機能のマニュアル

9月2日の生臥竜塾

 

「そもそも、何のためにするのか?」

 

 これは、よく塾長が発する言葉のひとつです。

 人は、自分がしている行動にどのくらいの意味を持っているでしょうか。多くを何となく過ごしてしまっている中、その問いを自分に投げかけることで見えてくるものがあります。それが「機能のマニュアル」です。今回の塾は、「もの(環境)の働き」について、大きな学びを得ることが出来たので報告します。

 よく見学者から、保育者の服装についての質問を受ける塾長は、こう言います。「例えば、0歳児担任の服装は何がよいか。それは、よだれがついても嫌がらない服・ティッシュをすぐに取り出せる服・感染症の嘔吐物が付いてしまったらすぐに捨てられる服であれば、それがスーツであってもよい」と。「プールに入る時であれば、子どもに水をかけられたとき、かけ返して遊べる服・子どもが溺れていたらためらうことなく助けにいける服であれば、それがスーツであってもよい」と。服が子どもにどう機能してどう働いているのかという、「そもそも、何のためにそうするのか?」を考えていくことが大切だということです。子どもとの挨拶であっても、互いがその日が気持ちよく楽しく過ごせるのであれば、顔を直視してきれいにお辞儀する必要はなく、どんな形であってもよいと。

 ものには、形があります。しかし、その形は本当に正しい形なのでしょうか。本来持つ機能や意味を見失っていないだろうか、と疑問視することの大切さを説きます。

 同じく鉄棒についても、逆上がりができるようにするために鉄棒をやるのではなく、幼児期に必要なのは「位置感覚」や「回転感覚」であり、両手でぶら下がってスイングしたり、横に回転するものなどでバランス機能を養わせる環境が必要であって、形にこだわる必要はないと言います。また、その考えは子どもの日常であっても同じです。以前、1歳児担任の職員から、トイレ近くに遊ぶ場所があるといいということで、環境(配置)の変更を提案された時です。塾長は「何のためにするの?」と問います。続けて、「1歳児は、主に歩くことが課題。トイレに近くなったら、子どもは歩かなくなってしまう。少し離れた遊びの場所から、途中に段差やトンネルなどの環境を作って、トイレに行かせて、そこを歩かせるのがその時期の課題であり、保育である。」と言います。

 そして、それは自発的な部分でも言えます。ただ、子どもが自発的になればよいということではなく、「自発的に何をするか」が重要だということです。自発性がもたらすものが、人を悲しませたり、多くの犠牲を生む結果になってしまってはいけません。

 こういったように、ものの働きを見直し、「何のために」を追求していくと、そこに「本来の機能」が見えてきます。身の回りにあるそれらの「機能」をもう一度考え、それを『マニュアル』とするような機能に関する「そもそも論」を作りたいと、塾長は話します。

 また、来週末には新宿せいが保育園の研修旅行があります。その研修で、どんな視点・どんな心構えで行けばよき学びになるかを、塾長に質問させて頂きました。塾長は、まず「共通なものを見つけるとよい」と言います。研修先で、「機能」が共通なものがあるということは、それは非常に大切なものということであり、「そもそも、何のために?」を見つめ直せるということです。そして、集団で行けるということで、各々が撮った写真を後でみんなでシェアできる場があると、個人で撮っていた写真から、その人の見方や自分が気がつかなかったところに気づけるということで、そこに『チーム』のよさ引き立ってくるとのことでした。

 年に一度だけ、集団で同じものを見ることができる機会です。その機会に出来ることや学べることを最大限にすることができる準備を、整えていければと感じました。

 

 最後に、今回の塾メニューです。

 ネギ塩きのこ豚丼と、旬な秋なすのお浸し、小松菜と豆腐のみそ汁です。そして、私事ですが月曜日に誕生日を迎えられたので、スイカとパイナップルとカステラケーキでお祝いして頂きました。1年の抱負として、「人に頼る」「仲間を信じる」を掲げました。これからも、どうぞよろしくお願い致します!

 

メニュー

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サプライズ!

サプライズ!

(報告者 小松崎高司)

「ミセス・ダウト」を観て…

25日から27日までGTサミットが開催されているのですが、それに参加するために東京に来ていた、外部塾生の邨橋tが今回の塾に参加するという事で久しぶりに塾生全員集合かと思っていたのですが、西田tが体調不良との事で今回はお休みでした。

 

そんな中での今回の塾のテーマは、映画「ミセス・ダウト」を見て、でした。塾長のブログの8月15日の回で「ミセス・ダウト」についての話題からこの映画を塾で観ようという事になりました。ストーリーや塾長の考え方などが書かれているので詳しくはそちらを見て頂けたらと思います。

観終わってから一人ずつ順番に感想を下記のよう述べていきました。

柿崎『最近の塾長の講演の中で「多様性」という言葉が出てきていますが、子どもに対して父母や男女、大人と子どもといった多様性の環境の必要性を感じた。』

邨橋『一番印象的だったのは、お父さんが職場のテレビ局のスタジオに入り込んだ時、一人で恐竜のおもちゃを使って遊んでいる俳優の演技を見ていたテレビ局の社長が、つまらなそうにやっている姿を見て「どうすれば子ども達を楽しませてあげられるのだろう…」と考えていたシーンで、常にこう考えることが「保育」なのではないかと感じた。また、子どもにとっては、「父と母のバランス」が大切であることを感じた。』

塾長『映画の中で母親が仕事に行っている間に、子どもと父親が部屋中をメチャメチャな状態にしながら夢中になって遊んでいる姿と、それを仕事から帰ってきた母親があきれる姿の両方が子どもにとっては必要である。その無邪気さに子供らしさを感じるが、最近、大人が思う「子どもらしさ」について大人好みに変わってきていることを感じる。例えば、ブロックで遊ぼうとするとき、子どもが精密な素晴らしい作品を作ることを期待することが多いが、積み木でいい作品を作ることではなく、積み木を通して、子ども同士の協同性を学ぶことにも意味があることを意識してほしい。』

小松崎『離婚寸前の夫婦の会話に、最近の塾長のブログに出てくる「オプティミスト」(→問題はここに置いて引っ越そう!という父親の楽観的な考え方)と「ぺシミスト」(→もう無理なの…という母親の悲観的な考え方)がぶつかることが離婚につながったのではないかと感じた。』

塾長『この映画では、子どもたちは女装をしていた父親から、彼女が父親であることを知らずに父性を感じていた。つまり、父性と母性は何も実際の男女によってすみ分けられるものでもないんだよね』

若林t『ぶつかる毎日から、離婚してお互いが離れて暮らし余裕ができたことで、相手を理解し、家庭の在り方がかわってくると感じた。』

本多『もし自分が子どもの立場だったら何を考えているだろうか。と、考えてみたり、様々なあり方の家庭があるんだなと感じた。』

山下『ちゃんと両親がいればそれにこしたことはないが、離婚をしていても、ちゃんとした家庭というのがあるんだ。また、自分にもまだ一歳にもならない子どもがいるが、見ていると遊びたいときは自分の方へ来るし、甘えたいときは母親の方へ行っている。これは小さいながらも大人を使い分けている。そのために両親のバランスが大切であり、子どもだからと安易に考えるのではなく、一人の人間として接していかなければならないと思った。』

話は、映画から離れて、

邨橋『最近読んでいるビジネス書の中に「人格形成」という言葉がでてきていたけど、人格形成という役割は何も保育園と幼稚園だけのものではないのだなと感じた。』

塾長『無人島で住んだら人格は必要ない。人と人が関わっていく、社会だから人格形成が必要になる』人格についての話し合いが行われました。

このブログがたちあがる前にも、塾で何度か映画を通して学び合う事がありましたが、今回思ったことは、一つの映画から各々が何を感じ、何を思ったかを話し合うことで自分が感じ取れなかった部分を他の塾生が感じていたり、うまく消化できなかった感想が塾長の言葉で飲み込めたりという事がありました。この映画から学んだことを普段の保育に活かせていければと思います。

 

そして、今回の塾メニューは先日塾長が出張で石川へ行った際のお土産の、甘海老の炊き込みご飯と、のどぐろの糠漬け、車麩のカツ、塾長が頂いただだちゃ豆に、なめこと長ねぎの味噌汁でした。そして食後のデザートは、塾の夏の定番となったかき氷でした。(報告者 柿崎)

今回のメニュー

今回のメニュー

夏の定番となったかき氷 ぶどうシロップ&練乳

夏の定番となったかき氷
ぶどうシロップ&練乳

 

帰省から

8月19日の生臥竜塾
本日は初めに、小松崎氏からのこんな提案から始まりました。
今日の臥竜塾の報告を塾生が交代で報告をしていかないかという提案です。
というのも、毎回小松崎氏が報告をするのはいいのですが、小松崎氏自らの発信する機会が
少ないことに気づきます。更に塾で話を進めていくと、塾生それぞれが報告することにより
それぞれの色が出ることも面白いのではという結論にいたりました。実際に話をまとめる
ことを経験することで自分自信のスキルアップに繋がるとも勝手に思っています。
ということで先週は我らが塾頭の報告でしたが本日は本多が報告させていただきます。
ただ私は小さい頃から国語の成績は常に最下位に近いところを彷徨っていました。
ですのでつたない文章になるとは思いますが、皆さんお付き合いのほどよろしくお願いします。
小松崎氏の提案から一転し、お盆にそれぞれがどんな帰省をしたのかという話題に移っていきまいた。
まずは私が初めて岩手の陸前高田に行ったことから始まります。とはいっても実家が岩手とかではなく
友人の両親のお墓参りです。被災地に初めて訪れた私は今現在の復興状況を報告。
百聞は一見にしかずということを目の当たりにしました。
なんとも薄い話…
そこから塾長が口を開きます。
「私も大震災が起きてすぐに石巻に行ったよ。船が逆さまになっているところを
山下君と見たね。マスクをしていないと見れないほどの臭いだったね。」
など感想をいただきました。
ここまで立ち直り復興してきたんだねと実感すると話は立ち直る力の話へと移って行きます。
大震災もそうですが、戦争があった時代はもっと人が亡くなっていたことを振り返ります。
多くの人が亡くなり、自分以外の家族が亡くなり、一人で生きていく人もいました。
でもそんなことがあっても人類はここまで立ち直り、生きてきたのです。
塾長の奥さんは辛いことがあったときこんなことを言うそうです。
「戦争に比べたら大したことないわよ」
名言が一つ出ましたね。塾生一同、深く頷きました。
立ち直ることは結局、自分自身がどう考えるか、例え周りの人がなにかを言ったとしても
当事者は自分なわけです。子どもが立ち直るときも同じで、大人は子どもを立ち直らせるための
キッカケを与えるだけに過ぎません。現代の若者は少しのことですぐに鬱病になることがあります。
子どもたちのリジリエンシー(立ち直る力、回復力)をつけるべく保育者としての役割を果たしたいと
考えさせてもらえる話となりました。
そして、塾頭山下氏の帰省の話へ…
地元富山に帰り、十何年ぶりに町内のお祭りに参加したそうです。
町内の方と関わり感じたことはみんな老けていたということ。笑
その中でいつも毎年キャンプなどを仕切ってくれていて様々な体験をさせてもらった方と
お話をしたそうです。
毎年行っていたキャンプが少子化の影響で山下氏の世代で終わってしまっていたそうです。
自分の父親の世代から自分の世代まで頑張って続いていたことを考えると次に自分たちが支える側になってやっていきたいとも感じたようです。
更に少子化の波は大きなうねりとなり、外で虫取り網を持って遊ぶ子も減っていたこと、幼い頃に遊んでいた公園がなくなり空き地になっていること、少子化というのを肌で感じ、少し寂しさを感じたそうです。
その話から塾長の話へ…
キャンプの話題が出ていたので「最近はオートキャンプが流行り始めているよね」から始まります。
昔はもっと子どもを連れて色々な所へ行っていたことなど塾長の経験から貴重なお話をしていただきました。
家族で段々と遠くに行く旅行をしたり、キャンプに行くにしても段階を踏むといったこをしていたようです。
すぐにキャンプをするのではなく、
旅館→バンガロー→バンガローの外にテント→テントのみといった少しづつレベルアップ
することで慣れて行くという段階を経て体験をさせていたようです。
塾長の子育ては非常に勉強になります。
今はなぜなくなってきているのか、その背景には若者の「面倒くさい」という言葉が関係
してきているのかもしれないという見解です。
今では果物さえ食べるのがめんどくさいという理由からももやみかんを剥くのが面倒だから
買わないという傾向があるようです。なので今売れ行きが急増しているのがバナナです。
簡単に剥けるという理由からだそうです。なんとも寂しい現状ですね。
塾長は伝承がうまく行かなかった私たちの世代に責任があるかもしれないともおっしゃっていましたが、
しっかりと自分の息子さんには伝承されているようでした。
息子さんは子どもが生まれています。当時はめんどくさいと言っていたそうですが、今では
一緒に行っていたおかげでキャンプなどしたいと言っているそうです。
やはり、体験して楽しかったことを我が子にもさせてあげたいという伝承は当たり前のこと
なのでしょうね。そして子どもには自然と伝承していることがわかります。
他にも家族のみならず、研修旅行でもキャンプをし、グループごとに分け、同じ費用の中で
ご飯の美味しさを競い合ったりもしたようです。これは実際にやってみたいなと思っています。
他にも帰省した塾生の話やたわいもない話とありますが長くなりそうなので割愛しますが、
こうして、帰省した話から多くの話に派生していくことが多い臥竜塾です。
それぞれの話題が塾長によって何倍も大きくなった話に変わって行きます。
その学びには常に感謝の気持ちでいっぱいです。
その分私たちは日々の保育、子どもたちに還元していく必要があると塾が終わる頃に感じます!
なんとまとまりがなく長い文章ですいません。
最後になりましたが、本日のメニューです。
塾生である、若林氏の友人から頂いた、讃岐うどん会のアイドル
「池上製麺所るみばあちゃんのおうどんです」
ネーミングが素晴らしいですね!!かなり有名だそうです。
食べ方は「サラダうどん」にし、食しました!トッピングはレタスにツナ缶、コーン、
かにかまです。うどんのこしが強く食べ応えのある一品でした!!
更に、これだけでは足りないということで、ベーコンを使ったチンジャオロースーも
作り、お腹を満たしました。
本日、出来上がりを撮影するのを忘れていました。すいません…
るみばあちゃんのおうどん

るみばあちゃんのおうどん

そしてデザートは、山下氏、小松崎氏が地元で買ってきてくれた甘いお菓子です!!笑
とても美味しく頂きました!
(報告者 本多)

自己満足でなく『発信』

8月12日の臥竜塾

いつも、塾での内容を報告している小松崎がお盆休みで実家の方に帰省したので塾を欠席しました。

ですので、今回は山下が報告をさせていただきます。

 

小松崎のように、内容を簡潔にまとめ、分かりやすく報告できる自信がなかったため、

どのように報告しようか色々と考えました・・・。

そして今回の報告は実際にどのように話し合いが展開されたのか皆さんに見ていただこうと思います。

皆さんも報告を読みながら、バーチャルではありますが生臥竜塾に参加しているような気分になっていただけたらと思います。

ですので相手の呼び方など私たちが日頃呼んでいる呼び方で書かせていただきます。

 

山下:「今回はザッキ―(小松崎)がいないので、代わりに話し合いのテーマをいただきました。

ザッキーが提示したテーマは、『生臥竜塾ブログが始まって約3ヵ月、自ら発信するという立場から、各々が見えてきた世界・視点・学びを伝えあう』です。

塾長:「さすが臥竜塾の詩人だね(笑)悠里君はこれについてどう??」

本多:「そうですねぇ、見る視点は変化したと思います。以前までは全く気付かなかったり反応しなかったことでも、日頃からアンテナを張っているようにして、何か書けるようなネタはないかな?って考えながら保育していますね。それのせいか、ブログを書き始める前よりも些細な変化に敏感に反応しているような気がします。」

塾長:「私もブログを書き始めたころは、悠里君みたいに、そこらじゅうにネタがないか探していたね。

例えば電車に乗ると中吊り広告を端から端まで読んでみたりとか(笑)」

本多:「わか(若林)の書くブログは、細かい部分まで子どもの姿とか上手く捉えているよね」

若林:「そうですか?!去年見ていた年長さんが学童に上がって、その成長が見られるのもありますし、何よりも保育園の時よりも、一歩子どもとの距離が離れることができるので、見やすいのかもしれません。」

塾長:「ただせっかく毎日ブログを書いているなら、読む人にとってプラスになる内容を書いたらいいと思うんだよね。

もちろん子どものエピソードもいいと思うんだけど・・・よく有名人のブログというのはプライベートな内容で、美味しい食事や旅行などがネタだけど、我々が書いているブログというのは、そういう方向ではないよね。」

山下 本多 西田 柿崎 若林:「・・・(沈黙 そして相槌)」

西田:「ちょっと話しが変わるんですけど、一週間に一回とはいえ、だんだんネタが無くなってきたと感じた時に、それはネタがないのでなく、自分の探し方が下手なのかな?と最近感じ始めました。と言うのも、例えば子どもの姿を書いたところで、最後はしっかりオチがないとダメですよね。

ですので、最近は先生の本を読んでから探しているようにしています。」

塾長:「そういえば悠里君、今わたしがブログで連載している内容の本を読んでいるそうだけど・・・どう??」

本多:「そうですね・・・正直、難しいです。ただ先生のブログを読んでいるので、本とリンクしている箇所があると、とても納得しますね!」

塾長:「結構、本の文章をそのまま引用しているけど、その間に私なりに本の内容を解釈をして、自分の考えや解釈を組み込んで書くようにするには、普通に読めば、読み飛ばしてしまうところを、ブログにすることで理解をしないといけないから何度も読み返さないといけない。

それはコメントも一緒で、コメント書く場合はブログの内容を理解しないといけないから、何度も何度も読み返すと思うけど、それが大切だと思うよ。

ちょっと、変わるけど、もっと研究発表の部分をアップしていくといいよね。

例えばブロックゾーンにある4月、5月の時点で子ども達が作り上げた写真だけでも十分だと思うよ。」

本多:「OKす!僕、それ次いきます。」

塾長:「あとは新しい科学ゾーンの中でもたくさん紹介できる物があるよね。認定書なんかとても面白いし、最近始めた、絵本マイスターの道もいいアイディアだよね。

あとは成長展の作品でも、新しいことを試みようとしているけど、色々発表できるものがたくさんあるんだから、もっとどんどん研究発表の部分の「製品」にアップしていくといいね。 だからカッキーの今回の活動報告もおもしろいよね。」

柿:「最近、園長先生と出張に行ったときに見つけた本を購入したんだけど、なかなかおもしろくて、ブログに書いてみたんだけど、やはり本を読んで解説は難しいですね…自分は分かってても相手に理解しやすいように書くっていうのは…だから先生はスゴい…」

山下:「僕も『もしドラ』の内容。連続しているけど…一番は自分の勉強になるよね。あとは自分の課題としていることを書くことで、その課題の糸口を見えてきたり…。

あと、ブログを書いて一番の喜びはコメントを書いてくれる人がいるということですね!あれは、とても嬉しいです!自分なんかの文章を読んでくれて、しかもコメントまで書いてくれるのは本当にありがたいです。とくに自分が一番伝えたい!と思ったところをピンポイントでコメントしてくれた時は、離れているのに共感しているという事に感動します。」

塾長:「それは確かにあるね。そういう意味ではみんなのコメントは本当に的確だよね。そして一人一人書く内容が違うから、コメントした人の考え方もとても表れるよね。あとはコメントを書くことで自然と力はついていると思うよ?

みんなが毎日書いているブログもとても面白いしね!ただ何度も言うように自己満足で終わってはいけないよね。しっかりと自分達から発信して、全国の幼稚園・保育園のみんなに少しでも保育のヒントや参考になる物を広げていきたいし、逆に全国の保育園から、実践している保育や手作りおもちゃの情報も集めたいね。

そして一つのまとまった物を出したいと思っているんだよ。例えば、ドイツのバイエルンは前半が理念が書いてあって、後半は具体例が載っているんだよ。共通の理念を持ったもの同士が集まり、そして一つのものをみんなで作り上げていきたいよね!

そして一冊の本を作り上げていくのが、我々の展望にしていこう!」

 

こうして塾長の高い志の言葉に塾生全員が心を打たれ、今回の臥竜塾は終了となりました。

本当はもっと話し合いの時間が長いので、いくらか割愛した部分もあります。と言うのも、途中、脱線し全く関係ない話をしたり、くだらない話をしたり…。でも最後はしっかりと塾長の言葉で締まるのがお決まりです。大人になって、お互いが腹を割って本音で語り、夢を語り合う場が身近にあることにとても、感謝しています!

ではでは最後になりましたが、今回の夕飯紹介です。最近東京は猛暑が続きっぱなしなので、夏の食事と言えば素麺ですよね!そして素麺と言えば「揖保の糸」です!ただめんつゆだけで食べるというのは芸がないので、三種類の汁を用意しました。

一つ目の汁は塾長が提案した「つけめん風」これはつけめんのスープの様にめんつゆの中に豚肉、金糸卵、甘く似た椎茸、薬味を入れたもの。具たくさんで、素麺と具との組み合わせにより色々な味を楽しめました!

二つ目は「イタリアン風」フルーツトマトを賽の目に切り、めんつゆの中に入れます。そして、すりおろしニンニクとオリーブオイルを入れて、最後に保育園で栽培しているバジルを刻んで入れて完成。トマトの酸味とニンニクのコンビは最強です。そしてバジルによって爽やかな味を楽しめました!めんつゆで飽きた時には最適です。

三つ目は「ピリ辛中華風」ベースは酢と醤油で、そこにラー油、刷りゴマ、鶏ガラなどの調味料を入れて完成!他の二種類がめんつゆベースになっているので、甘いのに飽きたらこれでリセット!ピリ辛なので、食欲が増し、夏バテ対策にもなるのでは!?

大量の素麺も用意した3つのスープのお陰でキレイさっぱり無くなりました!やはり熱い夏には素麺がいいですね!!

そしてそして!今回のデザートはかき氷!!しかも塾長が自ら氷を削ってくださり、そして安心安全なぶどうのシロップ!さらに練乳がけ…もぅ非の打ち所がないですね…。

今回はまさに夏を乗りきるためのメニューでした!!

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発展と転機

8月5日の生臥竜塾

本日は3名の聴講生が来塾されました。3名とも新宿せいが保育園の職員です。その内の2名は、塾長との関わりも長く、深い信頼関係で結ばれているベテラン保育士さんです。もう1人は、以前は別の所で保育士をしていましたが、新宿せいが保育園を見学したその日に、ここで働きたいです!と志願し、今年の4月から働いている職員です。そんな3名と共に、今回の塾は始まりました。

〈発達と発展〉

乳幼児施設では、子どもの“発達”を保障する場所でもありますが、同時に“発展”も必要であると説きます。子どもは「発達と学習の共同構成者」と言われているように、自ら学ぼうとする過程が重要であり、それを自ら発展させていくことに意味があるとのこと。よく、ひとつの項目から枝分かれで発想を膨らましていき、関連する学びへとつなげていく手法があるが、その方法だと、どうしても大人の誘導性が出てしまい、学びが薄くなってしまう印象がある。子どもが今している遊びを、別の角度や別の視点からアプローチしていくことで、その遊びを深めていくことが“発展”になっていく。職員が絵本を読み聞かせることから、文字やお話に興味を持った子どもが他の子どもに絵本を読み聞かせていけるように促したり、子どもがブランコ好きであれば、木とロープをうまく使ってブランコにしていく過程を楽しめるように促したりなど、その深め方は大人次第で大きく変わっていくのだということを学びました。

 

〈転機〉

塾長が42歳の時、人生で大きな出来事があり、その大病をした時の体験が自分にとっての転機にもなったそうです。お見舞いに来てくれる人でも、1人の人として親身になって来てくれる人と、地位だけを見て来る人と分かれたそうです。その時、“死んだら地位やお金や役職は何の意味もない”と悟ったそうです。そんなものよりも、自分らしく生き、人生を楽しく過ごし、親身になってくれる人を増やしていこうと思ったそうです。そんな中、最近ちょっと長生きしたいと思ったのが、お孫さんの成長を見たいということと、毎日新しい発見があるので、1年過ごせば365個の新しいことを知ることになるということ。

また、塾長の学生時代の話から、「勉強しなくて得意なことで勝負できるもの」があるとよいという話を聞きました。世の中には、テスト勉強をしなくてもテストができる人がいる。そう考えた時に、何かを勉強をしなくても自分が得意だと思えるものや、特技を活かす方法を探り、それで勝負していく方が人生を楽しく過ごしていけるのではと思ったそうです。その力は、学力とは異なるため、学歴で人を判断しようとは思わないとのこと。

そして、何も特技がないっていうのも“特技”であるということ。何もないということは、全てを吸収できるってことでもあり、日本特有である“卑下”も、そうできるということは、得意分野に自信があるということでもある。

 

こういった具合に塾は進んでいきましたが、塾長の話を聞いている2人のベテラン保育士さんの様子を見ていてふと個人的に感じたことを書きたいと思います。まず1人目は、必ずあいづちを打つということ。人の話の区切り区切りに「うん、うん」とうなずいています。それは、共感している、または共感しようとしている姿勢の現れでもあると感じます。うなずきの天才です。そして2人目は、隙間に共感を入れながらも、笑える単語を自然と入れるところです。その一言の破壊力は、周囲を笑いの渦へといざないます。以前、本人は自分のことを「隙間産業」と言っていたのを思い出しました。人と人の間にある隙間も一瞬で埋めてしまい、笑顔を生み出します。よく分かりませんが、その2人が持つ「うなずき」と「笑顔」は、簡単そうに見えて誰も真似ができない“特技”である気がしました。

 

今回の食事メニューは、出し巻卵明太子乗せ・さつまあげ・鶏肉の梅肉大葉・お刺身・枝豆・みょうがの豚バラ巻・ホタルイカ漬け・ほっけ焼き・カツオのたたきです。皆のお酒も進む、美味しいメニューでした!

(報告者 小松崎高司)

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循環

7月29日の生臥竜塾

今回は、塾長と出張に行った塾生が、現地で経験したこと、感じたことなどの報告会を行いました。

塾生・柿崎氏は、北海道出張へ同行し、旅先での行程や出来事などを教えてくれました。旭川に降り立ったのち、そこの食文化を体験したり、アイヌ文化を「アイヌ民族博物館」にて学ぶことができたそうです。アイヌ民族には、『イワクテ』という儀式があります。それは、役目を終えた「物」に宿る魂を神の国へ送る儀式です。もともと、「この世に存在するすべてのものに神が宿っている」という考えがあり、物を大事にするのがアイヌの精神文化です。古くなって穴の開いてしまった丸木舟を、細かく解体し、感謝の祈りをささげます。そして、解体した木材でまな板などを作り、新たな役割を与えます。こういった、何かを何かに変え、物や精神を『循環』させる文化を、アイヌ民族から感じます。

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また、30分ほど調理という立場から話す機会をもらい、自分が調理を目指すきっかけになった経験から「大人の声かけの大切さ」を感じたという話をしたそうです。塾長から声がかかった時、いつでも話せるような準備、また、そういった内容のストックを用意しておき、現場ならではの話を伝えられるようにしておくことで、塾長の役に立っていきたいと思ったと、話してくれました。

 

そして、私も鳥取出張に同行させて頂き、「科学する心を育てる」2004年度「ソニー幼児教育支援プログラム」において受賞された、赤碕保育園を見学しました。福田園長先生は、『レッジョを参考に実践するうちに、「環境を整えるだけでは足りない」「子どもは中心にあるべきだが、一方で子どもに任せているだけではうまくいかない」ということもわかってきた。保育する側の主体性の重要さに気づき、子どもの興味・関心をきっかけにして、いろいろな「色(提案)」を用意し、その子がつけたい「色」を選べるようにしてあげることが保育の役割だ。』と、保育雑誌に語っています。

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その内容通り、子どもたちの興味関心を掘り下げ、そこから何を学んでいるのか、また、学びを深める為に何が必要かを子どもたち自身で見つけることができるような声かけや、そういった意識を大切にしている様子が、職員の方々からも感じ取ることができました。そして、子どもたち興味関心から学びにいたるまでを記録し、保育園の様々な場所に掲示してありました。面白いと思ったのが、その記録をその日のうちに、関係している子どもの家庭に配布し、そのテーマが家庭ではどう発展したか、どう影響しているかを「家庭での様子」欄に記入して頂き、後日返却してもらって、それを、個人別発達記録「ポートフォリオ」として活用しているそうです。その『循環』が私には新鮮に映り、新しい見方を感じさせてもらいました。

また、鳥取名物「鳥取大砂丘」、そして「砂の美術館」にも立ち寄らせていただき、鳥取の「砂丘」という特徴を地域活性化のための『循環』へと活用している体験もさせて頂きました。

このように、様々な『循環』を感じた生臥竜塾となりました。

 

今回の食事メニューは、北海道名物「ジンギスカン」と、鳥取名物「砂丘らっきょう」、デザートに北海道のチーズケーキと、何とも豪華でした。塾長、いつもありがとうございます!

(報告者 小松崎高司)

北海道名物 松尾ジンギスカン

北海道名物 松尾ジンギスカン

食事メニュー

食事メニュー

チーズケーキと鳥取土産(砂丘の砂で作られたモアイ像)

チーズケーキと砂丘の砂で作られたモアイ

鳥取大砂丘

鳥取大砂丘

砂の美術館

砂の美術館

暗闇

7月22日の生臥竜塾

皆さんは、「元気がいい」という言葉から、いったいどんな子どもの姿を想像しますか?

日本では、よく“大声で走り回っている姿”を見ると「元気がいい」と感じる傾向が少なくないように、“落ち着いている”ということは、物音せずにシーンとしている姿であるように捉えてしまっています。しかし、果たしてそれは本当だろうかというのが、今回のテーマです。

ドイツでは、散歩に出かける前にあることをするそうです。日本では、“よーし、これからたくさん歩くから元気を出して頑張ろう!”といって、子どもたちを奮起させ、気分を高めさせることが多いですが、ドイツでは、ロウソクを灯し、その灯りを見つめながら、エネルギーを自分の中に向かわせた後、ゆっくりと出発するそうです。そうしないと、予期せぬケガにつながってしまうからだそうです。

日本では、子どもが気持ちを発散させる場を用意しても、そのエネルギーを自分の中に向かわせ、自らでそのエネルギーを残すといった練習はなかなかしないとのこと。100%の力と、70%の力。どちらが自分で制御しやすいかといったら、当然、70%の方であると思います。そのエネルギーの調節が、幼いころから習慣的に自分の力で行えている環境下で育つことによって、周囲がケガを防ぐのではなく、内なるエネルギーのコントロール力で、自分で行動を制御できるようになっていくということでした。

元気がいいということは、あくまで自分で選んだ活動に対して集中して取り組んでいる姿ということであり、自分のエネルギーを調整して活動できている姿であるということです。子どもたちは、1日をどんなテンションですごしているでしょうか。1日中、テンションが高いまま過ごしてしまっていないか、見直さなくてはなりません。それに有効なのが「集中」、そして「暗闇」だそうです。

そして、暗闇から人の能力についての話がありました。

健常者が真っ暗闇に行くと、視覚という5感のひとつが機能しなくなりますが、視覚障がい者は、真っ暗闇でも「景色」が見えることもあるそうです。つまり、第6感で、ものを見ているということになります。よく、障がい者の気持ちを理解しようとして疑似体験する催しもありますが、その趣旨はそうではなく、「失っているものを取り戻そう」といった、人間が持つ能力に気づくことでもあるとのこと。同時に“障がいってすごく優れている”という認識にもつながることでもある。それが、「目以外のもので、何かを見たことがありますか?」という問いかけで始まる、ソーシャルエンターテイメント『ダイアログ・イン・ザ・ダーク』という試みでもあります。(これについては、塾長の「臥竜塾」ブログの2010年12月4、5日に詳しく書かれてありますので、どうぞそちらをご覧下さい。)その第6感を、もともと携えているのが「赤ちゃん」でもあり、赤ちゃんは5感が未熟な分だけ、それ以外の能力が働く。その能力は、5感ができるようになってから次第に失っていってしまうという話もありました。

5(感)−1(感)=4(感) が通常ではあるものの

5(感)−1(感)=6(感) にもなり得るという内容でした。

 

今回のメニューは、いよいよ夏も本番!ということもあり、「冷やし中華」を作りました。また、塾長が頂いた「讃岐うどん」も一緒にごちそうになりました。コシが強くて食べ応えがあり、非常に美味しかったです。やはり、熱い日には、冷たい麺が進みますね!今回も、みなでおいしく頂きました!

(報告者 小松崎高司)

冷やし中華と讃岐うどんと枝豆

冷やし中華と讃岐うどんと枝豆

正義の見方

7月15日の生臥竜塾

 

今回の塾は、塾長が1週間ほど各地へ出張に出かけていたということもあり、その場所で起きた出来事や印象に残った話などをしてくれました。各地に行き、様々な人との話の中で、多くの見方を知ることができたと。

その中でも、人によって「正義」という見方も違うのではという話がありました。

 

【正義】

1、人の道にかなっていて正しいこと。

2、正しい意義。また、正しい解釈。

3、人間の社会行動の評価基準で、その違反に対し厳格な制裁を伴う規範。

 

自分の視点で物事を見ると、当然自分が「正義」であるかのように映りますが、相手にとっては、こちら(自分)が「悪」や「敵」に映っている場合もあります。では、正義とは何なのか。自分以外はすべて悪なのか。“アンパンマン”でおなじみのやなせたかし氏は「正義ものでヒーローが悪者をやっつけるという話が多いが、相手側からすれば、相手の正義がある。それが嫌なので、誰にとってもの敵は、“飢え”であろういうことで、その飢えを救うヒーローとしてアンパンマンを登場させた」と語っていたそうです。

 

あくまでも“悪者を作らない”ことが重要であり、それを自然に子どもたちの中でやっているのが『ピーステーブル』であるということ。子どもたちは、自分たちなりの価値観や意見を伝えあい、子ども特有な「曖昧さ」によって見事問題を解決させているのに対し、そこに大人が介入することで「正義」と「悪」を決めたがってしまう。もちろん、相手に手を出すことはいけないが、手を出した方にも「正義」はあるかもしれない。

 

考え方は、ついつい一方的になってしまいがちであるということ。自分にとっての敵を排除するのではなく、多様性から得られる数多くの「正義」に触れ、そこから自分の「正義」を確立していき、その中での共通する正義に重点を置く必要性を感じました。

まさに、「正義の味方」は「正義の見方」を提唱しています。

 

今回の食事メニューは、塾長が名古屋で買ってきてくれた「みそだれ」を使用した『みそカツ』と、なすと玉ねぎのみそ汁です。思っていたよりもさらっとしたソースで、カツによく染みて非常に美味しかったです。ごちそうさまでした!

(報告者 小松崎高司)

味噌カツ・なすと玉ねぎのみそ汁

味噌カツ・なすと玉ねぎのみそ汁

矢場とん「みそだれ」

矢場とん「みそだれ」

「ひつまぶし柿の種」 「手羽先プリッツ」

「ひつまぶし柿の種」
「手羽先プリッツ」

ネーミングがマニュアル

7月8日の生臥竜塾

 

今回は、ある大学教授が新宿せいが保育園を訪れて、「見守る保育を、どのように職員に浸透させているか」を観察し、そこでどう感じたかのお話を塾長より報告して頂きました。

 

まず、ある職員が、子どもが甘え泣きをしていると理解し、少々様子を見ていた場面がありました。最終的に、その甘えをしっかりと受容して抱っこをするのですが、その次の日の同じような場面では、昨日よりも少し時間をおいてから受容していたと感じたそうです。昨日よりも今日と、微妙に対応を変えられるのは、ネーミングが「見守る保育」であるからではないか。つまり、保育者が何か行動に移す際に「今から行うことは見守る保育なのだろうか」と考え、自分としての間合いを見て待つことによって“んっ?”とワンクッションをおくことができ、原点に立ち返ることができていると。

また、そのように立ち返ることで、方法は違ってくるが誰がやっても目指すものが同じ「見守る保育」になっていき、結果、保育が統一してくるという印象を受けたそうです。それだけではなく、「見守る保育」という名前によって、他の人とも有意義な議論を繰り広げることができ、行動に移す時も、直接ではなく環境を通して用意するようにもなっているというのです。

そして、行動に移す時に見る物がマニュアルなら、新宿せいが保育園では「見守る保育」というネーミング自体が、マニュアルそのものであるということを塾長も仰っていました。

 

何かに名前を付ける時は、その名前がその後のマニュアルになり、人を原点へ立ち返らせるような言葉で構成すると良いということがうかがえましたし、そのネーミングが保育へ統一性を運んでくるという感覚を持ったことがありませんでしたが、よくよく考えてみると、やはり最終的な判断はそこから生み出される答えからのような気がします。以前からあったものなのですが、不思議と新鮮な気持ちにもなった報告でした。

 

そして、今回の食事メニューは、塾長がお土産で買ってきてくれた、絡め唐揚げ「華からっと」を中心に、チンジャオロースー、野菜スティック、カブのみそ汁でした。そしてそして、今回は日曜に誕生日を向かえた塾頭山下氏のお祝いもしました。「三十にして立つ」と繰り返していました。そんな“立っていく”塾頭の姿に、振り落とされないようしがみついていくのが塾生の努めでもあります。

(報告者 小松崎高司)

絡み唐揚げ「華からっと」

絡み唐揚げ「華からっと」

メニュー

メニュー

塾頭の好物「カステラ」でお祝い

塾頭の好物「カステラ」でお祝い

理想像

7月1日(火)の生臥竜塾

今回の生臥竜塾は、塾長と臥竜塾生の二人がドイツ視察へ行き、臥竜塾生の一人がプライベートでハワイへ行ってきたということで、実にグローバルな報告会となりました。今回のドイツ視察で、塾生全員がドイツへ行ったことになります。

2007年 第5回目 西田

2009年 第7回目 山下

2010年 第8回目 邨橋

2011年 第9回目 柿崎

2012年 第10回目 本多

2013年 第11回目 小松崎

2014年 第12回目 柿崎・若林

この数字を見ると、改めてドイツ視察の歴史を感じます。初めの方にいった人から、最近行った人までの話を聞き、ドイツの“環境の軸となる部分は何も変わっていない”といった話が出ました。「ぶれないというよりも、日本だけが特殊すぎる」という意見もありました。それは、アメリカの保育環境の写真も見て、ドイツ環境と似たものを感じたからです。その“特殊”が、日本の良い面を活かした独自性として捉えることができるうようになればと思います。

 

また、その報告の中でも、日本からの移動で長時間飛行機の中にいるので、各々過ごし方は異なりますが、行きや帰りの機内で見た映画の話題でも盛り上がりました。「そして父になる」「ミケランジェロプロジェクト」などあがりましたが、塾長が懐かしい映画を見つけ、鑑賞したのは「メリーポピンズ」という映画です。

この映画は、チム・チム・チェリーの歌でおなじみのミュージカル映画で、メリーポピンズが乳母として子どもの家庭に来るという内容です。この時のきっかけには、親からみた子どもに対する接し方の理想像と、子どもからみた理想像とのギャップが表れているそうです。せりふの訳から見てみましょう。

子どもの保護者が「乳母を選ぶのは大仕事だ。洞察力と人を見る目が必要だ。」ということで新聞広告を出すことになります。「募集 乳母・しっかり者でまじめな女性。イギリスの乳母は将軍。国の未来は彼女ら次第。頼もしい若者を育てるのは、乳母のきびしい手。イギリスの銀行は精密機械。家庭もそうあるべきだ。伝統、規律、そして規則が大切だ。でないと、混乱、破滅、すべてがめちゃくちゃだ。」

これに対して子どもたちが書いた新聞広告は、「かわいい二人の子の乳母を求む。申し込む資格は、気立てが明るく、ゲームができて、親切で、気がきいて、やさしく、きれい。散歩の時はいつも、歌とお菓子。いじわるしないで。ひまし油なんか飲ませない。ママほどかわいがって。あんまりしからなければ、私たちもおとなしくします。」

 

理想像に限ったことではなく、子どもたちは、このようなギャップを日々感じているかもしれないのですね。子どもの声を素直に受けとめる社会を作らなければ、その差は埋まらないのかもしれないと感じました。

 

そして、今回の食事は二部構成でした。一部目は、塾長からドイツ名物である「白ウィンナー」とろうそくのお土産を灯して、ドイツの気分を味わい白ウィンナーを食しました。みんな、ドイツで白ウィンナーを食べたことがあるということもあり、“懐かしさ”や“絶品さ”が蘇ってきたようです。ごちそうさまでした!

二部目は、塾生で作った海鮮丼となめこのみそ汁、ほうれん草の胡麻和えでした。そして、デザートにはメロン!このようなおいしい食事を、みんなで楽しく食べられる。なんて幸せなことでしょう。

一部の様子

一部の様子

ドイツのろうそく

塾長からのお土産 ドイツのろうそく

白ウィンナー

白ウィンナー

海鮮丼・みそ汁・ほうれん草の胡麻和え

海鮮丼・みそ汁・ほうれん草の胡麻和え

ハワイのお土産 パイナップルチョコレート

ハワイのお土産
パイナップルチョコレート