聞く力

9月25日の塾報告をさせてもらいます。

まずは食事の準備です。

久しぶりに塾長が包丁を握るとさすがの包丁さばき…

キャベツがあれよあれよと切れていきます。

そしてできあがったのがこちらです。

キャベツの千切りです。お腹の調子を整える為です。

後ろにちらりと見えているのがメインディッシュの

麻婆茄子丼とスープです。
本日の給食が麻婆豆腐だったことはここだけのお話です。
そしてこれもお腹の調子を整えてくれます。
中華のデザートと言ったらこれですね。はい美味しかったです。

美味しく頂きました!

そして話はどんな方向に行くかと思っていましたら、我々新宿せいが子ども園は先日北海道へ研修旅行へ行ってまいりましたので行っていない塾生に少しその報告をすることから始まります。ただその内容が深く非常に興味深いものでした。

見学先のこども園さんには非常にお世話になり、充実した研修になりましたことをこの場所をお借りして御礼申し上げます。

さてでんなお話かと言いますと、北海道のある職員の方が多数決が好きではないという主張があり、それに対する塾長の考え方をみんなで聞きました。

それは、例えば子どもを連れて行くなら山と海だったらどちらがいい?という多数決を取るとすると山が多ければ、じゃ山だねとなりますが、そうではなくて、海が良いと言った人には何が良いのかを聞いて、例えば、「子どもにとって水と触れ合うことが大切かと思って」と言ったら、「じゃ山には湖があるよ」というのが理想である。大多数の圧力や権力でやるべきではない。

しかし問題は多数決が嫌いだと主張した方の年代の問題は「話す力、聞く力」である。その時代(おそらく20代くらいでしょうか)は「話す力の教育を受けている」その成果がプレゼンテーションの能力や、ディベートの能力へと繋がってるいくが聞く力がなくなってしまうということ。人の話を聞けなくなって行く傾向にあるのではないか。

そもそも「聞く」というのは耳で聞くのではなくて「人の意見を取り入れて膨らますこと」である。今の若い子というのは様々な場面で自分の意見をしっかりと言うが、言い終わってしまったら他の意見を無視してしまうことが多いのではないかということ。それは社会に出たら一番問題なことになってしまうことで、聞く力が育っていないことになる。

そこでなぜかということへと移っていきます。

塾長はディベートが嫌いというお話を受けました。例をわかりやすくお話してくださいました。

子どもに好きなクレヨンを一本づつ持って来なさい、それを隣の人と交換しなさい。そしたら今手のひらにクレヨンはいくつあるか…。一本ですね。

では頭の中に秋になったことを一つ思い浮かべなさい、隣の人と交換しなさい。そうすると頭の中には色がいくつある?… 2つありますね。

この考え方が「話し合い」となる。

反対にディベートというのは相手のクレヨンを折ろうとすることになる。それはおかしいではないかということ。教育が自分のことだけを主張して偉いということを教わってしまっていることに原因を感じている。そうすると自分の意見が深まらないのではないか。

なるほどです。特に保育士や園長という立場であれば人の意見を聞かなければない立場にありますからより、「話し合い」ということが大事になりますね。

さらに塾長はこんなことを注意したそうです。

今20代くらいの年代では「多様性」がすごく言われていのではないか。あなたの考えいいね、あなたの考えもいいね、君にの考えもいいね、みんないいねというのを教わっているが、これからの時代はそれはダメと言われている。

というのは、園でそれをしていたら、決めなくてはいけないことが決まらなくなってしまう。多様性を認めるというのを学校でやりすぎているが、それは学校だからいいけども、世の中に出たら、どれか一つにしていかなくてはならないのではないか。その時に、「最適解」お互いが合意できるような最適な解を見つけて行かなくてはならない。それを決めていくには矛盾が生じたり、我慢をしなければならないことも生じるが、それを社会のために我慢できるのは人間だけである。それは相手に共感できるからである。それをするためには、白目を見ることで共感力が伝わると言われている。最近はSNSが普及して言葉の内容は伝わるが共感は伝わらないと言われている。

今を生きるために必要なことがここに詰まっているような気がします。

さらに塾長はこんなこと言っています。

人のことを参考にしたり、人の意見を聞くと自分が下になった気になるとこがあるかもしれないがそれは逆で自分がもっとしっかりしたものを持ってるからこそ人の意見が聞けるし、反論もしなくなるのではないか。

人と関わる上で非常に大切なことを学んだ気がします。そして「最適解」という言葉が出てきましたが今私自身がこの最適解というのを意識していたのでタイムリーな言葉に感動しています。「聞く力」、そして「話し合い」の本当の意味というのを理解しながら前に進みたいなと感じる次第です。

文章ばかりですいません。他にもお話は多くありましたが私はここの部分が非常に記憶に残っています。

報告者 本多

塾長のアイデア

9月17日の臥竜塾の報告です。

 今回の話題は、塾長が昔、小学校で絵画指導をした時に、子ども達が描いた絵からストーリーを作り子ども達が楽しんでいた。また、「絵を描きたくない、描けない」と言う子に対しても無理に書かせるのではなく、絵を描いて楽しんでいたり、盛り上がっているお友達の姿を見ることで少しずつ描くようになってきたとのこと。こういった提案は塾長自身いっぱい湧いてくるのにできないから「直接子ども達と接している先生達はいいなぁ」ということでしたした(笑) また、「そういったいろんな提案やアイデアを保育士さんに伝えると、やらせているみたいだしなぁ・・・」と複雑な表情をされていました。

また、小学校の教員をしていた時には、塾長が大きなチューリップを教室に貼り、クラスの子ども達に蝶々を切ってもらい、天井まで貼り付けたそうです。それを授業参観の時に保護者に「これが今の子ども達のハサミの上手さです」と伝えたこともあったということでした。

他にもたくさん教員時代のお話をしてくれましたが、どのお話も子ども達や塾長が楽しんで過ごしているお話でした。

塾長が過去に病気で入院していた時に、もし「余命あと何日です」と医者から告げられたときには、「最後は園長ではなく、教員として子ども達と楽しく関わって終わりたい」ということを塾長の奥様に伝えてことがあったと話されていました。

どんな仕事をしていようとも日々色々なことを楽しく、楽しみながら生活していくことが大切なのだなぁと感じました。

二つ目の話題は、翌日が臥竜塾セミナーだったこともあり、担当の西村先生から当日の流れの説明がありました。

セミナーの流れは先ず、①参加者に「園における『一人一人』とは?」 「『手をかけてあげる』とはどういうことか?」 「『自立』とは?」 「『生きる力』とは?」というワークシートやってもらう。②いつもの4グループにそれぞれ分かれてもらい、そのグループごとにワークシートで書いてもらったテーマを一つ議題として話し合ってもらいました。数十分話し合ってもらい内容を発表してもらう。③テーマの「自立」と「生きる力」について西村先生から発表という流れの確認をしました。

今回の塾ご飯は、青椒肉絲丼、キノコと小松菜のナムル、たっぷり玉ねぎのたまごスープを作りました!

キノコ類には血液の流れを良くする効果、ピーマンなどの緑黄色野菜は動脈硬化予防、玉ねぎなどのネギ類は血液サラサラにする代表的な食材。ということで、今回のご飯は血液サラサラメニューを作りました。横に写っている瓶は、横田先生の叔父さんである宮崎県の久松先生から頂いた焼酎で、度数は37%と高めですが香りが良くとても美味しかったです。

食後は、塾頭からの名古屋土産でおせんべいと、えびパイを頂きました。   

(報告者 柿崎)

大正の「アクティブラーニング」

9月11日の塾報告を行います!

本日は少し遅れての参加となり、塾長のご自宅に着いた頃には、ほとんどの塾生が食事を終え、映像を見ていました。映像の内容は一度置いておいて・・・食事のメニュー紹介から!!

今日は職員会議と塾が重なっていたので、手軽にできる丼モノにしました。

こちらです・・・

余談ですが、私はサーモンが大の苦手でして・・・。

富山出身なので鱒寿司は大好きなのですが・・・どうも東京のサーモンは・・・。

ですので、本多先生に食べていただきました。ありがとうございます。

あとは即席のお味噌汁です。

さて私が到着した時にはNHKスペシャルで大正新教育運動について見ていました。

中でも塾長が塾生達に見せたかったのは「及川平治」についてかと思います。

彼について詳しくは・・・

さすがですね!同じ名前だけに、しっかりとブログを書かれています。

そんな及川平治氏は当時から「アクティブラーニング」を実践していた先生です。

「アクティブラーニング」おそらく教育関係者ならば一度は耳にしたことがある言葉でしょう。こちらも塾長のブログから(笑)

映像で流れていた及川平治氏の授業方法を紹介させていただきます。

テーマは「熱の伝導」についてです。

及川氏はまず初めてに子ども達に言ったことは

「今からさつまいもを煮て、みんなにご馳走しよう!」

と言い、準備に取り掛かりました。

まず、大きな鍋に水を入れて、カマドに火をつけました。

やがて温度が上がり水が沸騰し始めると、部屋中に湯気がたまってきたときに、及川氏が児童に

「窓を開けて見なさい」

そうした現象から、冷たい空気は暖かい空気のところに入り込む性質があるのを知り、

この現象が、風が起きる性質となります。

そして沸騰したお湯の中に芋を入れて、煮ていきますが、

やがて芋に火が通ったら、かまどの火を消さなければいけません。

また及川氏が児童に

「かまどに蓋をしてみなさい」

児童がカマドに蓋をして、しばらく時間が経過してから蓋をあけると・・・。

火が消えていました。この現象に児童たちは驚きと同時に、

燃焼の原理を知ることになります。

そして、いよいよ芋が煮えて出来上がり上がりました!

「なぜ芋が煮えたのかな?」また児童たちに尋ねました。

沸騰した水から熱が伝わり・・・

その水は火から鍋を通して伝わり・・・

鉄の鍋は火の熱を伝えやすい!!

こうして芋煮から「熱の伝導」を体験から児童たちに教えたのです。

まさに私たち、見守る保育で大切にしていることの一つです。

及川氏はこう言っています。

子ども達の主体性を大切にしている我々と全く同じ視点ですね。

また及川氏は「八大教育運動」という講演会で「教師観の転換」を唱えています。

当時、この教育手法を「動的教育論」と提唱していますが、これを強く主張しています。

この番組を進めるパネリストの人たちのコメントもなかなか面白く、その中でも

「新教育運動の理念は理解できるが、どこまで子どもの主体性?」という疑問が上がっていました。

それに対して明確な答えは出ませんでしたが

「子ども達の水場を用意するのが先生の役割かもしれませんね」

なかなか考えさせられるエンディングでした・・・。

塾長が講演などで言われる「新しい子ども観」

まさに八大教育運動で及川平治が主張したのと同じ視点のような気がします。

かつて、日本の教師達も及川平治のような考え方を目指していたものが、

いつしか変わってしまったことに、映像を見ながら個人的に感じました。

最近の塾長の講演は「これからの保育」という演題が多いです。

AI(人工知能)をはじめとする、科学技術が私たちの想像を超えるほどのスピードで進化していく中で、

どう生き延びていくか?本当にそれが重要な気がしてなりません。

私の二人の息子が社会に出るのは約20年後です。

どんな時代になっても逞しく、生きて欲しいと強く願っています。

(報告者 山下祐)

三者三様

最近は暑さも和らぎ鈴虫の羽音が耳に心地よく響き渡るようになりましたね。

9/4の塾報告です!

今日は特別ゲストとしてせいがの森こども園の園長先生である筒井先生をお迎えして10名での塾になりました。

メニューは九州出張のお土産の鶏飯とシンガポール出張のお土産のチリクラブ風の焼きそばです!

盛り付けられた鶏飯

鶏飯は優しい味わいが、焼きそばはピリッとうま辛な味わいがたまりませんね。

暑い夏に辛いものを食べてみっしりと汗をかくのも楽しみ方のひとつです。

さて食事も一段落しいざ出張報告へ!

一番手はなんと私です。

今回がはじめての泊まりがけの出張ということで右も左もわからないままあっという間に時が過ぎてしまったという感覚でしたが、なんとか少ないながらも写真を撮り塾生の方々に報告をすることができました。

あとになって、あれも言えばよかった、あんな面白いこともあった、など思い出しては後悔するばかりです。次に繋げなくては!

次に森口先生の報告でしたが一泊二日で観光をする時間もなかったということで、鋼のメンタルで福山雅治風に講演を終えたことなどをさらさらさらっと報告していただきました。

携帯の画像で出張報告をしてくれました

最後は横田先生です。

私と同じ日数の出張であったにも関わらず私の5倍はあろうかという数の写真を撮りためていたようで細かく分かりやすく報告をしてくださいました。

写真を撮るという習慣が身に付いているのといないのではこうも違うのかと己の未熟さにただ呆れるばかりですがそこは伸び代として前向きにいきたいと思います!

そのなかで面白かった話のひとつがAIの発達による保育の変化です。

機械が発達し、人の表情や感情を機械が読み取ることが出来るようになってきているなかで、共感力や協調性がない人よりもAIのほうが保育を上手にやりとげるのではないのかということでした。

「あれとってよ」熟年夫婦でなぜか会話が成立するシーンとして思い起こされる言葉ですがもしかしたらAIにもこれができてしまう日が来るのでしょうか。恐ろしいですね。

男は背中で語る

最後にシロクマのアイスを食べながら西村先生の塾セミナーの打ち合わせをしました。

着実にレベルアップしていく先輩方の発表をただ眺めることしかできない己の無力さが悔しいですね。いつか力になれる日が来るのならば全力で取り組みたいと思います。

次回のセミナーを是非お楽しみにお待ちください!

シロクマ奪い合いの乱
秋の夜長に真剣な打ち合わせが続きます…

報告者 髙橋健一郎

シンガポール報告

報告が大変遅くなり申し訳ありません。

8月6日の塾報告をさせていただきます。まずは今回のメニューの紹介からします。夏の定番、ゴーヤチャンプルー、わかめと豆腐の味噌汁でした。それと、中国出張でのお土産でジャーキーを塾頭から頂きました。ありがとうございました。ジャーキーにはやっぱりビール!この組み合わせが最高!!夏の暑さもあり、ビールがとてもおいしく感じました。

みんなで手分けして調理します!
ドライアイスで遊ぶ西村先生

また今回の塾では大阪から外部臥竜塾生の邨橋先生も参加してくださいました!

食事をとりながら「西村先生、ゴーヤチャンプルーにあいますね」「どういうことやっ!」「いやー、美味しいね」なんて話をしながら食べていると、塾頭からすかさず、「どれくらいゴーヤチャンプルーうまい?」と質問。皆さんならどう答えます?毎回、塾でおいしいごはんを食べると、「これはうまい!」なんて話をするのですが、するとこの質問がとんできます。過去には「新幹線くらい!」や「東京タワーくらい」などなど、本多先生がいつも質問され答えるのでが、今回はあいにくの欠席。初めて自分に振られました。「うーん、BIG BOXくらい!」と返答。中笑いでしたOrz。

そして話題はSNSの話へ。最近、煽り運転のニュースをよく耳にします。どうしてこういったことをSNSにアップするのでしょうか。情報を得られるツールとしてはとても便利なものですが、その使い方に問題があるように思えます。塾長も「こういった問題のために、これからは情報リテラシーが大切」と話してくださいました。利用者の人間性が問われる問題ですね。そのまま、“ものの見え方”について話題がシフト。保育の現場でもこういった問題はたくさんありますよね。加藤先生は「例えば、子ども達が室内を走っていて、それを止めようと腕をつかんでしまったら、それはきっとその場面だけを見ていた人からはとてつもなく強い力で腕を引っ張っているように見えるね」。邨橋先生も「保護者やとくに女性の方と2人で話す機会があったときには、とくに気を使っている」と話してくださいました。自分はそんなつもりはなくても第三者からみたら違うとらえ方をされてしまうこともある。本当に気を付けていかないといけないですね。自分も1年目の時に、園で、園長先生に女性の来客があり「外の音がひびいてはダメかな」と思い会議室の扉を閉めて、先生とお客さんの密室の空間を作ったことがあります。その時に西村先生から「絶対にないんだけれども、特に女性の来客の時は扉はあけて誤解が生じないようにした方がいい」と教えてもらったことがあります。そんなことを思い出しながら話を聞きました。

そして、こういった問題が生じないために、邨橋先生は「違う見方でとらえられないように、保護者であったり、他者との信頼関係が大切だね。どうコミュニケーションをとって関係を作っていくかが重要だよね」と話をして下さいました。

そんな話をしながら食事を終え、塾は後半へ。

お皿などを片付けて部屋に戻ると、電気が消え、「ハッピーバースデー トゥー ユー♪」と歌とケーキが登場。西村先生の誕生日でした!!西村先生、おめでとうございます!

ケーキと笑顔が素敵な邨橋先生。

なんとケーキのろうそくを、こぶしの風圧で消していましたw。

ケーキはサーティワンのアイスケーキ。おいしくいただきました。

ケーキをいただきながら、話は塾頭からのシンガポール報告へと移っていきました。

7月17日から25日までシンガポールへ塾長と助手として塾頭がいかれました。シンガポールに104園ある大きな法人?であるmy first skoolが開催する年に一度のフェスティバル(展示会のようなイベント)に行かれたそうです。これは3日間あり、それぞれの園が一つのブースを出し、園の活動を報告したり、展示したりするようなものでした。塾長もこのフェスティバル内で講演をされたそうです。写真を見ながら塾頭からの報告を聞きましたが、とてつもなく大きな規模間のイベントでした。新聞記者であったり、なんと内閣府大臣も来られていたそうです。すごいイベントであることが伝わります。

シンガポール報告をする塾頭

内閣府大臣さんも塾長の講演を聞かれていたそうで、「聞けてよかった」と話されていたそうです。こんなにシンガポール内ですごいmy first skoolが「見守る保育」を取り入れていること、本当に世界に広まっていきますね。

そして今回のイベントの主役は調理さんらしく、保育園内の調理、食事の面をもっとピックアップしていこうということで、調理の先生が表彰されていたり、ブースでも調理体験ができるところあったりしていました。もちろん、MIMAMORU(見守る)を発表しているところもありました。

調理体験をしている様子

塾頭が多数あるMIMAMORUのブースを見ながら「成長展みたい」とおっしゃっていました。これまで、どんなことを考え、ゾーンを作っているのか。どんな風に見守るを取り入れているか、どんな風に空間をデザインしているかなどなど。

あるブースではピーステーブルでおいているものを展示してるところがあったそうです。こんな物を置いているんですと話があったそうですが、塾長から「そもそもピーステーブルはお互いの気持ちを話合う場所。あんまり物を置きすぎるとそっちに気がいってしまってちゃんとコミュニケーションをとるってところに行きにくいかもね。リッラクスのゾーンに置くのはいいけどね」と言われていました。ブースを回りながら、話を聞いたり、質疑応答を受けたりしたそうですが、その内容がちゃんと勉強している内容ですごいなと塾頭は感じたそうです。

ピーステーブルに置いている物

いつの日かギビングツリーでもシンガポールのようなフェスティバルが開催できると面白そうですね。

最後に塾頭が入国(シンガポールへ)する時の話をしてくださいました。入国手続きを終え、やっと着いたねなど安心していると、突然「へいっ」、「へい!!」と警察の人に声をかけられたそうです。そしてカバンを開けろと言われ、中を確認されたそうです。なんでも、薬物や違法なものを持ち込んでいないか無差別に確認しているそうで、しかし外国の方に急に声を掛けられる、ドキッとなってしますね。そしてシンガポール報告を終え、今回の塾は終わりました。

シンガポールの話を聞くと、素直にすごいなと感じ、自分ももっと勉強しなきゃと刺激になります。負けていられないです。

報告者 横田 龍樹

マメにコツコツ3

この度の出張先は島根県
手前に見える
赤褐色の瓦は、
日本三大瓦の一つ
「石州瓦」

島根県江津市にあります、有福温泉で一泊されました。

2日目はうさぎ山こども園にて2時間の保護者講演。

講演後、保護者から「(私が)英語が話せなくて困っている。子どもたちに英語を教えてほしい」という質問があったそうで、あなたが困っているのならあなたがやるべきでは、という返答をされたという塾長。海外での講演が多い塾長ならではの、これから、どんな言語を話せるかではなく、何を話せるか、という時代になるという教えに満ちた返答のように感じられます。

昼食はなんとも豪勢な
天丼
午後は別会場へ

島根県見守る保育研究会にて、リーダー対象の研修会が行われました。

講演の内容は昨今のハリスの話題を中心に展開されていきました。

夜は、石見神楽を見学

物凄い迫力ですね。

そして最終日は島根のGT園を対象とした講演会。5時間半もの講演が行われました。

「今後の保育の歩む方向」と題された田崎先生のメモから、その日の内容を伺い知ることができるかのようです。

  • 無藤先生のFasebook
  • 要領、指針、改定(元年)
  • ガイドライン 世田谷
  • 御茶ノ水
  • サピエンス前史
  • AI時代に向けて
  • EQ Creativity/Social skill
  • 脳機能
  • シナプスの刈り込み 選択
  • 愛着
  • 応答性
  • 集団社会化理論
  • ヒトという環境
  • リーダー論
  • オープン保育

これだけの内容を5時間半、淀みなく話される塾長。そしてその要点を簡潔に捉える能力を着実に磨かれている田崎先生。塾長の側でコツコツと積み上げているものが花開く時が必ずくることを感じずにはいられません。

塾長の教えに触れることのできる機会を大切に、日々の保育を鑑みていきたいと思います。

(報告者 加藤恭平)

マメにコツコ2

自由遊びの大切さについて、先生は話をして下さいました。

ブログ『臥竜塾』2019年6月17日『反社会的ライフスタイル』の中で「この研究では双子を被験者とする発達遺伝学の方法論を導人し、思春期の子どもたちの反社会的仲間集団への帰属における遺伝的関与を測定したのです。このような仲間集団への帰属に関しては遺伝子が大きく関与していましたが、親の子育て習慣の影響は確認できなかったのです。親の姿勢、それが双子に共通するものであっても、それぞれに異なるものであっても、双子の仲間への帰属意識および反社会的行動への傾倒を説明するには至らなかったそうです。」こう書かれています。最新の研究が示すように、仲間集団、子ども集団が子どもたちの人格形成においてとても特別な役割を果たしています。子どもたちはその集団間に生まれる様々な事柄を自由遊びの中で十分に経験します。例えば提案をしたり、時に我慢をしたり、配慮をしたり、思いやったり、とするような、他者と関わる力、社会適応能力などの力を子どもたちは自由遊びの中で自然磨いていくことになります。

その自由遊びが昨今少なくなってきてしまっている問題があります。それは、親がその時間を奪って習い事をさせたり、塾へ行かせたりとしている現状があるからでしょう。しかしながら、某付属大学小学校の受験選抜方法を見てみても、ペーパーによるテストはなく、『行動観察』という、「ゲームなどで遊ぶ様子」を見るというものがあり、認知的な部分というよりも、ソーシャルスキルや高度なクリエイティビティをどれだけ携えているかを見るような項目が目につきます。受験に合格する為に自由遊びをしようというわけではありませんが、自由遊びを重ねた子どもたちを必要としているような内容になっている点がとても興味深く思えてくるところです。

ゾーンという環境、子どもたちが自分たちでゾーンを設定し遊んでいるあの時間を改めて大切に思うと同時に、今の子どもたちが抱えざるを得ない社会環境の中でもとても柔軟に生きているということを知る思いがしました。

食事も済み、片付けへ。マメにお皿を洗ってくれている高橋先生の、今日は誕生日のお祝いです。

ハッピバースデー
マーメー♪
フー♪
ありがとうございまーす
「豆 おめでとう」

マメな高橋先生へ、激励のメッセージですね。

Casaneoという、ミルクレープ発祥のお店を塾頭がチョイス。

何段にも重ね合わせたからこその食感と、生地とクリームの取り合わせが最高の一品でした。

食べながら
本日のラストへ

最後は田崎先生の出張報告です。

(報告 加藤)

マメにコツコツ

梅雨の晴れ間の臥竜塾。先ずは夕ご飯作りです。

マメな高橋先生。丁寧に野菜を切っていきます。
左利きです
ニラの準備は川邊先生。
丁寧に水洗い。

下ごしらえにも性格が出ますね。

そんな川邊先生から今日のメインの紹介
塾長が出張先で買ってきて下さいました
いつも本当に有難うございます

塾長がいただいてくるお土産を食べられるのは塾の醍醐味の一つですね。

もう一品。先程の野菜と肉を炒め合わせて、
レバニラ
そして、
ネギたっぷりの中華風スープ
田崎先生が入れすぎたかに見えたゴマ油の分量が絶妙な仕上がりに

味付けの妙を理屈よりも背中で示す田崎先生ですね。

料理と同時並行で行われる調理器具の片付け

中華鍋を油で熱して錆を予防。大切な調理器具の手入れを川邊先生、マスターされています。

そして完成
森口先生用

野菜嫌いな森口先生の為に森口先生プレートを考案。それを見た塾長から、
「こういうのなら食べられるんじゃない?」と野菜の増量が提案されました。果たして。

「これこれこの味。島根はこの味。」と森口先生。

島根県民のソウルフード赤てんに舌鼓を打ちながら、自然に野菜たっぷりレバニラへと箸を伸ばし、何とも自然に野菜を食べ始める森口先生。本人に聞くと、「こういうのなら大丈夫」とのことで、流石塾長。

最近のブームはスープに柚子胡椒

田崎先生のご実家では定番の食べ方とのことで、柚子胡椒大臣西村先生からも先日太鼓判が押されました。皆で食べると、食の楽しみ方も広がります。
食べながら、塾長から保育のお話をいただきました。
(報告 加藤)

的屋のような塾!!


遅くなりました。5月27日塾報告をします。今日は先生の自宅ではなく、ギビングツリーの事務所での塾となりました。

今日の塾のメニューは、焼きそば、お好み焼きです。ホットプレートを敷き、作っていきます。私自身も事務所での塾は初めてで、以前研修の時にこの部屋でお世話になったことを思い出します。ホットプレートを準備して作り始めます。



焼き具合を見る園長先生!

毎回塾の時は思うのですが、大人数時の仕込みが大変だと感じます。一番感じるのは、先生方がこの人数だったらの食材の量をいつも感覚で買われている姿。

経験というか分かってしまう所が凄いなとも思う今日この頃です。私だったら余らせり、逆に足りなかったりしてしまうのが目に見えます。

長崎みかんのジュース!!濃縮!二人の先生の地元!

それはそうと、先生たちが、お好み焼き班、焼きそば班に分かれて下拵えをしていきます。キャベツを切ったり、他の先生たちは違う役割を担ったりと、そんなときにふと流れてきた音楽番組。令和になった今日、あまり実感が沸かない今日この頃ですが、メディアは振り返っていきます。

尾崎豊の曲が流れ、懐かしむ先生方!

昭和音楽が流れると、懐かしいと同調する先生達、塾生みな年代が違うことから、流れてくる音楽に、懐かしさを感じながら塾は進んでいきます。ホットプレートの温度は高まり、さぁお好み焼きへ、西村先生が慣れた手つきでお好み焼きを焼いていきます。的屋のお兄さんみたいですね。

的屋のお兄ちゃん!よく祭りにいますね!

焼き終えれば、田崎先生、高橋先生コンビネーション腕がなります

真剣なまなざしで肉と格闘する高橋先生!

二人の阿吽の呼吸もありながら。焼きそばを量産していきます。そんな時ふとした音楽が流れると、私と本田先生は同い年で、流れてくる映像に懐かしさを感じながら、あの時代はアーティストはこうだったよねと話しに花を咲かせます。

おしゃれな本多先生!

高橋先生も若いのに分かっている様子(笑)。時代の流れはすごいなと感じた瞬間でした。

焼きを見守る園長先生!

昭和のプレビューが流れたとき、村下孝蔵の初恋ながれました。この曲は、僕が小学生の頃父親の車のなかでよく聞いてた曲でもあります。ここで、園長先生に質問というか、先生の時代ですよねと問いかけると、園長はもっとその前だということだと知って、どの時代の音楽を聞いてこられたのだろうなのだろうと思わされる一面も、そうこうしているうちに、焼きそばも出来上がりました。

田崎先生、高橋先生のコンビがすごかった。室内ですが、バーベキューしているような臨場感もあり、味も最高でした。

一息つき森口先生のセミナーのプレをみんなで共有。いいひと時となりました!

報告者 川邉

人体Ⅱ

6月19日の塾報告をしたいと思います。

メニューです。

豚肉ともやしの炒め物
西村氏が大分に行ったお土産を上の豚に添えて…うまい!
あかてんという島根の名物?を島根の安江さんからいただきました!
本当に美味しかったです!ありがとうございます!
お味噌汁
デザートは珍しい実のジャム!!
これなんだと思いますか!?…
正解は!!!

コーヒーの実でした!!
肝心なところが写っていません!!笑

美味しゅう頂きました。

本日は久しぶりに全員集合でございます。少し遅れて来てくれた森口氏が一言。
「男臭い」

でしょうね。
食事が進み、味噌汁の話題になると田崎氏から一言。

「柚子胡椒は味噌汁に入れると美味しいんですよ。」

西村氏「それはない。」  (バッサリ)

田崎氏「田崎家の伝統ですよ。」

西村氏「味噌に柚子胡椒はあかんて」(実際に入れて食べてみる。)「アリやな。」

田崎氏(ドヤ顔)

本日は私が来週に臥竜塾セミナーの『習熟度別保育のススメ』の発表を控えているためまだ完成ではありませんが、塾長を含め、塾生の皆様に見てもらいました。

▶︎▶︎早送り

塾長「いいんじゃない」

とプレ発表を終えてからの塾長の一言です。

この言葉、塾生からしてみたら、かなり嬉しいお言葉です。まだまだ個人的には詰めなくてはならないとこはたくさんあり、こんな風に話せればいいなと妄想はしているもののよく発表を終えてからあー、あそこ話せなかったな…となることがあります。ですのでそうないように努力したいと思っています。
今回の習熟度別保育のススメに関しては先々週に塾長から塾生みんなでレクチャーを受けています。その内容を21世紀型保育のススメに添いつつ、現在も進化し続ける塾長の考えも交えながら発表するために塾生全員で聞きます。私個人的に思うところはそのレクチャーが非常に面白く、素直に疑問に思ったこと、感じたことをその場で言い合えることです。その会話からセミナーに活かせるような内容が生まれたりもします。我々塾生が目標としているのは全員がしっかりとセミナーの内容を把握し、誰もがそのセミナーを発表できるようにすることです。
では頑張りたいと思います。

そしてその後、塾長から…「今一時保育で、双子の一卵性双生児を預かってるじゃない?遺伝子では同じなのに少し二人の性格が違うのは不思議だよね。」
という言葉から、NHKのこんな番組を見ました。
https://www.nhk.or.jp/kenko/jintai/
これを見ましたが非常に面白かったです!!
まずはDNAだけでその人の顔を表現できるところから始まります。もうその時点でワクワクします。
テーマは「遺伝子」
遺伝子=全DNAの2%遺伝子=設計図
98%がゴミと言われているそうです。ただ、その98%の中に宝が隠れているという内容です。
少し難しいので詳しくはこの番組、ご覧ください。
簡単に申し上げるとその98%のゴミと言われているDNAでも骨を作る、筋肉を作る、がんを抑制する、アルコールを分解する、アルツハイマー病を防ぐ、アレルギーを抑えるといった様々な能力が隠れているかもしれないということです。
ちょっとよくわからないですよね…。説明が下手ですいません。

あとひとつ驚いたのが、最新の研究では、人は全て誰もがおよそ70個の突然変異を生まれ持って来るそうです。お母さんとお父さんから受け継いだ遺伝子の他に70個もの突然変異は誰しもあるということです。だから親の持っていない能力がドンと花咲くことがあることに納得します。
最後に、「人類の最近の進化のほとんどはDNAの98%に生じた突然変異によってもたらされている」と言っています。
多種多様な人間がいるので環境の変化が起こっても誰かが生き残るという人類の奥深さを感じさせ、人類をより知りたくなる内容でした。
気になる方はぜひ上のURLから飛んでみてください。
ただこの続編があるようで、どんでん返しがある塾長から聞いています。これは見て見たい…。

報告者 本多