キーワードは「新車」

2月20日の臥竜塾は西村君の出張報告から始まりました。今回は5日間の出張で講演日は2日。2日なのに講演回数は5回というスケジュールでした。そして今回の出張報告は「新車」がキーワードでした。

先ず、大阪へ行き迎えに来てくれた邨橋君の車が新車(キーワード①)になっていたそうです。その車で邨橋君の園に行き、午前中は「今後求められる学力」というテーマで保護者講演を行いました。午後は約60名の教育委員会の小学校、中学校の先生を主として、保幼小の連携話をしたそうです。その中で、一人の中学校先生は今まで受けてきた教育委員会主催の勉強会のアンケートの評価欄に、毎回「非常に良くない」、所見欄には「この研修は意味がない」など書いていた先生がいたそうです。しかし今回の藤森先生の研修では、全ての評価で「大変良い」にチェックされていて、所見欄にもとても評価されたコメントが書かれていたそうです。
夜の職員さんに向けての園内研修では、「人の環境」についての話をしたそうです。リーダー論も含め、「職員集団が子どもにもたらす影響」「職場の雰囲気のバロメーターは笑い声」「AIに代わられないためにチーム力を高めていく。そのためにはEQからSQ(ソーシャルエモーショナルインテリジェンス)」「リーダーにおける陰と陽のタイプの立ち位置」などの話だったそうです。この話を西村君も聞き、「見守る三省はシンプルだけどとても深く、とても大事」そしてこの話は保育に限らず、上の立場になる人にとっても大事な話という感想を抱いたそうです。

次の日は1日フリーだったので現在行かれているシンガポールに向けての準備や買い物、その合間に通天閣に上ったり、串カツを食べに行ったりと満喫したそうです。

移動日等をはさみ、次の出張先の長崎では、空港からタクシー移動だったのが、飛行機の遅れで西村君のお父さんが新車(キーワード②)でお向かえでした。日曜日の午前中にはGT関係なく平戸市の保育勉強会という事で200人の参加者がいたそうです。ここでは「保育指針の改定」の話をし、午後はGT平戸で話をしてきたそうです。そこにGT長崎の先生も来ていたのですがその先生の車が新車(キーワード③)になっていて、今回乗った車が全部新車だったという報告でした。

そして森口君と西村君が参加している「童心会」という勉強会の報告がありました。
現在「ローカルガバナンス(自分たちの手で自分たちの社会を創る事)」がテーマになっているとのことでした。そういった様子などを動画にとってその会の人たちと研究していき、そして自分の考え方をどうまとめていくかが大事という事でした。

今回の塾のご飯は、行事前で忙しかったという事もありすぐに作れる「中華丼」と「わかめスープ」でした。みんなで食べながら1つ疑問が出てきました。それは「中華丼に入っているヤングコーンとトウモロコシの違いってなんだ?」という事でした。誰も知らなかったので調べてみたところ、トウモロコシもヤングコーンも元々は同じ木で育っているものだが、育ち切る前に間引かれたものがヤングコーンで、間引かれずに成長したものがトウモロコシという答えにみんなで納得していところ森口君が小声で「そしたらトウモロコシはシニアコーンやん(笑)」と一言。一同「・・・」
食後のデザートは豪華で、塾長が買ってきてくれた「たい焼き」、小松崎君から「丸干しの干しイモ」、松元君から「チョコ大福」でした。   (報告者 柿崎)

中華丼とわかめスープ

中華丼とわかめスープ

たい焼き

たい焼き

丸干しの干しイモ

丸干しの干しイモ

チョコ大福

チョコ大福

質と量と

2月13日の臥竜塾の報告をさせていただきます。

今回のメニューは麻婆豆腐丼とキムチ、ニラ玉スープでした。

デザートは横田先生のお土産、チーズ饅頭をいただきました。

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ごはん大盛にしてしまい盛り付けはごちゃっとなってしまいましたが、味は最高でした!

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こちらの写真はきれいに撮れました。味もばっちり!

食事をしながら、話題は健康について

最近、体を気遣った食事を心がけているという森口先生、「納豆」をよく食べるそうです。納豆の美容、健康効果はたびたびテレビ番組で特集が組まれるほど有名ですよね。大豆イソフラボンやナットウキナーゼなどをはじめとする有効成分やビタミン、たんぱく質などの栄養素。スーパーでも手軽に購入することができ食事にも取り入れやすい、まさに食べ”ネバ”損な食品ですね!

納豆と聞いて思い出すのが集団形式としてのコーヒージョンの考え方。集団の中の個と個が発達や活動の能力によって納豆の糸のような様々な関りを築き、結び付いていく集団。見守る保育の環境で必要となってくるコーヒージョンの考え、納豆と同じくらい、いやそれ以上に必要な要素として取り入れ、意識していきたいです。

次は森口先生より、研修の報告でした。

指針研修を受ける中で、森口先生は”ゾーンのような子どもが主体的に活動できる環境が前提として用意されていないと健康な心と体は育たないのではないか”と子どもの発達を保障するための環境設定について強く意識されたそうです。主体的な遊びや活動の中で発達し学習していく子どもたち。前回のアクティブラーニング(自ら問題や課題の解決に参加し、学習する能動的学習)が見守る保育でのゾーンの環境と近いと感じていたこともあり、これからの社会で必要な能力、生きる力を乳幼児期に環境として用意することが大事だと気づかされました。

食事も学びも身になることが多く、発見も多いのですが

今回の投稿、最近入塾させていただいた松元が初担当させていただいており、塾でご飯を作る際にたびたび思うのです。

塾っていろいろと量が多い

大人12人分ほどの料理を作るのに参加する機会なんてこれまでの人生なかったため、毎度驚いています。買い物の量、切る具材の量、そして使う食器の量。買い物をしながら、料理をしながら、食べながらの会話はとても楽しく、笑いの量も多い塾での食事の時間。

そんな塾生活も今年度いっぱいで新宿せいがを離れる塾生が数名いるため少し寂しくなってしまうのですが、3月に旅立つ塾生を送り出す塾旅行が予定されています。場所は信州長野、予定は田崎先生がメインとなって観光地等調べてくれています。どのような旅路になるのか、想像するだけでワクワクしてしまいます。

報告者 松元泰志

 

アクティブラーニング

2月6日の臥竜塾の報告をさせていただきます。

まずはメニュー紹介から。今日のメニューはチャーハン風ピラフ、西村先生特製のポテトサラダ、コンソメスープでした。コンソメがたくさん余っていたということでこのメニューにしました。西村先生特製のポテトサラダですが、隠し味に練乳を入れていました。マイルドな味に仕上がり、いつもは小食でおかわりのしない小松﨑先生もおかわりしていました。また、宮崎県の久松先生から「きんかんたまたま」をいただき塾生みんなで食べさせていただきました。甘くてとても美味しかったです。ありがとうございました。

ごはん

今日のご飯

たまたま

久松先生から頂いた「きんかん たまたま」

そしてご飯を食べ終えると、話題はGT福岡の報告に移りました。森口先生からの報告で、開園4年目の西都保育園の公開保育についてです。環境がすごく工夫されていて、乳児クラスには手作りのおもちゃが多く、微細運動を行う環境が整っていたという話がありました。報告の最後には、「森口先生はイケメンですね」と西都保育園の先生に言われたそうですが、園に戻ると「ゴリラ!!」と子どもに言わた、としっかり落ちのある報告でした。

報告が終わると話題はアクティブラーニングに移っていきました。にのみや認定こども園さんの映像を見ました。アクティブラーニングと聞くと、中学校、高校時代の総合的な学習を想像しますが、正直、私はアクティブラーニングについてあまり知りませんでした。インターネットで調べてみると、体を使った、体験を通した学習とあり、いまいちピンときませんでした。塾の翌日に副園長先生にアクティブラーニングってどんなことでしょうか?と聞いてみました。例えば、テーマが「恐竜」だったとして、恐竜の塗り絵をするや、どうして恐竜が滅びたのかなどを自発的に調べるというような活動のことかな。とおっしゃっていました。

さて、ビデオの内容ですが、にのみや認定こども園では、先生たちは子どもたちに適切な指示は出さず、選択の幅を残すような声掛けを行っているそうです。先生の言うことを忠実に守る子どもは、自身の問題解決能力につながらない。ではどうしてこういった保育ができるかというと、ここに異年齢保育があるそうです。クラスで、個性の幅が広いとアクティブラーニングはうまくいくそうですが、狭いとうまくいかないそうです。様々な課題を与えられたときに、幅が狭いとみんなできる、できない、という状況になり、自分だけの視点になってしまいます。他者と補いあうことができなくなってしまうそうです。ですから、異年齢保育にし、補いあえる環境にしたとお話しされていました。見守る保育では発達のあった子ども同士がかかわりを持てるために異年齢をやっていると思っていましたが、そんな考えもあるのかと勉強になりました。また現場の先生たちはあくまでフォローに徹しているそうで、時間はかかるが子ども同士で行う活動を進めているとありました。先生たちはどんどん子ども達と距離を置いていくようになるとあり、まさに見守る保育だなと感じました。

アクティブラーニング

アクティブラーニング ビデオ

ビデオを見終わると話題はイエナプラン教育について移っていきました。イエナプラン教育とは、オランダの教育法の一つで、子ども主体で、異年齢で行っているそうです。これについては臥竜塾ブログ2013年10/10 ~ の「オランダ報告」で書かれていますのでご確認ください。

www.caguya.co.jp/blog_hoiku/archives/2013/10/オランダ報告%ef%bc%94.html

オランダの話は、写真を見ながら進めていきました。時々、冗談も入りながら面白おかしく進んでいき、今回の塾は終了しました。

報告 横田龍樹

インフルエンザ対策を!!

1月30日 臥竜塾報告をさせて頂きます。

この季節怖いのがインフルエンザです・・・。
今年は例年に比べると、感染率が非常に高いようです。
手洗いうがい、食事に睡眠!予防を怠らず元気に乗り越えましょうね!
そんな中、元気いっぱいの臥竜塾生が集まり、久々の塾がありました(笑)

さっそく今日のメニューを紹介します!
旬の食材を使った料理が食べたいと思い、鍋にすることに!

野菜たっぷり担々風鍋

野菜たっぷり担々風鍋

 

さて、鍋を頂きながらの話題は…

前日の1月29日㈪に、新宿こだまさんの研修があり、そこでの内容を少し話していただきました。

そこで、こんな質問があったそうです。

 ○給食で犬食いしている子がいて、お皿を持って食べるように言ったところ、「アメリカでは持たないんだよ」と言われた。どんな対応が望ましいのか??

難しい質問ですね…。

私は、「あ、そうなの…。でも、ここは日本だよ」と流してしまいます(笑)

質問の回答として、塾長はこんなことを伝えたそうです。

「基本的には子どもが食べやすい方法で食べる。」
「アメリカでは、箸を使う文化がないし、日本に比べると皿の大きさも違います。アメリカの大きな皿を持って食べるのは難しいですし、日本の場合では、箸で食べるならお茶碗を持って口に近づけて食べないとこれまた難しい。
その地域の風土や料理、道具によって食べ方も変わってくる。その地域の気候や食べ物、文化によってルールがあることが背景になっている」と教えて頂きました。

日本でも西洋の文化を取り入れているところも多いですし、食べ方を無理に押し付けてなくていいのだと学ぶことができました。

次の日、同じクラスの先生にも同じ質問をしてみたところ・・・。

「スパゲティとかだったら言わない。むしろあんまり言わないかも!その地域の文化とか料理も食器も違うからねー。」とすんなり答えてくれました。
さすがだな!と思ったのと、まだまだ勉強しないとな!と思わされる出来事でした。

そして話の流れから、季節にできる野菜はその季節にあった体を作る役割があるという話へ。

例えば、きゅうりも夏の暑さに負けないように、水分が多く含まれています。しかし、旬でない食べ物も簡単に手に入るようになっている時代です。出来るだけ旬の食材を使った料理を心がけたいですね。

そして、太陽を浴びることは骨を作るために大切だという話もしていただきました。保育園で、子どもたちが着用する帽子には、首のところまで覆う帽子もありますが、必要以上に防ぐことはしなくていいことも学ぶことができました。
次の質問は、
 ○お昼寝で寝ない子はどうしたらいいか?

これは、多くの方が経験したことがあるのではないかと思います。

「最近の研究で発達障害や不登校の半分以上が、睡眠障害が原因ということが分かっているそうです。睡眠障害とは、生活のリズムが出来ておらず、夜の睡眠の質が悪いことが原因のようです。
かといって、お昼寝はあまり関係なく、給食中に眠くなってしまう子も結構見かけますが、それは、夜の睡眠が原因なので家庭で生活リズムを整えてもらうことが大切になってきます。そして、基本的に、3歳以上はお昼寝はいらない。スッキリするために、15分程度寝るのは効果的だ」ということも教えて頂きました。

お便り帳には、昨夜寝た時間を記入する欄があるので、給食中や活動中に眠たくなる子の昨夜の睡眠時間を見ると、原因がわかるかもしれませんね。

 

そして、睡眠の話から、仰向け寝とうつ伏せ寝の話も。。

保育園では、うつ伏せで寝ることはよろしくないとされていますが、果たしてどうなのか??
そもそも動物は内臓をさらけ出して寝ることはせず、よっぽど安心していないとお腹を見せて寝ることはしない。うつ伏せ寝で寝ると圧迫死してしまうと言われるが、そんなことはないのではないか?
発達の過程から見ても、うつ伏せからハイハイにつながるし、うつ伏せは必要なのではないだろうか?ととても興味深い話がありました。

監査でも、指摘を受けたりするので、「うつ伏せ寝でもいい!」とは言えませんが…笑
考えさせられますね。

 

そして、次の話題は1月27日(土)に行われたメンズディスカッションについてです。

メンズディスカッションとは、GT園の男性保育士から構成されており、集まれる人でいろんな議題で語り合ったり、情報提供をしたりという場です。

今回の内容は、今後どんな内容について取り組んでいくか、案を出し合いました。

ここで出た案を少し紹介したいと思います。

① 見守る保育の「そもそも集」
普段の保育の意図、当たり前なことを形にする、言葉で説明する。

② 園庭環境作り
あそび場の素材見直しなど。

③ 用務員の視点から活動の提案
せいがの森子ども園の卒園製作や活動例を参考に。

④ 幼児期までに育ってほしい10の姿芽生え
赤ちゃん~幼児期までの保育内容、赤ちゃんが持っている能力について。

⑤ 保育遊びでゾーンを考える
ゾーン配置、遊びの提供の仕方、ゾーンで遊ぶ子どもの見方。

⑥ 男性の特性と価値

⑦ 調理と考える食育活動
調理と保育士のコラボ、活動園の活動例を集めて共有。

⑧ チームワーク
保育士が生き生きと保育参加できる環境、人間関係、多様性などについて。
などが提案されました。次回、この中から題材を選んで取り組んでいく予定になっています。

初めての参加でしたが、明るい雰囲気で見守る保育をいろんな角度から学ぶことができ、これからの取り組みが非常に楽しみになりました。

次のメンズディスカッションは、2月26日(月)の18:30から20:00で予定しています。

 

次の話題は、金沢出張報告を助手として付き添った西村氏から報告がありました。

1月26日(金)に神戸での研修。夜のうちに、金沢に向かい次の日に金沢での研修に参加したそうです。雪が、すごく新幹線も区間運休しているところがあったそうで、金沢までたどり着けるだろうか?とハラハラしたと言っていました。

 

最後に、シンガポールで会議は映像でやっているらしい!という話に。

ライン電話を使っているということで、そんなことができるのか!?と塾生で試してみました。

LINEのグループで電話ができ、顔を変えたりする機能もついており。これが思いのほか盛り上がりました笑

塾用2

LINE電話です!

今回の報告はここまで。

報告者:田崎 天悠

超(腸)すごい!

あけましておめでとうございます。

新年1発目の塾は、人体についての勉強です。

テーマ『腸』

現在NHKで放送されている、NHKスペシャル『人体−神秘の巨大ネットワーク』という番組をみんなで観ました。

腸と言えば、今大注目なのが「腸内フローラ(腸内細菌)」ですね。ダイエットや美肌、肥満解消など、腸内細菌が体に良い効果を生み出していると話題です。細菌を手懐けている、とても珍しい臓器が「腸」なのです。まさに、人体の中の「独立国家」と言えるでしょう。

その腸が、私達の命に関わる意外な役割を果たしていることが最近明らかになったそうです。それは、免疫力を司るという大仕事です。この時期になると、インフルエンザが流行ってきます。今年は特にインフルエンザの患者数が多いそうですね。そのようなインフルエンザや食中毒など、あらゆる病気から、私達を守る大事な力が免疫力です。その働きがおかしくなると、花粉症や喘息などのアレルギーやリウマチなどの病気を引き起こすことになります。

そんな大事な免疫力を保つために腸が利用しているのが、腸内細菌と免疫細胞なのです。腸は水戸黄門の助さんと格さんのように、腸内細菌と免疫細胞を従えて全身の免疫力をコントロールしていることが分かってきたそうです。番組の中でも、ある研究者がおっしゃっていましたが、「腸は免疫力の源」です。

今回、番組のゲストで、ニューヨークヤンキースの田中将大投手が出演されていました。普段の生活で腸を意識することはありますか?という質問に、食当たりの経験もなく、大人になるにつれて体を壊すことも少なくなったとおっしゃっていました。すると、解説の山中教授が一言「超一流のスポーツ選手は、腸も一流」

実際に番組を観ていると、クスッと笑うのですが、文字に起こしてみると、面白さが半減しますね(笑)

では、皆さんは腸についてどのくらいご存知でしょうか。簡単な情報を見てみましょう。

成人の平均的な腸の長さは、約8.5m

それを広げてみると

およそ32㎡!!これは畳20畳分の広さだそうです。

これだけ大きな臓器が人の体の中には収納されているのですね。

実際には、腸の表面は絨毛というひだ状になっています。それを広げるのでこれだけの広さになるそうです。

写真で見るとイソギンチャクのような形をしています。腸(超)すごいですね!

この腸を毎日通るのが、私たちが摂取した食事です。腸は食事から大量に栄養や水分を吸収しています。しかし、食べ物以外にも病原菌やウイルスが一緒に入ってくることもあります。つまり、腸は体の中でもっとも外敵にさらされやすい場所でもあります。しかし安心ください。腸にはその外敵を抑える仕組みがちゃんとあります。そうですよね。その外敵に負けていたら、人間ここまで遺伝子を繋いできていませんよね。

では、一体何が人間の免疫力を高めるのでしょうか。その答えは、腸内のミクロの世界にあるそうです。腸内の表面は透明な粘液で覆われています。さらに拡大すると、びっしりとたくさんの突起が並んでいました。これが絨毛です。絨毛の中には毛細血管があり、食べ物などの栄養は、この絨毛で吸収され、血液で全身に運ばれるのです。この腸の表面付近に住んでいるのが、先ほども書いた腸が従える助さん(腸内最近)と格さん(免疫細胞)です。腸の表面を覆う粘液には、大量の腸内最近がいます。その数100兆個。100腸個です!(笑)では、免疫細胞はどこにいるのでしょう。それは、絨毛の突起の中にいました。つまり、腸の壁の中にあるのです。免疫細胞の仕事は、病原菌やウイルスなどの外敵を攻撃し排除することです。この免疫細胞ですが、全身でみると、およそ2兆個あるそうです。そして、なんとそのうちの約7割を腸に配備していると言います。腸は、外敵の侵入から人体を守る門番と言っても過言ではありません。だからこそ、腸に大量の免疫細胞を集結させ、体を病気から守っているのです。腸の中では、どのようにして病気から体を守っているのでしょう。

腸に病原菌・ウイルスが侵入した際、その異変を察知した免疫細胞が、攻撃するように攻撃メッセージを伝える物質を放出します。腸の壁の細胞がそれを受け取り、腸の壁は殺菌物質を放出します。これで外敵の侵入を防いでいますが、腸の仕事はこれだけではありません。なんと、全身の免疫力を高めるために、免疫細胞を「訓練」するという重要な役割を果たしていることもわかりました。そして、そのための訓練場まで完備しているそうです。

その訓練の方法もすごいんです。腸の中に、隙を作ります。そこから腸内細菌を敢えて取り込み、中にいる免疫細胞に出会わせます。そこで、敵か敵ではないかを学ばせるのです。こうして、免疫細胞は様々な病気と戦う能力が高められます。その活躍の場は、腸に留まらず、血液の流れに乗り、身体中に運ばれます。こうして全身の至るところで、病原菌と戦う戦士となるのです。腸と免疫の関係というのは、現在の研究者の間では、とてもホットなテーマだそうです。

腸の重要性も見てきましたが、同時に厄介な問題もあると言います。免疫というのは、外から入ってきた細菌やウイルスをやっつけるというのが役割ですが、それが暴走してしまうと、アレルギーや自分自身の細胞を攻撃してしまって起こる病気になったりします。そして、これらの病気が最近増えています。その陰には、腸の異常があるのではないかと、山中教授はおっしゃいます。

免疫が暴走すると、仲間の免疫細胞を異常に興奮させ、敵ではないものまで攻撃させてしまいます。その症状に悩まされている海外の患者さんが出演されました。何が、免疫の暴走を招いているのか、今回専門家が行ったある調査で、その患者さんの腸に異常があることが分かりました。その調査は、検便です。便を調べると、腸内細菌の種類や数が分かります。その結果、健康な人と比べて、いくつかの腸内細菌が明らかに少なっていました。また、暴走した免疫細胞が脳に入った場合、脳を攻撃するようになります。

番組の中では、多発性硬化症の患者さんと、重度のアレルギーの患者さんが取り上げられていました。全く関係のない病気のようですが、2人の患者の便を調べると、どちらも共通してある特定の腸内細菌の減少が見られたそうです。

先ほど、腸内細菌がいくついるのかを記述しましたが、100腸個の腸内細菌が腸の中にはいます。その種類は約1000種類。代表的な細菌の1つがビフィズス菌です。腸の調子を整える善玉菌ですね。その一方で、免疫の暴走が起きていた患者さんのような病気の方の腸では、聞きなれない腸内細菌がいくつか少なくなっていました。2つの病気に共通して少なくなっていたのが、「クロストリジウム菌」という腸内細菌です。現在、研究者の間で大注目の腸内細菌だそうです。また大変なのが、このクロストリジウム菌だけで100種類くらいあり、中には病気の原因になる菌もあれば、免疫を制御する重要な役割を果たしている菌もいる。この中の特定の種類の菌が少ないと、重度のアレルギーなどを引き起こすことになったりする。

では、なぜクロストリジウム菌が少ないと、免疫が暴走するのか。謎を解く鍵が免疫研究の免疫研究の世界的権威、坂口先生によって発見されました。外敵を攻撃するのが仕事と思われていた免疫細胞の中に、全く違う役割を持つ特別なものがいることを見つけたのです。この発見はノーベル賞級だと言われており、世界中の研究者が驚きました。この坂口さんが見つけ出した、新たな免疫細胞は「Tレグ」と名づけられます。

このTレグ、体の中で暴走している免疫細胞を見つけると、驚くべき働きをします。なんと、興奮を静める物質を放出して暴走を抑える働きをします、まさに、演繹のブレーキ役と言っていいでしょう。そんな重要なTレグが私たちの腸で生み出されていることが最新研究で明らかになりました。しかも、免疫の暴走と関係していたクロストリジウム菌の働きが鍵を握っているというのです。腸の中ではどんなことが起きているのでしょうか。

腸の中でクロストリジウム菌は、食べ物のカケラに噛り付いて盛んに、メッセージ物質を放出しています。そのメッセージは、落ち着くように仕向けるものです。このメッセージ物質は、腸の壁の中に入って行き、免疫細胞に伝わります。それを受け取った免疫細胞は、形を変えてTレグ細胞へと変化します。これがTレグ細胞の誕生のプロセスです。こうして生まれたTレグ細胞は、訓練された免疫細胞と一緒に血液によって全身へ広がって行きます。そして、たどり着いた先で、暴走している免疫細胞を見つけると、その異常な興奮を鎮め、暴走を抑えます。全身の免疫本部である腸の役割は、免疫力を高めるだけではなく、ブレーキ役も生み出し、全身の免疫力を程よくコントロールする役割も担っているのです。つまり、アレルギー症状の重い人は、Tレグを増やすクロストリジウム菌が少ないために、免疫疾患が起こるという考えが今注目されています。

私たちの免疫というのは、攻撃役とブレーキ役のバランスがとても巧妙にできています。何事も「バランス」ですね。仏教に通じるものがあるように感じます。なぜ、突然仏教の話を出したかというと、このクロストリジウム菌を増やすためのヒントが意外な場所にあったからです。それが、神奈川県にある曹洞宗の大本山総持寺です。ここで修行生活を送る修行僧に、アレルギーが改善したという人が続出しているのです。花粉症のある人、アトピーのある人が、ほとんど気にならなくなったと言います。修行僧の腸で一体何が起きているのでしょう。便による腸内細菌検査を調べたところ、その結果、大注目のクロストリジウム菌が備わっていることが分かりました。修行生活の中に、何かクロストリジウム菌にとって良いことがあるのでしょうか。研究者が注目したのは、修行僧が毎日食べている精進料理です。食材にたくさん含まれる食物繊維が鍵を握っていると言うのです。実は、最新の研究で、食物繊維の意外な働きが突き止められました。腸内にクロストリジウム菌の多いマウスに食物繊維たっぷりの餌を与え続けると、Tレグの割合がぐんと増えました。同じくクロストリジウム菌の多いマウスに、食物繊維の少ないエサを与え続けると、あまりTレグが増えませんでした。つまり、クロストリジウム菌は、大好物の食物繊維を摂ることで、初めてTレグを生み出すことができるのです。

この食物繊維ですが、私たち日本人ととても深いつながりがあります。はるか昔から食べられていた、きのこや木の実に始まり、その後も穀物、根菜、海藻類など日本の食材は常に食物繊維がたくさん含まれています。そのため、長い年月の間に、日本人の腸にはクロストリジウム菌など食物繊維を好む腸内細菌が多く住み着くようになったと考えられています。最近の研究発表では、そんな日本人の腸内細菌が優れたパワーを持つことが明らかになりました。調べたのは、腸内細菌が免疫力をコントロールする物質を出す能力です。欧米などの他の11カ国と日本の健康な人で比べると、約4倍近くその物質を出す能力が高いのです。日本人の腸内細菌は免疫力をコントロールする能力が群を抜いています。長い間、食物繊維をたっぷり摂り続けてきた日本人には、誰にでも鉄壁の免疫力を生む「腸能力」が備わっていたのです。

ところが、現代の日本では、アレルギーなど免疫の暴走による病が増え続けています。腸の中で、長い時間をかけて育まれてきた腸内細菌と免疫細胞の関係が、急速な食の変化により、乱されているのではないかと考えられ始めています。これまでアレルギーというと、皮膚や呼吸器だけで起こる問題だと思われていましたが、腸も関わっている可能性が強く示されています。腸内細菌との共生は、簡単にできることではなく、人類の進化の過程でだんだん身につけた能力なのです。それを、この数十年で突然環境が変わったり、食べ物が変わったりすることで、腸内細菌も驚き、暴走しているのではないかと山中教授は指摘します。現代の生活の中でも、食物繊維は摂取できます。アレルギーの少ない修行僧は、1日平均20グラムの食物繊維を摂取しています。もちろん、食物繊維だけを摂るのも良くありません。それも「バランス」ですね。

2018年、健康的なテーマでスタートしました。わたし自身の食事を振り返っても、やはり食物繊維が少ないように感じます。バランスの良い食事を心がけていこうと思います。では、そんな今回の塾の食事は、どうだったのでしょうか。

IMG_5672IMG_5675私の長崎土産「島原うどん」

IMG_5676田崎先生の長崎土産「雲仙ウインナー」

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高騰している野菜もしっかり摂ります「ニバニラ炒め」

レバーで鉄分もたっぷり。

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新年1発目なので、「お屠蘇」

今年もよろしくお願いします!!

西村 宗玲

オープン臥竜塾

12月12日に行われたオープン臥竜塾(クリスマス会)の様子を報告させていただきます。今回もたくさんのみなさんに参加していただきました。ありがとうございます。

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塾長自ら飾りつけされました!

メニューはケンタッキーのチキン、焼きそば、モツ煮、各種おつまみという感じだったのですが、今年も焼きそばは塾長が自らの手で作ってくださいました。
焼きそば補佐として、序盤は横田先生、終盤は私がついていたのですが、麺のほぐしが雑だったりと今年も塾長に「森口くんは雑なんだから」というお言葉を頂き、改めて、成長していないなと思いました笑

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というのも最近は私の横着な部分がどんどん露わになってきて、みんなに突っ込まれることも多くなりました。でも、それがすごく嬉しかったりします(嬉しいというのも変ですが笑)。自分を嘘で塗り固めるのではなく、そのままの自分を出せているからこそ、ダメな部分が露わになり、だからこそ、そこを受け入れて、少しでもよくしていこうという流れになるんだと思います。塾での関係というのは本当に特別だなとしみじみ感じます。少し話がそれてしまいました。

食べ物を囲みながら、乾杯をし、みんなでわいわい歓談タイムです。
そして、その後は恒例のプレゼント交換に移りました。このプレゼント交換はそれぞれがまず、1000円程度のプレゼントを用意します。そして、クジでプレゼントを渡す人を決めます。ここからがこのプレゼント交換のみそなのですが、クジで引いた人にプレゼントと共に、メッセージを送るというのが習わしになっています。今年もグッとくるメッセージ、笑ってしまうメッセージといろいろあり、楽しい時間になりました。

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柿崎先生が若林先生からもらったプレゼントを安藤先生と楽しく試す図です笑

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このプレゼント交換で不思議なのが、なぜか毎年同じ人にあたるという現象が起こるんです。僕自身、オープン臥竜塾はまだ、2回目ではあるのですが、そんなことを感じました。というのも僕自身が、今年も塾長からプレゼントを頂くことになりました(他にも安藤先生は今年も塾長にプレゼントを渡しておられましたし、他の先生も昨年と同じ人という人が何人もおられました。不思議ですね。)昨年もらった巾着袋はパソコンの充電器入れとして毎日使っています。
そんな中で、塾長からみなさん向けてこんな話をされました。
「私が職員みんなにのぞんいることは一つしかありません。それはみんなが幸せになってほしいということです」
もうこの言葉に説明はいらないように思います。

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今年ももうすぐ一年が終わります。一年は終わりますが、私たちの人生はまだまだ続いていきます。まだ終わりを意識するような現実味はありません。ですが、どう生きていくのか、何を思い人生を過ごすのかというのは誰もが考えることではないでしょうか。なかなかその答えというのは見つからないものなのかもしれませんが、一つの思いのもと一緒に働いている仲間がいること、そんな仲間と今年も年末を迎えられていること、そして、塾長という存在がいるからこそ、みんながこうやって幸せに、時には悩みながらも、でもそれでも、楽し過ごせているということを塾長の言葉から感じたような気がします。

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かつて塾長は「幸せというのは人との関係性の中にある」というようなことを言われたことがあります。その時はその言葉の意味があまりピンとはきていなかったのですが、少しずつなんだか分かってきたような気がします。
それは、きっと一人で考えても感じることのできなかった感情なんだろうなと思います。これから年末に向けて、私自身、そんなことを幾度となく思うんだろうなと思います。
年末という空気が自然とそうさせるのかもしれません。
みんなの顔を思い浮かべながら、この報告をかいています。そのことがなんだか嬉しいです。

報告者  森口達也

遠藤利彦氏の「アタッチメント」講演からみる大人のあり方

11月22日(火)の生臥竜塾

今回の塾は、東京大学院教授の遠藤利彦氏の講演をみんなで観賞しました。

内容は主に「アタッチメント」「情緒的利用可能性」で、新宿せいが子ども園の今年のテーマである「集団的敏感性」にもつながるということで、遠藤氏の講演から学びを深めるための回となりました。

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アタッチメントとは?

「何らかの危機に接した時あるいは危機が予想された時に生じる恐れや不安などのネガティブな感情を、特定の他者に対するくっつきを通して調整しようとする欲求及び行動の傾向」

遠藤氏はこうも言います。

「アタッチメント、くっつくという言葉から、時々それがべったりくっつくこと、お母さんや保育士さんにた依存している状態を思わせるかもしれません。でも、アタッチメントは、この依存性とは全く逆の意味です。アタッチメント、心理的に繋がっているからこそ、独り立ちができるようになる。それはとどういうことかというと、結局、危なくなったら、 あそこに戻ればいい、危なくなったら助けてもらえるから大丈夫、だったら、あちこち出かけて行ってもっと遊ぼう、もっといろいろなことをしてみよう。 心理的なつながりができているからこそ、我々は自律的に独り立ちをしてきちんと一人で行動できるようになった。アタッチメントは依存性とは間逆の、むしろ自律性という、これを促すものと認識されています」

「アタッチメントとは逆説的で、不安の時にちゃんとくっつくことができていた子ほど、ちゃんと一人でできるようになる」と。

塾長も常々、「子どもが負の状態になった時にいつでも駆け込める存在が重要である」と主張しています。また、その存在は決して一人ではない「複数の特定な存在」であると遠藤氏も主張します。

遠藤氏は、就学前教育いつから行えばよいかと疑問を抱きます。ある研究では、貧民街の子どもたちに「ヘッドスタート」という試みを行ない、幼児教育を受けた子と受けなかった子とを比べると、受けた子の方が勉強ができたとのこと。しかし、そのヘッドスタートは失敗します。10年たったら差はなくなってしまったからです。

また、ヘッグマンの幼児教育を受けることによって高校・大学の成績が良かったという研究から「好奇心・集中力」等の勉強以外の力が左右しているのではないかという、「非認知能力」の重要性から、これらの研究は貧しい地域で行われ、子どもの気持ちにちゃんと反応してくれた大人がいたかいないかの差ではないのか、愛着が将来に関連するのではないかという仮説を立てます。

そこから、「アタッチメント(愛着)」の研究を始めたそうです。

これに、「愛着存在がいないと非認知能力はつかない」と塾長は加えます。

そして、遠藤氏は冒頭のようなアタッチメントの考えに行き着きます。

子どもが不安や恐怖を感じていなければ、必要以上に手を出してはならない。

大人はいつも子どもの後ろを心配してついて回るのではなく、どっしりと構え、子どもが求めてきたときに「情緒的に利用可能」な存在でなくてはならない。

これが「情緒的利用可能性」です。

「子どもからの求めに応える、もし弱って帰ってきたら情緒的にエネルギーを補給してあげる、そして、子どもが一人で取り組んでいることに関しては大人がづけづけと入り込んではいかないこと。これは、子どもに無頓着でいるということではなく、心理的にはいつも子どもに寄り添いつつ、離れたところから見守り、ときには、声をかけ、子どもの自律的な活動を支えていくということ。こうしたかかわり方は、子どもが成長すればするほど重要なことになる」

「怖い時に保護をするのがアタッチメント。でも、実は保護するからこそ探索活動ができる。探索というのは、言い換えると遊びであり学び。保育と幼児教育を別々に考えがちだが、実は遊びにとって一番重要なことは、遊びの中でどれだけ自発的に学んでいけるか。それを豊かに保障できるかということが、きちんと保育の中で考えられなければいけないこと」

つまり、遠藤氏が一番言いたかったことは……

「子どもが必要な時にちゃんと情緒的に利用できる大人であろうよ」

ということなのかなと思いました。また、何かをしないということで大切なものを守れることもあるということも感じました。

ここで、アタッチメント関係を築けない母子の例を挙げていました。将来、子どもが「偽りの自己」を構築し、大人の「これいいよ」を言われるがままにするようになってしまう傾向です。問題形式ですので、考えてみてください。

保護者が子どもをお迎えに来た場面です。

1、「わーお母さんきたー!」と子どもが喜び、微笑みながら両者駆け寄って一緒に仲良く帰る

2、母がお迎えに来たが、子どもが嫌悪感。「何かあったのね…」一時的なものかな。仕方ないね。一緒に帰ろう。

3、母がお迎えに来たが、子どもが嫌悪感。「お母さん嫌!」と子どもが言うことに対して親が怒ってひっぱたく。引っ張って帰る。

4、母がお迎えに来たが、子どもが嫌悪感。「お母さん嫌!」と子どもが言う前に「嫌いなはずないわよね」と母。

この中で、将来危険性のパターンとは?

一見、3のように思います。叩くことは良いこととは言えませんが、この場合は、子も親も両者の意見を対等にぶつけています。問題は4であると遠藤氏は言います。子どもの言っていることを真剣に聞いてない。「先回り干渉」になってしまうことが、危険であるというのですね。

また、塾長は「昔は親信仰が強すぎた。今は、親以外の人との関わりも重要」と加えます。

家庭以上に円滑な人間関係の重要性、保育者とのアタッチメント関係が危険性を和らげる役目も担っているとこ。

そして、なるほどなぁと思ったのが、アタッチメントと健康についての内容でした。

乳幼児期での良いアタッチメント関係が築ければ、健康状態も将来長続きする傾向があるとのことでした。

どういうことかというと、恐怖や不安を必要以上に感じていると、それから逃げるための緊急反応として心臓がフル稼働して瞬時に血管に負荷がかかり、アタッチメントが安定している人と比べると将来4倍もの身体症状を訴えているという研究結果もあるとのことでした。

遠藤氏は、こんなことも言っていました。

「発達心理学の領域では、かつては、子どもの発達に大人のどのような特徴が重要かといった時に、敏感であること、敏感性がとても重要だといわれていました。敏感性とは何かというと、子どものその気持ちを的確に読み取って、迅速に応答してあげること。これが敏感性です。実はこの敏感性というものと、子どもの望ましい発達との間には、かなり強い関連性があることが、明らかになっています。しかし、子育てや保育の実践の文脈、例えば、お母さんを目の前にして、あるいは、保育士さんを目の前にして、 とにかく子どもにとって、大人の敏感性がとにかく大切ですなどとはあまり言わなくなってきています。 なぜかというと、敏感性というのを強調すると、子どもが痛い思いをしないように、辛い思いをしなくて もいいようにと先回りして、子どもにそれこそネガティブな感情を経験させないようにする。それが大切だと勘違いされることが多い。そういう中で、この敏感性という言葉ではなくて、最近、情緒的利用可能性という言葉が使われるようになってきた」

敏感性という、子どものその気持ちを的確に読み取って、迅速に応答してあげることを「集団」に置き換えると、大人は黒子として支え、目配りし、全体の雰囲気が楽しいと思えるような環境を作って、子ども同士が「気持ちを的確に読み取って、迅速に応答」し合う関係性を構築できるような環境にしてあげることのようです。

「子ども一人一人というよりは、集団がうまく楽しくまとまるよう気を配り、全体の活動を構造化し、子どものちょっとした過ちや粗相などには子どもがあまり萎縮しないで済むよう、できる限り許容的に振る舞うといった意味での敏感性」であり、何よりも、子ども同士でいることが「楽しい」と感じられる環境を作ることが「集団的敏感性」には重要であると、塾長は言います。

報告者 小松崎高司

 

本日のメニュー 親子丼・ワンタンスープ

本日のメニュー
親子丼・ワンタンスープ

本多氏からのお土産 島らっきょう

本多氏からのお土産
島らっきょう

本多氏からのお土産 黒糖チョコレート

本多氏からのお土産
黒糖チョコレート

田崎氏の22歳の誕生日会! おめでとう!!

田崎氏の22歳の誕生日会!
おめでとう!!

久々の失敗…

1114日(火)の生臥竜塾

スタートは、森口先生からこの日に玉川大学教授の大豆生田さんが来園した際のお話です。

大豆生田教授から保育の質の三本柱を塾長にお聞きしたいという趣旨で来園されたそうで、その三本柱が「園内研修」「同僚性・リーダーシップ」「家庭・地域」だったそうです。

この三本柱について塾長が答えてくださった中で、森口先生が「地域のお祭りなど地域の人たちが集まれる場を共有するシステムを作っていくことが重要」と塾長が言っていたことが最も印象的だったそうです。

ちなみに新宿せいが子ども園での1つの例として、会議室を開放して地域の人たちが集まって話し合える場を提供しています。

また、動画を撮ることについては「動画を構えることは子どもを理解していることにつながる」というお話があったそうです。確かに、保育現場に携わっていると動画や写真を撮る際に直感のようなものが働く印象を受けます。

この塾長と大豆生田教授の対談は、保育ナビの4月と5月に連載されるそうなので、より詳しく知りたい方はぜひそちらをご覧ください。

次に森口先生と西村先生の2人が参加している童心社での会報告です。

今回の会で印象に残ったのは、童心社の会長さんの言葉だったそうです。それは、理論や難しい話をするのも大切だが、もっと現場の保育士さんが実践できるようなわかりやすい話をしていくこと、そういう実践を作ることも大切ではないかということでした。それは、ちょうど塾長が最近話をしていることと全く同じだったようで、森口先生やに西村先生もかなり共感したとのことでした。

そこで塾長から、ある社会学者の提案を教えていただきました。

・集団があるから「いじめ」が生まれる

・家庭学習であれば「いじめ」がなくなるかも

というものです。しかし、そうなれば社会が作れなくなるので不可能ですね。

そんな中、学校教育の補完に縦割りの子ども社会を作れば「いじめ」がなくなると、ある進化生物学者が言っているそうです。

これが「0歳児からの集団の意味」につながるものがある気がします。

次に1110日(金)にあったGT関東の報告を西村先生が話してくれました。

遠藤先生による集団的敏感性のお話があったそうで、モノトロピーという「ひとりの特定の人に愛着関係を持った方がいい」が今まで脚光を浴びていたが、否定され始めていて、現在では「複数の人と愛着関係を持った方がいい」が注目を集めているそうです。

これは、「0からの集団の意味」に通じるものがあると思いますし、塾長からはチーム保育の考え方につながるとおっしゃっていました。

乳幼児の頃からシチュエーションに応じて大人を選べるようになることは、将来的に見た人間関係の幅や社会的適応力にも影響を及ぼしていくようにも感じました。

また「子ども同士の関係にいかに大人が目配りできるか」というお話もあったそうで、そこらへんのお話においては遠藤先生の講演の動画を録ってくださったそうなので、塾生が全員揃った塾で見る予定です。乞うご期待!!

そして塾長から、先生と言えど特別ではないことを伝えたいために先生でも「~さん」と子どもたちが呼ぶところもあるが子どもたちの中で先生は特別な存在であると考える。よって、例えば普段は森口くんだけど、子どもたちの前では森口先生と呼ぶそうにしているそうです。しっかり意識して見習っていこうと思います。

最後にメニュー紹介です。 

今回はカルディコーヒーのヒット商品で、テレビでも紹介された塩レモン鍋つゆを使った鍋1品にしました。

20171116_171116_0002

カルディの塩レモン鍋つゆ

 しかし、スライスレモンを一緒に煮込んでしまった結果、苦味が…(笑)

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塩レモン鍋

 タイトルにもありますが、久々の失敗となってしまいました…。あの西村先生の箸が止まるほど…(笑)ですが、塾長の「私は好きだけど。」の一言に救われました。さすが塾長は優しい(涙)皆様はレモン鍋をする際にはスライスレモンは見栄え用であって、決して煮込まないようお気をつけください。今度個人的にリベンジしてみます!

 しめはチーズリゾットにしたのですが、こちらは苦味が調和されて美味しく食べることができました!

20171116_171116_0001

しめのチーズリゾット

そして!!柿崎先生の34回目のバースデーが祝われました!!

20171116_171116_0004

ろうそく34本!!

 

柿崎先生!改めておめでとうございます!!

(報告者 若林邦彦)

ビビンバ

まずは臥竜塾に入って間もない塾生のために当時新宿せいが保育園の職員で作った園紹介を見ました。
職員が子ども役と先生役をし、新宿せいが保育園にはこんな子どもがいてどのように見守られているかというDVDです。
なかなかのクオリティーに一同微笑ましく見させてもらいました。
気になる方は是非お声かけください。
続いて2011年のドイツ報告を振り返りました。
ちょうど文字数科学を中心とした発表であり、現在塾セミナーでやっていることとリンクしているのでよい振り返りとなりました。
0.1歳の環境ではもう年長児が扱うような環境ばかりです。
0歳クラスの環境で置かれている物になります。

0歳クラスの環境で置かれている物になります。

そしてその中でも特徴的なのは森の幼稚園です。
森の自然物を使い、数の学習が行われていました。
IMG_0980
IMG_0977

画質が悪くてすみません。 くちばしが不等号になります。

さらに
数字とドットで表された用紙があり、その数の自然物を集めるという学習です。 葉っぱの数で集めたりもしていました。

数字とドットで表された用紙があり、その数の自然物を集めるという学習です。
葉っぱの数で集めたりもしていました。

この上の画像が塾セミナーの「数」のところでも触れた部分になります。

1の他にもの2、3、4、5と大きな数のものもいろいろと集めて学習しているそうです。日本とは違い、ワァーっと遊ぶのではなくこうして落ち着いて数に触れる時間を意図的に作っていることがわかります。また外でも多くの学びができることがわかります。

こうしたことが自然と行われ、カリキュラムに組み込まれていることがわかります。
次にドイツの食事です。
印象に残っているのが
「持てる大きさが食べる量と比例する」という考えです。
自分が持てるお皿を自ら持ってきて食べます。 お皿が陶器というのも驚きですね。

自分が持てるお皿を自ら持ってきて食べます。
お皿が陶器というのも驚きですね。

そして自分でよそう、選択をする。
どんなに小さい子でも選択をさせて自分でよそっています。

どんなに小さい子でも選択をさせて自分でよそっています。

日常がこうした日々であったら子どもたちの成長は日本とは違うであろうなと感じますね。

こうして以前のドイツを振り返りました。

最後には西村先生による韓国報告です。

藤森先生による韓国報告が臥竜塾ブログで上がっていますので今回はプライベートな部分を少しのせてみます。

どうやら韓国でこれがハートのマークになるそうです。写真を撮るときにはよくこのポーズをするそうです。

どうやら韓国でこれがハートのマークになるそうです。写真を撮るときにはよくこのポーズをするそうです。

ナンジャコリャ。

ナンジャコリャ。

IMG_1035

そして何より藤森先生が韓国で講演をされました!! またしても世界進出です!!

韓国の園長クラスの方々がお聞きになられたそうです。後ろの方では立ち見という方もいらしたほどのようです。これまた驚きです。

内容としましては「日本の問題と韓国の問題は共通するところがあり、そのためには乳児保育が重要であり、見守る保育が必要になるという話。」であります。

大人になってからの問題というのは乳児のときの影響が大きいという意味でもあると思います。

だからこそ乳児からの見守る保育が必要になるということですね。

 

そして今回のご飯はビビンバとスープです!

韓国のお土産でキムチとカクテキを買ってきてくださり、デパートでビビンバの具材も買ってきてくださったので本格的な韓国料理をいただくことができました。

ありがとうございました!!

キムチ

キムチ 良い酸味が効いていました。

カクテキ

カクテキ

美味でした。

美味でした。

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お菓子も美味しかったです。

お菓子も美味しかったです。

報告者 本多悠里

新メンバー加入しました!

今回の塾は、環境セミナーに参加した横田君と田崎君からのセミナー報告がありました。
1日目の報告を横田君から塾長の講演内容、「小学校へ上がる前の基礎」「外遊びを通じて社会のルール等を知れる」「保育の専門性」などといった話。それぞれの見学園の紹介の報告がありました。
田崎君からは2日目のセミナー報告がありました。京都にある園と、都内にある2園の実践園報告でした。そして倉掛先生からの「見守る保育の5つのポイント」についての話、Q&Aで、「見守る保育を受けた子が将来どのようになっていくか」という質問に対して「これからの学習は自分で考えて行動することが大切なので、世田谷区のガイドラインのように乳幼児期の底力を鍛えることが大事」そして塾長自身も「どのようになるのはまだわからなく、私自身も知りたいところ。ですが、今までの教育を受けて育ってきたのが今の大人。結果が出るのはまだ先だが、変えていく事が大事」という話をされていたそうです。また「大人になり切れない若者の増加」ということに関しても話もあったそうでとても勉強になりました。との報告でした。
環境セミナーの際に森口君が見学園紹介をするのですがその動画と、西村君のドイツ発表の動画が面白いという事でみんなで見たり、田崎君がせいがではクラスの担任はどのように動いているのかと質問されたとの事だったので、どう答えたかを再現してもらい、改めて担任の動きを知りました。

そして今回から、鹿児島県の保育園の息子さんで松元君が塾の新しいメンバーとなったので自己紹介をしてもらいました。
松元君は歳の離れたお姉さんが2人いる末っ子長男なので、物心ついた時から母親が2人いるような感覚だったみたいです(笑)。中学では生徒副会長をやったり、部活は野球部に入ろうと思っていたそうなのですが、学校に野球部がなく、その時の部活動紹介で一番面白かったのがバレー部で、この人たちについて行けば面白い人間になれると思った事からバレー部に入部したそうです。高校もエスカレーター式だったので6年間同じチームでバレーをしていたそうです。大学受験の際には、一人暮らしをするために県外の大学を考えていたところ、親から県内の国立大には入れたら一人暮らしの許しが出たので、頑張ってその大学に入学したそうです。心理学が面白そうと思いはじめていたので、2年生から心理の専門コースに入ろうと思っていたのですが、ずっと心理士になるのを目指していた人間がたくさんいてそのコースには入れず、ヨーロッパ言語文化コースというコースに入りそこからフランス語を学ぶ日々が続いたそうなのですが、特に興味もなく入ってしまった事からあまり続かず、中退してしまったそうです。その後、自分の園で半年ほど働いていた時に、療育施設を法人が建てたのでそこで働き、発達が気になるような子たちと過ごしていく中で、塾長の講演にお姉さんが参加していたそうで、その研修報告や書類を見たときに、そのころ自分が気になっていた部分だったという事から、塾長の名前を検索したり書籍を取り寄せたり、親からも塾長の名前が出ていたこともあったので、せいがを見学し働きたいという旨を伝え今に至るという事でした。

そして今日のご飯はオムライス、サラダ、コンソメスープでした。
食後には塾長が頂いた都まんじゅうと、塾頭のからの名古屋土産でラスクと、せんべいを頂きました。

新しい仲間が増えたことで今後の塾や活動がますます楽しくなりそうです。(報告者 柿崎)

見学園紹介

見学園紹介

ドイツ報告

ドイツ報告

塾ご飯

塾ご飯

都まんじゅう

都まんじゅう

塾頭からのお土産

塾頭からのお土産