プレ塾セミナーの前

2月10日(水)の塾報告をさせていただきます。
最近は新型コロナウィルスの終息がまだまだのため緊急事態宣言も延びましたね。ですので我々塾生、本日もZOOMでの塾となります。

報告は本多だったのですが、諸事情によりZOOMに入る時間が数分遅れることがあります。そういう時に限って面白い話が展開されていることってよくありますよね〜。

さぁ、ZOOMにポチッと入ってみると何やら藤森先生が高橋氏に説明をしています…なんでしょう、途中から入った時のこの話なんだ?と頭を巡らせる感じ、嫌いじゃないです。途中の話からおおよそを予測していく感じですね。
でもわかりませんでした。

話が終わってから申し訳ないですがどんな質問したの?と尋ねてみました〜。

内容は

1歳児クラスの子どもで寝る時に特定の先生を選ぶ子がいてその先生でないと嫌だと手がつけられないくらい泣いてしまうこともある。その先生が違う子をトントンしていてもその先生のところまで行って違う子の布団で寝ることもあり、それはどうなのかと、そうならないためにうまく引き離して寝かせてたりもしていて、移行も始まり、その先生でないと嫌だとなると新しい先生も困るのではないかと考えて、引き離すことを割と高橋氏はしていた模様。ただその特定の先生が休みの時は普通にしているので僕の努力というか考えた行動は果たして必要なことなのか。やらなくていいことなのか、正しいことなのかというのを園長先生に聞きたくて。

ということでした。

そして先生の返答としては

求められたら答えるというのが見守る保育ではありますが、その逆のように求められてないのにやってしまったり、求めてるのに断ると子どもは必要以上に先生を求めるようになる。先生側が子どもに依存してしまったり、忙しくないのに抱っこしてあげないことがあったりということがあってはいけない。しっかり求められた時に答えてあげればちゃんと子どもは正しい愛着が結べる。ちゃんと正しく愛着が結べていればちゃんと理由がある時に断っている時はわかってくれるようになる。

と返答だったそうです。

この悩みというのは経験からもありますし、他園でも経験はあるのではないかと思うのですがどうですかね。特に持ち上がりでクラスを受け持つ時などに見られることがあるように思います。そんな時はやはり原点に立ち返るではないですが、その子と真摯に向き合い、関わりすぎてる…と不安になることもあるかもしれませんが、求められたら答える、離れて主体的にやっている時は見守ってあげるを繰り返すことで、時にしっかりとした理由があり、対応できない時に説明してみてどのくらい理解してくれているのかを探っていくことが大切なのだと改めて感じることができました。

こう言った保育の悩みって共有することで自分に置き換えて考えられるので私個人的には好きですね〜。
藤森先生、高橋氏ありがとうございました。

そして、その全員揃ってから今月の塾セミナーがありますので高橋氏によるプレが行わられました。内容には触れることはできませんが、高橋氏らしい!という発表でした。2年目にしてここまでできる高橋氏には驚きますし、自分に置き換えたら2年目なんてクッキングシートくらいペラペラだったなと思わされます。プレが終わったら全員から意見をもらい、ここから再構築していくのが我々のスタイルとなっています。こうご期待です。

お疲れさまでした。
報告者 本多悠里

Asobi 心

1月27日の報告です!遅れてしまいました・・・すみません。

相変わらずコロナ、コロナですね・・・。

ただ、そんな中でも少しづつ変えてきているところもあるそうです。

それは大学です。

それまでオンラインで授業を行っていたのを対面授業に戻している大学もあるとのことです。

オンライン授業の欠点はどこで授業を受けているのか分からないという点です。

画面と音声をオフにしてしまえば、どこで授業を受けているか分からないので、

極端な話し、自宅ではなく外出先でも授業を受けようと思えば出来てしまいます。

そうなってしまうと、授業を受ける事がただの作業になってしまい、

学ぶ時間ではなくなってしまいますし、何よりも学校に行くという本来の目的も薄れてしまう気がします。

さらにはデジタル教科書を進めているそうですが、これに関しては以前の塾でも議題に上がった事です。

塾長が言うには資料集など調べるためにタブレット使用するのは便利で、やはり教科書はペーパーがいいのでは?と言います。

確かに、皆さんも経験あると思いますが、パソコンで作業をしているときに言葉の意味などを調べようと思った時に、スマホを使って調べる時があるかと思います。

もちろんタブレット一台でその作業も可能かもしれませんが、そこまでしてタブレットの使い方を覚える事にメリットがあるのか?と思いました。

もちろん使用できるに越したことはありませんが、やはりどこか寂しさを感じるのは私だけでしょうか?

ここで塾長から小学校1年生のお孫さんのエピソードをいただきました。

あやとりをして遊ぼうとした時に、あやとりの本を買ってあげようか?と尋ねると、

「買うのはもったいない」と言い、タブレットであやとりの動画を見始めたそうです。

さらに、動画といっても様々な種類があります。その中から分かりやすい人が配信している動画を選択して見ながらあやとりをしていた、と言う話です。

確かにあやとりだけでなく、折り紙も本を見ながらできますが、時には大人でも分かりにくい時がありますが、動画だと確かに分かりやすいかもですね。

あと自分が学生の時がそうだったのですが、使い方をある程度理解してくると、授業を聞かずにネットで全く関係ないことをして調べたり、遊んだりしたのを思い出しました。

デジタル教科書が採用されるとそうした授業を聞かないという生徒が出てくるのではないでしょうか?

他にも学習の定着率など、デジタル教科書に移行することによってのメリット、デメリットをしっかり精査して欲しいと思います。

さて次の話題は「遊び心」です。

遊び心に関しては藤森先生の講演の中でも出てくるキーワードの一つです。

仕事に遊び心を持ちなさいと言われても、なかなか難しいですね・・・。

ただ遊べば良いわけでもないですし、人によっての遊び心の基準が違ってくると、職員同士の対立にも繋がってしまう恐れがあります。

数年前の環境セミナーで私が見学園紹介の発表をさせていただいた時に「遊び心」をテーマに発表させていただきました。

その時に藤森先生が

人は間(ま)があるから「人間(にんげん)」になることができ、その間が「遊び」である

と、言われました。深い言葉ですね・・・。

 皆さんも仕事をしていると感じると思いますが、四六時中気を張って仕事をしていると心身共に疲れてしまいます。時には終始気を張っていなければいけない時もあるので、その辺のバランスは難しいところですが、私たち保育という仕事は子ども達を相手にしている仕事です。そう思うと、保育者が常に気を張ってしまうと、知らず知らずのうちに顔も強ばり、笑顔を忘れてしまうのではないでしょうか?特に今の時代、マスクをしていると保育者の表情も読み取ることが難しいため、子ども達からすると先生の気持ちを汲み取ることが難しいと思います。

 「遊び心」というのは先生たちの気持ちの余裕から出てくるもので、自ら作ろう!と思ってできることではないと思います。特に新人や若手の先生は日々の仕事をこなすことで頭がいっぱいになり、なかなか気持ちの余裕を作ることが難しいのではないでしょうか?

 そんな時に重要なのが、ベテランの存在です。チーム全体、保育室全体の空気を良くするも、悪くするも、私はベテランの存在だと思います。そして、さらに言うと、保育園全体の雰囲気は園長の存在です。園長が職員を信じて見守れば自然と職員同士も見守ることもできると私は思います。

 だからと言って全てをトップのせいにするのも私は違うと思います。一人一人が当事者意識を持ち、問題解決に向き合う姿勢が大切で、そこにはベテランも若手も関係ないと思います。チームワークの悩みで若手とベテランとの間に溝ができてしまっているのは、それぞれが歩み寄ろうともせず、互いに人のせいにしている気がします。

 見守る保育において大切にしているのは子どもの発達に合わせた環境、関わり方が大切だとするならば、職員も同じです。自分の尺度で対応するのではなく、相手の尺度に合わせた接し方が大切ですし、それがコミュニケーションの第一歩です。私自身も時には自分の尺度で相手と接してしまう時があり反省します・・・。

 管理職やリーダが現場職員に「遊び心」を持たせたいと思うならば、まずは自分から実践する事が大切だと思います。

一生懸命な姿を見せると、きっと現場にも伝わる

藤森先生が塾の時に言われました。

まさにそれを体現しているのが塾長である藤森先生だと思います。(報告者 山下祐)

ZOOM 塾 1.13

緊急事態宣言中、いかがお過ごしでしょうか。今日は塾セミナーもあり、塾の開催が少し遅れました。森口先生お疲れさまでした。

座談会ではないですが、みなさんでたわいもない話で場を盛り上げる感じから始めました(笑)

みんな、色んな話を聞けて嬉しそうでした。普段話すことができない先生達からすると嬉しい限りです。Zoom塾の良さですね。

名司会者の森口先生

さて、みなさんが集まるまで、YouTubeの童謡こどもの歌コンクールの動画を見る事に。曲名は、犬のお巡りさん。

可愛いですねーそこで、昔の童謡は子どもの音域にあってるねーという話に。音楽といえばわらべ歌、乳幼児教育には不可欠ですよね、コミュニケーション力と社会性を養うこともできるし、『はないちもんめや、かごめかごめ』などルールを理解し、それを守り、友達や保育者等と共に遊ぶものも多いですよね。音楽から生まれる非認知能力はコミュニケーション能力、社会で生きていくために必要な力を身につけることにも繋がるのかなと思わされました。

ここで園長先生の話が、中国に藤森メソッドを広めるためには。見守る保育におけるおもちゃなどは、なにがいいのかという話に。基本的な発達が促せるものがいいのではないかという話になりました。色々話すなかでカタログに出てるものを精査しながら考えていこうという話になりました。

一番気を付けないといけないのは、食事の面ですねーとの話に。宗教の面が一番考慮する面なのかなと。

途中で、カリスマ祈祷師が参加されました。厳しい状況でも参加してもらう事に感謝ですね。画像のせたいところですが頑張ってる先生がいるというところでご容赦いただければとおもいます。普段なにをされているのかみんな興味津々でしたが、一日6時間は寝れるそうです(笑)

チーム保育同様で、容量を得ないと厳しい仕事だそうで日々研鑽されているとおもうと頭が下がります!

時事ネタを放り込みながら、おもしろい話をしていきます。修行を終えてまたもたもどってきてくれる事を首を長くしてまっています。

その後、コロナ話があり、大阪の邨橋先生の家族の方の話。一回コロナが出た園はまた再び出るという話が。

やはりわからないものですね。マスクー!してるのとしてないのでは、差があるようで・・・先生の園では、唾液用のPCR検査の抗原検査キットをかったらしいです。大阪では補助金がおりるようで、抜かりはありませんね!さすがです!

最後にSTAMのホームページができたということで、山下先生が紹介してくれました。このご時世ならではのMIMAMORU保育のアプローチの仕方、色んな先生方の話を聞けた今日に感謝です!

報告者 川辺

音色

なにか新しいことを始めるというのは、緊張とワクワクが織り混ざった複雑な気持ちになるわけですが、私がした最近の挑戦といえば、ピアノを始めてみたことでしょうか。私は普段子供の前ではバイオリンを使ってお集まりなどをしていますが、手札はいくらでもあっていいと新たに取り組んでみました。この年から始めると、始めのうちは両手が一緒に動いてしまうし、楽譜を読みながらは弾けないし、躓くことも多くあるのですが、やはり一曲弾けたときの達成感というのは心地いいものですよね。

1月20日の臥龍塾では新年の豊富を語り合いました。昨年はコロナ禍で緊急事態宣言がでたり、オリンピックが延期になったりと、きっと人生で一度しかしないであろう様々な経験をしました。その中で、どの職種、立場を持っている人でもやりたいことができない、という困難にたたされたのではないでしょうか。しかしそんな時こそ、その人の真価が問われるというもので、昨年より力を蓄えた人が2021年でのより高い飛躍を手にいれるのでしょう。

塾生の中では、あえて今、過去を振り返り、過去と比較して今をより良くしようとする方がいたり、今までの枠を越えた挑戦をしたいと気合いをいれる方がいたり、そう思えば、今年はあまり表には出ず、サポートに徹することで、周囲の成長を促したいと思う方がいたりと皆思いは三者三様でした。

最近、『自分が毎日変わるのだから、自分らしさだって毎日変わっていい』という言葉に出会い、なんだか背中を押されたような気持ちになりました。今自分はなにがやりたいのか、集団に属している自分はなにをすべきなのか、未来というのは過去の結果でしかありません。保育園やこども園も、乳児での保育が積み重なった結果として幼児保育が作られていくわけで、幼児クラスを焦って変えても、その土台がきちんとできていなければ、安定しないというものです。まずは足場をしっかりと固め、低い場所でたくさん力を蓄えて、高いところに挑戦するんですね。

もちろん時々高いところの怖さを忘れて、たまにぐらつくことはあるのでしょうが、そんな時こどもを支えてあげるのが我々の仕事です。チーム一丸となって、様々な困難を乗り越えていけたらと思います。2021年は、新宿せいがこども園にはどんな音色が響き渡るのでしょうか。

(報告者 髙橋)

新春 オンライン塾 

1月6日の塾報告を行います。

まずは、みなさん、明けましておめでとうございます。

昨年はどのような年だったでしょうか?コロナに振り回されながら、大変だったこともあったと思います。その中でも、今できることを考え、子供たちのために尽くしたそんなこともあったのではないでしょうか。また、オンライン飲み会など、インターネットを使った新しいスタイルも生まれましたね。

現在、東京では、1日に2400人もの感染者がでて、日々、その数は増していくばかりです。自分の地元、宮崎でもこれまでの感染者の数を更新していっています。正直、不安であったり、心配事や、やりたいこともできずストレスのかかる毎日であったりで下をむきがちですが、全国のみなさんたちと一緒に、今年もコロナに立ち向かいながら、また新しい形を創造したり、少しでも子供たちのためにつくしてしけたらと思っています。

今年もどうか、よろしくお願いいたします。

さて、そんな2021年最初の塾はオンラインで始まりました。振り返れば、オンライン塾もコロナのおかげではありませんが、コロナを契機に始まりました。

今回の塾では塾長を含め15名の先生方が参加されました。

21時から開始された塾ですが、ご家庭の都合で遅れて参加される先生もいらっしゃり、揃うまでコロナについての話をしました。最近ワクチンの開発が進んでいますが、ワクチンが開発されても感染者数は変わらないそうです。ワクチンは症状を軽くするのであって、重症者数は減少するみたいです。感染者数ではなく、重症者の数をこれからは比較していけばいいですね。ニュースの「本日の感染者数は〇〇です」と数だけに怯えないようにしたいですね。

また日本の保育では、マスクを!子供もに!みたいなこともありますが、ドイツではそんなことはないそうです。なんと、国が「保育中、園内では子供も、大人もマスクを一切してはいけない」とでているそうです。もちろん、園内では、ですので、園を出れば、マスクをして過ごしているみたいですが、国によっても対応が違いますね。

そんな話をしていると、参加者もそろい、次の話題に移りました。

1月13日に塾セミナーを予定しており、今回は「行事」についてがテーマで、森口先生が担当されます。塾では、そのプレ発表を行いました。ネタバレになってしまいますので、詳しい内容についてはここには記載できませんが少しだけ書きたいと思います。発表はとても分かりやすく、スッと自分の中に入ってくるような発表でした。見守る保育における行事をどう進めれば良いのか?そもそも行事が見守る保育の大原則(主体性を大切にする)と相反するものに見えるという話から始まりました。そこで、行事の目的の話、そもそも行事はなぜするか、行事においての重要な4つの柱についてなど、行事を改めて根本から考える、そんな発表だったように感じます。

そして番外編として、大人も行事を楽しむことも大切というところで発表が終わりました。

その話を終え、塾生、塾長らの質問や討議が始まりました。その中でも、特に心に残っているのは塾長が話してくださった、「なぜ、鼓笛隊や組体操といった伝統的な出し物といいますか、発表が残っているのか」という話でした。

ご存知の先生も多いとは思いますが、昔の教育要領は健康、社会、自然、言語、絵画制作、音楽リズムの6つであり、それが現在では健康、人間関係、環境、言語、表現の5つに変わっています。例えば、鼓笛隊を例にすると、音楽リズムという領域があり、そのために鼓笛隊がありました。しかし、現在では表現という領域にかわりました。表現する力を、鼓笛という手段で見せるのであればいいのですが、そうでないのであれば、見直す必要があります。よく、塾長が目的と手段の話をさせますが、まさにこれだと思います。伝統だからといって鼓笛隊をするのは、手段が先行していますね。「表現するため」という目的があり、そのための鼓笛隊であるべきですね。

行事を根本から考えるとても勉強になる時間でした。自分もいつか地元に戻った時に、伝統だからと言って、本当に大切にすべきものを見失わないようにしたいです。「手段と目的」というワード、とても重要ですね。

そして、塾も終盤になり、話は成人式の話へ。

1月12日は成人に日ですね。新成人の皆さん、おめでとうございます。

コロナ禍で成人式を中止しるところも多くありますが、新宿区では区長が成人式をやると断言しているそうです。その理由は、「新成人の皆さんは、予定を明けている。式を中止にしても、集まって会食をするかもしれない。今の若い人はコロナの怖さを知らない。では、式に参加してもらい、コロナの説明するいい機会である。会場をいくつかにわけ、密集しないようにする」とのことでした。コロナだからとやめるのは簡単ですが、今、できること、大切なことを考えて実行すること、すごいですね。保育の現場でも、コロナ対策を十分にしつつ、子供たちのために今できることを精一杯やっていきたいですね。

さて今回の塾はここで終わりました。

報告者 横田 龍樹

覚年2020

12月17日、毎年恒例の覚年の日を迎えました。

今年は忘年会もクリスマス会も自粛、ということで、今年はクリスマス会では恒例のプレゼント交換を行いました。

ルール

1、クジを引き、引いた相手に一年の思いを込めたメッセージを送る

2、送るプレゼントとそれを選んだ理由を添えて渡す

最初は川邊先生から森口先生へ。プレゼント:マッサージ機

「もちつき会、お疲れ様でした(森口先生はこの日、係の仕事をまっとうしました)。縁、人と人との繋がり、森口先生にはどんな縁があるのでしょうか。」

森口先生は川邊先生を引き当てていました。 プレゼント:充電器

「段々、自分のキャラを出してきて、素敵になってきたところで足元をすくわれないように気をつけてください。ちっち組(0歳児クラス)に入って(移行に伴いにこにこ組(2歳児クラス)から下りてきた期間がありました)いい感じだった、川邊先生も成長されていることを改めて感じます。川邊先生のキャラクター好きですよ。」

横田先生→本多先生 プレゼント:毛球とり機

「感謝しかないです。今年はすくすく組(一時保育)を担当し、わからないことだらけの中、本多先生はとても頼れる存在だった。また、すくすく組(一時保育)の受け入れが少ない時など、様々なクラスに入る機会があり、本多先生がその度に沢山のことを教えてくれる。子どもたちに片付けを促すことなどを相談したら、『ゲーム感覚でやってみたらどうか』。子どもたちに次の日やってみたら成功する、何も考えずにただただ真似をすることの大切さを改めて感じた。保護者対応のときはマスクしようね、など、細やかなことも指導してくれる。何より、わらす(3.4.5歳児クラス略称)に入ると「今日はありがとうね」と必ず声をかけてくれることがとても嬉しかった。」

本多先生→横田先生 プレゼント:エコバッグ

「僕も感謝しかない。その日のシフトを見て、少ないクラスを把握して自分で判断して来てくれる。園全体のことを考えて行動してる、ということは周りが見えてるということ。そして、素直に様々なことを吸収しようとしてる気持ちが伝わってくる。僕の知る限りのことを全て伝えたいです。」

加藤→塾頭山下先生 プレゼント:宝くじ

「我が家は山下家からお誘いがある時しか基本家から出ません。これからも誘って下さい。そして、地域との繋がりを自然に作りだす山下家という家族像に感動しています。プライベートだけでなく、仕事においても塾頭の心の広さ、寛容さに僕だけでなく皆がどれだけの恩恵を受けているか、計り知れません。これからもよろしくお願いします。」

塾頭山下先生→カーポラヴォーロシェフ鳥海氏 プレゼント:ペーパレスのコーヒードリッパー

「人参、ミキサーを使ってシェフのスープを真似て作ってみたが、味が全然違う、美味しくない、結局砂糖、コンソメを入れてはじめて食べられる味になるが、人参そのものが違うこと、素材の大切さ、有機栽培の大切さが身に染みてわかった。毎日は無理だけど、土日だけでもいいもの食べよう、毎日使うもの、味噌や麦茶など少し高くてもいいものを選ぶようになった。積み重ねが体にとっていいことで、それを他の人に伝えることでこの価値観が広がっていくのではないか。それは、農家も守ることにつながる。食品パッケージの裏面をを見るようにもなったし、牛乳一本を買うにも、それは贅沢ではなくて大事なこと、生きることの大事さを教えてもらった。」

鳥海氏→塾長藤森先生 プレゼント:農家さんの作った野菜

「お店のオープン当初から来てくださっていて、最初はお客様という間柄だった。その頃から話をさせたいとずっと言ってくれていた。本当に実現に向けて動いてくれて、それを本当に実現してくれたことが本当に嬉しかった。講演に向けて今までにない程に調べものをしたし、知識を得てプラスになった。機会をもらえて、勝手に勉強させてもらえてることの有り難さと、何よりも信用して、あなたなら大丈夫と信じてもらえたこと、縁をもらえたことが一番嬉しかった。信用、信頼、人情をこんな僕に向けてくれた。藤森さん(鳥海氏は普段は藤森先生のことを藤森さんと呼び、講演の際には藤森先生と呼ばれます)はどこへ行っても低姿勢で、人と人との接し方も勉強になった。子どもに対する思い、温かさ、も勉強になった。こうやって人と接したいと思ったし、この保育を日本の人たちみんなに広めたいと思った。携わって、協力していけたら、食の部分で仲間に入れてもらえたら、皆さんと共に、藤森さんの思いを次の世代へ繋げて行けたら、と強く思う。

塾長藤森先生→加藤 プレゼント:ノートブック

「加藤くんは、人を傷つけないポジティブさで人を励ましている。朝一緒に園へ向かう時にいろんな話ができる。散歩会、散歩しながら弟子に話すことで考えが深まる、思いを定着させるには教えるといい。あまり、体に無理しないで、これからも朝を楽しみにしています。」

柿崎先生→高橋先生 プレゼント:味噌汁セット(西日本名物フリーズドライ)

「高橋先生はとてもストイックで、それは真似できない。尊敬している。調理室から保育を見ているとバイオリンの音が聞こえてくる。日に日に上達しているその音に、高橋先生の積み重ねている自信を感じる。これからもその素敵な音色を聴かせて下さい。」

最後は高橋先生→柿崎先生 プレゼント:腹筋ローラー

「柿崎先生の柔らかさ、人当たりの良さを羨ましく思う。ロッカーで会うと、愚痴を聞いてくれる。柿崎先生の凄いところは一緒になって愚痴を言わないところ。聞いてくれて、そういう人柄になっていけたら、と思う。」

それぞれに温かいコメントがあり、仲間の素晴らしさを改めて感じます。

来年は、またどんな覚年になるのか、楽しみになります。

(報告 加藤)

書き順

12月9日の報告をさせてもらいます。
始まる前にひょんな事から書き順の話になりました。
皆さんは書き順は正しく書けますでしょうか。私は自信を持って間違っている気がしています。現に間違った書き方をこの塾の時に教えていただきました。
皆さんはこの書き順わかりますか?


私は完全に間違っておりました…。よく「初めて」などの漢字を書くことが職業柄あると思いますが、一回変な覚え方をしてしまうとこうも直すのに苦労すると思うと子どもたちにはやはり「基本」というものを覚えてもらうことの大事さを痛感します。ただ覚えさせるのではなく、なるほど!と思える覚え方というのがなお良いのかなと藤森先生の教え方に一人感動していました。
それはと言いますと…

藤森先生「いふくのいって書ける?」
塾生「あー、書けますよ!これっすよね?」

この漢字の書き順はあっていました。
藤森先生「それと同じじゃん」
塾生  一瞬「?」
塾生  「!」
藤森先生「だって衣偏じゃん、書き順は一緒だよ」
塾生  「なるほど!」
個人的に私の頭にズドンっと入って来ました…。

ごめんなさい、こんなこともわからないの?という方も多いかと思います。
藤森先生はこういうこともバカにすることなく同じ目線に立ってこちら側に合わせてわかりやすく教えてくれることに私はいつも本当に感謝しています。
少しくだらないことでも私にとっていい勉強です。
他にも「必」という漢字の書き順わかりますか?
塾頭が調べてみると昔と今とでは書き順が変わっている字もあるそうです。それが「必」という字でした。これも私にとっていい学び。
最近はスマホやパソコンで字を書くことも多くなり、字を書くことが少し減っている時代なのかもしれないですね。書き順は習字の時にとてもバランスよく書けるようになります。私は個人的に字を書くことは好きな方なので年賀状を書くのは好きです。そんな文化を大切にしたいなと思う塾の始めでした。

 そして今回の塾は柿崎氏が今月臥竜塾セミナーの発表を控えているため臥竜塾でプレを行いました。

白板が汚い…
それはその前に書き順をたくさん書いたからであります。
柿崎氏ターティン。

今回は「食の重要性」についてです。
内容に触れるとネタバレになってしまうのでは詳しくは当日をお待ちいただければと思います。

柿崎氏の発表が終えた後に食に関することを臥竜塾で色々と話す時間がまた濃厚であることを感じます。どんな方が聞きにくるだろうか、保育士さんが多いのであれば現場目線の方がいいのではないか…調理さんが多いのであれば…どうすか…そうであればこの話も取り入れられるのではないか…

まずは発表者が基板みたいなものを作って来てそれを臥竜塾の皆さんと共有してから付け加えていく様が私は非常に大切であると思っています。全員がそこで共有できることで塾生があーでもないこーでもないと言い合える仲間というのが良い機会なのだということが分かります。
この言い合える仲間というのは臥竜塾セミナーに参加してくださる方々も一緒であり、ディスカッションを通して毎回思います。
この場を借りて御礼申し上げます。

他にも普段の保育で調理さんとの兼ね合いについての話やお手伝い保育の面白ろエピソードなども話しましたが割愛させていただきます。

報告者 本多悠里

ZOOM塾

遅れてしまいましたが、11月11日塾報告です。データが消えてしまい内容が薄いですが焦点を絞って書かせてもらいます(泣)

前の報告も行事前の報告になりましたが、今回は、旧お楽しみ会です。

成長展の一環として行う事になりました。新宿せいがは、このご時世ならではの行事の在り方を模索しています。園長先生始め係の先生主導の元、今回は東京富士大学を利用させてもらう事にどのような行事になるか楽しみです。

今回は急遽、園での送別会があってZOOM塾になりました。個人的な話になりますが、私の同期がめでたい話で退職することに、巡りあわせは不思議なものですね。小言はさて置き。初めは、サミットの話になりました。

今年は、このご時世もありリーダー研修とサミットを混ぜての期間になるそうです。

忙しい中先生方、たくさん集まってくださいました!

雑談から始まりましたが、邨橋先生のお子さんが反射を新生児微笑だったり、モロー反射であったり研究に余念がありません。我が子が生まれてここまで考えられる所を聞くとホントにプロフェショナルですね!

さて、今回の塾は園庭の内容です。園庭から育まれる内容としては、基本的な運動能力の向上、コミュニケーション能力等を鍛えるためにあるものだとの話に、ただ広い空間では身につかない。体を鍛える為ではなく、社会性を育む為、その年齢に適した遊び、その発達に適した遊びができているかという話に、五感を刺激し、見る、聞く、触る、味わう、嗅ぐ。これが重要であり、子どもにとっての最高の遊具は『水、木、土』であると言われている。五感を使って自然と遊ぶ経験から得られるものが重要であるという話になりました。フレーベルの思想から考える園庭の話で、の出した園庭条件には、起伏があり、草木が生えている。自分が育てる畑があり、園庭は自立する為の訓練の場所であり、屋外環境においては、自然があるため、心身に良い刺激を与えてくれ、自然は多様かつ変化があるため子どもの気づきや思考、創造力を支えてくれるものなんだと学ばせてもらいました。

ここで、逆説的な話に。園庭がある為に生まれるデメリットの話になり、邨橋先生の所は、地方だと園庭が広い為、散歩にいかない環境になってしまう。地方ならではの悩み、ない物ねだりな面もありますが、散歩にいく事で生まれるものがたくさんある話になりました。

一番は交通ルールが学べる所が一番かなという話に、行事の前などは、園庭に子どもたちをピッといかせる事ができるメリットがあったりと、管理者側としたら安心な面もあったりと場面により良いところもあるという。確かに、新宿せいがでも行事の時は、年齢別に活動しないといけない所がでてきたり、こういう時に園庭が広いといいなと思わされました。

新宿せいがも、ちっちゃい築山ができ環境に変化を付けながら試行錯誤しています。

かわいい築山!

今回も色々な先生方の話が聞けて、大変有意義な時間を過ごす事が出来ました。

(山下 祐)

大局を見る

12月2日の塾報告です。

いよいよ12月に入り、今年も残りわずかになりまたね・・・

今年はコロナによって例年とはさらに違った一年になったのではないでしょうか??

残り約1ヶ月は、そんな1年を振り返りながら過ごしてみようと思います。

さて、今回は都内の天気が雨でしたのでzoomになりました。

地方の塾生の方々も参加です!!

先月の臥竜塾セミナーでは私が「園庭」について発表をさせていただきました。

なかなか一言で園庭といっても難しく、何が難しいかというと、

新宿せいがのように広い園庭を持てない園もあれば、

千代田せいがのように、そもそも園庭がない施設もあるので、どこに焦点を集めれば良いのか悩んでいました。

その時に、ちょう今回のようにzoomで塾が開かれた時に、

大阪の邨橋先生と熊本の渡辺先生、平田先生から園庭についての話を伺うと、

地方は園庭が広いから、逆に散歩に行かないという話を伺うことができました。

この視点は私の中で全くなく、散歩の重要性について改めて考えさせていただき、

発表もお陰様で厚くすることができました。

外部塾生の皆さんにとても感謝です・・・。

早速、話は「デジタル教科書」の話題になりました。

漫画も今ではデジタルで読むようになり、スマホがあればどこでも簡単に読むことができます。

実際に私も使用しているのですが、確かに便利なものだと実感しています。

そうなってくると実際の本というのは「読むもの」よりもコレクションのような存在になってしまうのではないかと思います。

しかし実際にページをめくって本を読むという行為と画面に映っているページを読むのとでは全く違うような気がします(個人的に)。

外部塾生の茨城の小松崎先生はデジタルで本を読むことがあるけど、やはり頭に入ってこないという印象を持っているそうです。

それに対して大阪の邨橋先生は藤森先生にようにデジタルでも読んだ内容をブログに書くと頭に入ってくると意見を言いました。

また藤森先生は資料を使った授業は無くなるのでは?と言われます。

それこそ教科書がデジタル化ということは、紙媒体のもの全てがデジタルになり、

授業中にネットで調べたり、データをそれぞれのタブレットに配信したりと、

最終的には学校に持っていくものはタブレット一台になってしまうかもしれません。

想像すると近未来のようで、すごいかもしれませんが、それと同時に「怖さ」を若干感じます・・・。

デジタルはご存知の通り便利なツールですが、それに依存してしまうことで、

それまで大切にしていたものが失ってしまう気がするのです。

紙ベースの教科書の良さは重要なところにラインを引いたり、自分で書き込んだりできます。もちろんデジタル教科書でも可能なことかもしれませんが、ペンを持って手を動かしてラインを引いたり、文字を書くという行為が、結果的に学習効果を高める気がするのです。

例えばパソコンやスマホで文章を打つと、漢字の変換も自動でしてくれます。

不思議と変換する漢字はあまり間違えることがないのに、いざペンを持って書くと、

変換で間違えない漢字が書けない時があります(私だけでしょうか(笑))

それを感じてか、最近はノートに書き込んでメモを取るようにしています。

直接ペンを持って文字を書く行為はやはり大切な行為だと思います。

オーストラリアでデジタル教科書を採用したところ、なんと学習効果はあまり上がらないという結果が出たそうです!

これには驚きますね・・・日本は同じ道を歩んでしまうのでしょうか??

とはいえデジタル化の進歩は止めることができず、ますます発展していくでしょう。

だからこそ自分たち自身がアナログとデジタル化との併用を考える必要があります。

目の前の便利さだけに囚われ、選択するのでなく、「大局」を見ることですね。

(報告者 山下祐)

今と昔の学生の授業中

11月25日の塾報告です。

最初の話題は、「zoomの背景」についてでした。

今では会社の会議や、大学の授業など様々なところでzoomは使用されています。臥竜塾も雨の日になるとzoomを使って話し合いをしています。「背景の設定をしてしまえばどこにいるかわからないよね」というところで、副園長の中山先生も専門学校で授業をしているのですが、そこの学生たちは自分の顔も映らないように設定をしているので、誰かに「教科書の何ページを読んで」と声をかけると返事がないそうで、寝ているのかその場にいないのかもわからない。ということがあったそうです。それを大学など多くの人が参加しているような授業だと、ちゃんとチェックをすることができないよね。という話をしていました。

そこから塾長も過去に専門学校で授業をしていたときの話になって行きました。

当時、塾長が授業をしている時も学生さんたちは寝ているか、友達同士で喋っているか、だったそうです。これは授業にならないと思った塾長は、授業を作文にし、その題を「あなたが保育者になった時に、自分の話を子どもたちが聞かなかった。あなたはどうする?」という作文を書かせたそうです。少し皮肉混じりの題ですが、そしたら9割以上の学生が「怒りつけて静かにさせる」残りの1割は「人の話が聞けないのは障害を疑う」という内容ということでした。なので、次の授業の最初に塾長は机と叩いて怒ってみたそうです。もちろん静まりかえった学生たちに「今怒ってみたけど、愛情って感じた?怒ることで恐怖から静かにはなるけど、愛情なんて感じられるわけないよね」という授業をしようと思ったら、本気で言ってないとわかった瞬間からまたお喋りが始まって聞かない。となってしまったそうです。さらに、授業終わりに比較的ちゃんと聞いている子から、「教室が騒がしいのは先生のせいです。先生はいけない事を3つしています」と言われてしましました。その3つとは、「他の先生はつけているのに、授業態度を成績につけない」「席を自由に座らせたから」「試験のために授業するのは嫌だったので、試験に出すところを先に伝えている」という3つだったそうです。そんな生徒が多かったこともあり塾長は教えるのをやめたしまったということでした。

今でこそ興味があったり知りたい事について学びたいという気持ちはあります。自分が専門学生だった頃は、そこまで態度など悪くはなかったと思う・・・思いたい(笑)ですが、「興味、関心」が強ければ大人でも子どもでも「知りたいという気持ち」から変な態度にはならないと思い、そういった分を子ども達に伝えていきたいなと思いました。

次の話題としては11月19日に清瀬どろんこ保育園に塾長と森口くんが行ってきたという事でその報告がありました。

園庭の様子

清瀬どろんこ保育園の園長先生は塾長の講演会を何度も開催したり、一緒にドイツへ視察しに行ったこともある先生で、4月まで別のどろんこ会の保育園で働いていました。ですが、コロナ禍であるのにも関わらず何もなかった広い園庭に、ドイツでみたような築山を作ったり、畑を作ったり、泥遊びができるような場所を作ったり。園舎内ではこれもドイツで見たような、立ったまま絵の具で絵をかけるようなゾーンを配置したり、中庭に飛び石を作ったりと、半年の間にすごいものを作っていたということでした。

中庭

園に対して助言をお願いされたそうなのですが、塾長は「これだけ園庭が良いから中をそれほどやりこまなくてもいいけど、逆に外だからといってアスレチックのようなものだけだったら、外でもままごとができるようなゾーンや絵本ゾーン、製作ゾーンのようなものを外にも作るべき。外だからといって運動系のものだけではなく、外でも数や化学、アートが体験できるようなものがあると良い」という助言をしたそうです。

また質問もあったそうで、別のどろんこ保育園に勤めている先生から、「園庭が全くない園なのですがどうしたらいいですか?」とあったそうです。「外でやるような遊びを室内で体験できるようなゾーンが作れれば良いね」と答えたということでした。

コロナ禍で新宿せいがは、「出前保育」、zoomを使った他園さんとの子ども同士の交流などを行なっていました。清瀬どろんこさんも園庭の改修やゾーンなどを充実させて行きました。できない事ばかりではなく、コロナ禍だからこそできる事を見つける。そして実現できたら素敵だなと感じました。   (報告者 柿崎)