイベントを行って子どもたちの発達の接続がされるような仕組みを考えていった。

小学生で人の話が聞けない等の問題に対しては、「発達の問題ではないか」と感じている。最近は、それは「乳児期の育ちの問題」ではないかと思っている。発達を順調に遂げさせることが重要。そのために、まずは、小学校にも、発達を理解してもらい「発達を接続させる」ことが大切。

根本には、子どもはもともと「社会的規範を守ろうとする」という前提がある。生活において、自分でメリハリをつけてTPOに応じた行動をしようとする存在であり、それを経験できるような環境である「茶室」を作った。そういった子どもたちを小学校へ送り出し、小学校の先生に「どんなことをしたら、こんな子になるのか」といった疑問を持ってもらって現場を見に来てもらうというやり方もある。

多くの親は、就学前に算数や漢字等の先取りをしてもらいたがるが、経験上(塾長は小学1年生の担任をもっていたため)、小学校で成績が良いのは、遊んできた子というのが多い。というのは、就学前にどこまで教えていたのかという点が大きく、小学2年生に学ぶことを就学前にしていた場合、3年生になると成績が下がっていくことが多いからだ。そこで、成績が下がっていく事に対して親は“本人(子ども)が勉強をしないからだ”と思ってしまう。しかし、問題は就学前教育の“詰め込み”が大きく影響しているのだ。つまり、幼児期にバリバリやらない方が、成績が上がるということであり、自らで考え行動することを体験する「興味・好奇心・不思議さ」といったものを多く感じることが重要。

“小さいうちはかわいそうだからのびのびと遊ばせようよ”でもなく、成績をよくするためには今しっかりと遊ぶことが将来の学びにつながるということを、科学的根拠をもとに説明できなくてはならない。同時に、園長は情緒的であってはいけない。科学的な視点から説いていかなければ、子どもを守っていくことはできない。

アメリカの経済学者であるヘッグマンの研究では、“ペリー幼稚園プログラム”の中で「非認知的能力」の重要性を説いている。発達を捉え、遊ぶ経験から得る学びの重要性がある。親のなかには、折り紙よりも字を教えてと言う人がいるが、字を覚えるためには、まず脳を活性化させなくてはならない。脳を活性化させるためには指先を動かすことが効果的であり、指先を使うのが折り紙。つまり、折り紙が字を覚えるためには必要であるという形で、折り紙を守っていくのだ。

人工知能を駆使するロボットの登場によって時代が変わっていくように、人間らしさが求められている。そういった面では、妻と「塾生は人間らしいよね」と話をしている。どうしてかというと、やたらと物を壊すから(よく塾長宅で使用している食器を割ってしまうので…汗)。失敗するというのは、人間しかできない。また、くじけない心とか、失敗しても頑張ろうとする心、立ち直る力とかも同等。ゴリラの研究によれば、それらの力は、3つの要素から成り立っているという結果がでた。一つは「ポジティブである」こと。二つ目は「周りから愛されている」こと。三つ目は「自分が好き」ということ。それが、人間では「オプティミスト」という位置づけでブログでも何度か考察している。

小学校における「スタートプログラム」「学習指導要領」を把握し、乳幼児教育の世界からの具体的な仕掛けが必要である。

 

以上のように、塾長の考察は続きました。そして、本日参加した外部臥竜塾生の森口氏からも、自園で見られた子どものエピソードを話してもらいました。

 

【森口氏】

最近、塾長の影響でスターウォーズが好きになったこともあり、園でもそれに関連する話を子どもとしている。ある日、子どもが、新聞に掲載されていたスターウォーズの広告を嬉しそうに見せにきてくれた。そして、一昨日には、スターウォーズの服を見ていた子どもを連れて、“先生これ見て!”と教えにきてくれた。自分には興味ないことでも、人が好きなものを理解して、その人を喜ばそうとしているのだなぁと思って感動した。

 

それに対して、塾長は「自分に利益がないのに子どもって人に教えたがるんだよね」と、話します。それは、塾長のブログでも〈最近の赤ちゃん研究〉という題で取り上げられています。

http://www.caguya.co.jp/blog_hoiku/archives/2015/02/最近の赤ちゃん研究.html

「赤ちゃんは教えたがり」であるということが研究で明らかになっています。

 

このようにして、たいへん盛りだくさんな生臥竜塾は終了しました。最後に、メニュー紹介をして報告を終わりとさせて頂きます。

太平燕(タイピーエン) 棒棒鶏(バンバンジー)

太平燕(タイピーエン)
棒棒鶏(バンバンジー)

手作りマンゴープリン いちご

手作りマンゴープリン
いちご(若林氏からの栃木土産)

丸薬の一種、富山名物「反魂胆」(塾長からのお土産)

丸薬の一種、富山名物「反魂旦」(塾長からのお土産)

途中で盛り上がったスターウォーズのキャラクター 「アクバー提督」

途中で盛り上がったスターウォーズのキャラクター
「アクバー提督」

(報告者 小松崎高司)

 

縄文人から

 今日の臥竜塾は先日職員が結婚式をし、みんなで参列したのでわいわいとその話から始まります。

 

話は進み、恒例の西村氏による出張報告です。

今回の出張先は塾頭の地元である富山県でした。

富山では塾長の講演、富山にある各GT園さんの園紹介、新宿せいが保育園の園紹介、そしてディスカッションという内容です。

今回も非常にためになる出張であり、5Mの3Mくらいお話をされたと西村氏は言っていました。5Mのお話は1Mにつき1時間かかるというお話ですのでとても貴重な時間だったことと思います。

 

その富山で事件が起きたそうです(汗)

かの有名な立山連峰見たさに起きた西村氏にふりかかった事件…。

気になる方は本人、西村氏からお聞きください(笑)

tateyamarenpo2016.1

さらに塾長が、

「研修旅行の予約をしてきたから」

と一言。そうなんです今年の研修旅行は富山に行かせてもらい学びを深めることとなりました。一通りの流れを説明してもらい、今回の研修旅行も学びがあり、尚かつ楽しい研修であることは間違いないものとなりました。

 

そして…先週の臥竜塾に引き続き

「縄文奇跡の大集」という番組をみんなで見ました。

 

簡単にまとめると…

 

縄文時代から建てられていた3階建ての建物が三内丸山遺跡で発掘され、その建物はピラミッドを作るよりも難しいとされていたようです。

直径2メートルにも及ぶ木が6本建てられ、作られた建物をどう運び、どう組み立てたのか…

まだ謎は多くあるようですが縄文時代を少しずつひも解いていく番組です。

 

 

【落狩猟採集民が定住できた驚くべき秘密】

クリが主な食べ物であることから縄文人は計画的に森づくりをし、森を作る事で定住できたと考えられる。

【1万年続いた社会、維持した秘密とは】

農耕民族にはあえてならず、その頃に四季が生まれたことから様々な食材が手に入るようになり、自然環境を利用することで維持出来た考えられている。

【縄文土器に隠された謎】

パプアニューギニアで同じような土器を使っている民族からの研究で土器の紋様に関して調理するだけなのになぜ紋様が必要なのか。

それには自然の精霊を感じるという意味で水や太陽、食べ物などがかたどれていたようです。ありのままの自然を受け入れ魂を土器に込めたと考えられる。縄文人もそういった考えであったのかもしれない。

 

 

【人々を魅了する土偶に秘められた役割】

縄文時代には圧倒的に支配する人がいなかった代わりに土器が作られ、そこに人が引きつけられ、大きな集落となり安定させてくれたと考えられている。

 

 

【縄文から現代へ私たちが受け継ぐもの】

自然を持続的に活用し、自然と共存しながら社会、集落を作ってきた縄文時代。

自分が生きていない時代の事もまでも考えて生きていたことから、自然との共生で維持する社会を生み未来へと続く未来を照らしていくことが現代には必要だと考える。

 

 

ワクワクしながら見る事が出来、未来をどう生きていくかを考えさせられる番組でありました。

 

最後には塾長が面白い記事がるあるということで、

孫社長のインタビューを読んでくれました。

私にはまとめられない内容ですが孫社長の考えとして印象に残る考えが、

 

「頭の良い人や商売の才覚を持った人はいっぱいいる。でも成功した人に共通するのは高い志を持っていることだ。それはどの時代も同じ。志がないと命懸けで一緒に旗を掲げようという同志は集まらない」

 

そこから、我々がすることは保育方法を広げるだけではなく志を高く持つことが大切になってくる。

志があることで同志が集まる。

「まさにGT富山のようだね」

という言葉で今回の臥竜塾はお開きとなりました。

長い文章になりましたが、お付き合いありがとうございました。

鶏肉スープのお粥 (お腹に優しいご飯を…) 味付けは塩のみ! 美味!

鶏肉スープのお粥
(お腹に優しいご飯を…)
味付けは塩のみ!
美味!

青菜炒め withスルメイカ

青菜炒め
withスルメイカ

鶏肉のマヨぽん炒め (この鶏肉でお粥の出しを取りました)

鶏肉のマヨぽん炒め
(この鶏肉でお粥の出しを取りました)

杏仁豆腐 1人100円で買っていたら800円で高い! では作ろう! 作った結果お値段700円!変わらない!笑 しかし、たかが100円されど100円、ちりも積もれば…いつか節約で贅沢なデザートを…

杏仁豆腐
1人100円で買っていたら800円で高い!
では作ろう!
作った結果お値段700円!変わらない!笑
しかし、たかが100円されど100円、ちりも積もれば…いつか節約で贅沢なデザートを…

(本多悠里)

 

日本人

今回の臥竜塾の内容はみんなで「日本人のルーツを知る旅」というテレビ番組を観ました。それは、富山県で91体の縄文人の骨発見されたことに始まりました。その縄文人のから数体だけDNAを採取する事ができ、そこから日本人のDNAタイプを辿るといろんなタイプの先祖から日本人として暮らしていることがわかりました。

かつて、縄文人として主に狩猟をすることで食事をしていた民族の中に、農耕をすることで食事をしていた弥生人が縄文人の中に入ってきました。縄文人は弥生人を敵とするのではなく、受け入れることで争いになることはなかったそうです。

つまり日本人は元々、多様性を認め合う事で今日まで過ごしてきているという事は、今後も多様性を持って認め合っていく事が大切という事をそのテレビから学ぶ事が出来ました。

 

新年最初の塾という事で塾長からお屠蘇を頂きました。皆さんはご存知かわかりませんが、お屠蘇を頂く時には、「一つの盃で順次年長の方に盃を進める定めがあり、盃と供に若者の活発な生気を飲み盗ってこの一年を健康に過ごせますように」という事で祈願をするそうです。

また、お正月に地元に帰った人からのお土産がたくさんありました。塾頭からはゲンゲと二ギス(キスに似ていることからその名前が付いたそうです)の干物、若林君からは日光ろばたづけ、小松崎君からはデザートに干しイモのお土産がありました。そして、今回作ったメニューは豚肉と白菜のミルフィーユ鍋からの〆にうどんを入れてたべました。そして今回は塾生の西田先生が実家の保育園に戻るという事で最後の塾でした。そこで西田先生の好物であるポテトフライを様々な店からいろんなタイプのものを買ってきて豪華な食事となりました。そして西田先生のためにエールを込めてケーキを買ってそれもデザートに食べました。

 

他の臥竜塾生の中にも実家が保育園をしている人がいるのでいつかは実家に戻ってしまい寂しい気もしますが、いつも塾長がおっしゃっているように、「地方に仲間ができたと思えば、次に会うのが楽しみになる」ということですね。(報告者 柿崎)

今回の食事

今回の食事

西田先生の大好物のポテトフライ

西田先生の大好物のポテトフライ

エールを込めたケーキ

エールを込めたケーキ

お屠蘇

お屠蘇

一生懸命

新年明けましておめでとうございます!
 今年で保育士10年目を迎えることになります。そんな節目の年に個人的ではありますが、子どもが生まれます。10年目に子どもが生まれることを考えたときになにか自分の中で変わらなければいけない年だと思っています。臥竜塾生のブログや講座をすることで今まで以上に臥竜塾という存在の大きさ、責任、やりがいを感じていますが、まだまだ「一生懸命」という言葉が自分に足りないではと感じます。一生懸命やっていないというわけではありませんが、まだまだやらなくてはいけないことがたくさんあると感じているのです。10年目にして「一生懸命」という今更な言葉ですが、保育も「一生懸命」、子育ても「一生懸命」にすることで自分を変えられるのではないかと思います。これからも変わらず塾生一丸となって日々精進していきたいと思います!
 今年もどうぞよろしくお願い致します!
(本多 悠里)

感謝の一年の始まり〜本当に皆様のお陰です〜

明けましておめでとうございます。

昨年も本当に多くの方々に支えられ、感謝の一年でした。

新たな年を、こうして臥竜塾生として迎えられること。藤森先生に、塾頭に、塾生に、そして家族に感謝します。

今年も自分の持てる力を出し切って、知恵も出し切って、人の役に立ちたいと思います。

今年は一層楽しい年になります。

藤森先生が仰った〝魅力〟を追求し、臥竜塾を、新宿せいが保育園を、そして、携われる全てのことを、

明るく楽しく盛り上げていきたいと思います。

本年もどうぞよろしくお願い致します。

(報告者 加藤恭平)