保幼小連携における「発達の接続」

1月19日(火)の生臥竜塾

今日は、ほぼ毎月行っています『臥竜塾生セミナー(保幼小連携)』の日でした。塾生の若林氏による発表があったので、今回の塾は、その報告から始まりました。

【若林氏】

・今回の報告は、保幼小の『違いと共通点』に重きを置いておこなった

・スタートカリキュラムや小1プログレムをもとに、課題を見つけていく

・発表後のディスカッションでは、各園の悩みが似ているように感じた

(例:校長先生が変わってしまう・学童の在り方・連携の仕方等)

このような報告の後、塾長による保幼小連携の補足がありました。

【塾長】

まず、保幼小連携において「交流と接続」とを区別しなくてはいけない。保育園と小学校間の異年齢同士がふれあう体験をするという「交流」。そして、それとは別に発達の連続性を途切れさせないための「発達の接続」。

昔、5歳児を連れて小学校体験へ行った際、5歳児と職員との関わりを見て、校長先生に「なんでこんなにやってあげちゃっているの?」と言われたことがある。例えば、動いていたら暑くなって上着を脱ぎ、その上着をためらいもなく先生に持ってもらうとか、鼻が出たら「先生、ティッシュ!」と子どもが言って、先生がティッシュを差し出す等、校長先生から見ると、子ども自らできることを“してあげすぎている”と指摘された。

そのような経験から、その地域の保育園・幼稚園・小学校で定期的に会合をして、それらの「円滑な接続」を目指した【保幼小連絡協議会】というものを設立した。具体的には、まず互いの施設や行いを「見合う」ところから始まり、それらを踏まえた円滑な接続のための「就学シート」というものを作った。また、定期的にイベントを行って子どもたちの発達の接続がされるような仕組みを考えていった。

小学生で人の話が聞けない等の問題に対しては、「発達の問題ではないか」と感じている。最近は、それは「乳児期の育ちの問題」ではないかと思っている。発達を順調に遂げさせることが重要。そのために、まずは、小学校にも、発達を理解してもらい「発達を接続させる」ことが大切。

根本には、子どもはもともと「社会的規範を守ろうとする」という前提がある。生活において、自分でメリハリをつけてTPOに応じた行動をしようとする存在であり、それを経験できるような環境である「茶室」を作った。そういった子どもたちを小学校へ送り出し、小学校の先生に「どんなことをしたら、こんな子になるのか」といった疑問を持ってもらって現場を見に来てもらうというやり方もある。

多くの親は、就学前に算数や漢字等の先取りをしてもらいたがるが、経験上(塾長は小学1年生の担任をもっていたため)、小学校で成績が良いのは、遊んできた子というのが多い。というのは、就学前にどこまで教えていたのかという点が大きく、小学2年生に学ぶことを就学前にしていた場合、3年生になると成績が下がっていくことが多いからだ。そこで、成績が下がっていく事に対して親は“本人(子ども)が勉強をしないからだ”と思ってしまう。しかし、問題は就学前教育の“詰め込み”が大きく影響しているのだ。つまり、幼児期にバリバリやらない方が、成績が上がるということであり、自らで考え行動することを体験する「興味・好奇心・不思議さ」といったものを多く感じることが重要。

“小さいうちはかわいそうだからのびのびと遊ばせようよ”でもなく、成績をよくするためには今しっかりと遊ぶことが将来の学びにつながるということを、科学的根拠をもとに説明できなくてはならない。同時に、園長は情緒的であってはいけない。科学的な視点から説いていかなければ、子どもを守っていくことはできない。

アメリカの経済学者であるヘッグマンの研究では、“ペリー幼稚園プログラム”の中で「非認知的能力」の重要性を説いている。発達を捉え、遊ぶ経験から得る学びの重要性がある。親のなかには、折り紙よりも字を教えてと言う人がいるが、字を覚えるためには、まず脳を活性化させなくてはならない。脳を活性化させるためには指先を動かすことが効果的であり、指先を使うのが折り紙。つまり、折り紙が字を覚えるためには必要であるという形で、折り紙を守っていくのだ。

人工知能を駆使するロボットの登場によって時代が変わっていくように、人間らしさが求められている。そういった面では、妻と「塾生は人間らしいよね」と話をしている。どうしてかというと、やたらと物を壊すから(よく塾長宅で使用している食器を割ってしまうので…汗)。失敗するというのは、人間しかできない。また、くじけない心とか、失敗しても頑張ろうとする心、立ち直る力とかも同等。ゴリラの研究によれば、それらの力は、3つの要素から成り立っているという結果がでた。一つは「ポジティブである」こと。二つ目は「周りから愛されている」こと。三つ目は「自分が好き」ということ。それが、人間では「オプティミスト」という位置づけでブログでも何度か考察している。

小学校における「スタートプログラム」「学習指導要領」を把握し、乳幼児教育の世界からの具体的な仕掛けが必要である。

 

以上のように、塾長の考察は続きました。そして、本日参加した外部臥竜塾生の森口氏からも、自園で見られた子どものエピソードを話してもらいました。

 

【森口氏】

最近、塾長の影響でスターウォーズが好きになったこともあり、園でもそれに関連する話を子どもとしている。ある日、子どもが、新聞に掲載されていたスターウォーズの広告を嬉しそうに見せにきてくれた。そして、一昨日には、スターウォーズの服を見ていた子どもを連れて、“先生これ見て!”と教えにきてくれた。自分には興味ないことでも、人が好きなものを理解して、その人を喜ばそうとしているのだなぁと思って感動した。

 

それに対して、塾長は「自分に利益がないのに子どもって人に教えたがるんだよね」と、話します。それは、塾長のブログでも〈最近の赤ちゃん研究〉という題で取り上げられています。

http://www.caguya.co.jp/blog_hoiku/archives/2015/02/最近の赤ちゃん研究.html

「赤ちゃんは教えたがり」であるということが研究で明らかになっています。

 

このようにして、たいへん盛りだくさんな生臥竜塾は終了しました。最後に、メニュー紹介をして報告を終わりとさせて頂きます。

太平燕(タイピーエン) 棒棒鶏(バンバンジー)

太平燕(タイピーエン)
棒棒鶏(バンバンジー)

手作りマンゴープリン いちご

手作りマンゴープリン
いちご(若林氏からの栃木土産)

丸薬の一種、富山名物「反魂胆」(塾長からのお土産)

丸薬の一種、富山名物「反魂旦」(塾長からのお土産)

途中で盛り上がったスターウォーズのキャラクター 「アクバー提督」

途中で盛り上がったスターウォーズのキャラクター
「アクバー提督」

(報告者 小松崎高司)

 

縄文人から

 今日の臥竜塾は先日職員が結婚式をし、みんなで参列したのでわいわいとその話から始まります。

 

話は進み、恒例の西村氏による出張報告です。

今回の出張先は塾頭の地元である富山県でした。

富山では塾長の講演、富山にある各GT園さんの園紹介、新宿せいが保育園の園紹介、そしてディスカッションという内容です。

今回も非常にためになる出張であり、5Mの3Mくらいお話をされたと西村氏は言っていました。5Mのお話は1Mにつき1時間かかるというお話ですのでとても貴重な時間だったことと思います。

 

その富山で事件が起きたそうです(汗)

かの有名な立山連峰見たさに起きた西村氏にふりかかった事件…。

気になる方は本人、西村氏からお聞きください(笑)

tateyamarenpo2016.1

さらに塾長が、

「研修旅行の予約をしてきたから」

と一言。そうなんです今年の研修旅行は富山に行かせてもらい学びを深めることとなりました。一通りの流れを説明してもらい、今回の研修旅行も学びがあり、尚かつ楽しい研修であることは間違いないものとなりました。

 

そして…先週の臥竜塾に引き続き

「縄文奇跡の大集」という番組をみんなで見ました。

 

簡単にまとめると…

 

縄文時代から建てられていた3階建ての建物が三内丸山遺跡で発掘され、その建物はピラミッドを作るよりも難しいとされていたようです。

直径2メートルにも及ぶ木が6本建てられ、作られた建物をどう運び、どう組み立てたのか…

まだ謎は多くあるようですが縄文時代を少しずつひも解いていく番組です。

 

 

【落狩猟採集民が定住できた驚くべき秘密】

クリが主な食べ物であることから縄文人は計画的に森づくりをし、森を作る事で定住できたと考えられる。

【1万年続いた社会、維持した秘密とは】

農耕民族にはあえてならず、その頃に四季が生まれたことから様々な食材が手に入るようになり、自然環境を利用することで維持出来た考えられている。

【縄文土器に隠された謎】

パプアニューギニアで同じような土器を使っている民族からの研究で土器の紋様に関して調理するだけなのになぜ紋様が必要なのか。

それには自然の精霊を感じるという意味で水や太陽、食べ物などがかたどれていたようです。ありのままの自然を受け入れ魂を土器に込めたと考えられる。縄文人もそういった考えであったのかもしれない。

 

 

【人々を魅了する土偶に秘められた役割】

縄文時代には圧倒的に支配する人がいなかった代わりに土器が作られ、そこに人が引きつけられ、大きな集落となり安定させてくれたと考えられている。

 

 

【縄文から現代へ私たちが受け継ぐもの】

自然を持続的に活用し、自然と共存しながら社会、集落を作ってきた縄文時代。

自分が生きていない時代の事もまでも考えて生きていたことから、自然との共生で維持する社会を生み未来へと続く未来を照らしていくことが現代には必要だと考える。

 

 

ワクワクしながら見る事が出来、未来をどう生きていくかを考えさせられる番組でありました。

 

最後には塾長が面白い記事がるあるということで、

孫社長のインタビューを読んでくれました。

私にはまとめられない内容ですが孫社長の考えとして印象に残る考えが、

 

「頭の良い人や商売の才覚を持った人はいっぱいいる。でも成功した人に共通するのは高い志を持っていることだ。それはどの時代も同じ。志がないと命懸けで一緒に旗を掲げようという同志は集まらない」

 

そこから、我々がすることは保育方法を広げるだけではなく志を高く持つことが大切になってくる。

志があることで同志が集まる。

「まさにGT富山のようだね」

という言葉で今回の臥竜塾はお開きとなりました。

長い文章になりましたが、お付き合いありがとうございました。

鶏肉スープのお粥 (お腹に優しいご飯を…) 味付けは塩のみ! 美味!

鶏肉スープのお粥
(お腹に優しいご飯を…)
味付けは塩のみ!
美味!

青菜炒め withスルメイカ

青菜炒め
withスルメイカ

鶏肉のマヨぽん炒め (この鶏肉でお粥の出しを取りました)

鶏肉のマヨぽん炒め
(この鶏肉でお粥の出しを取りました)

杏仁豆腐 1人100円で買っていたら800円で高い! では作ろう! 作った結果お値段700円!変わらない!笑 しかし、たかが100円されど100円、ちりも積もれば…いつか節約で贅沢なデザートを…

杏仁豆腐
1人100円で買っていたら800円で高い!
では作ろう!
作った結果お値段700円!変わらない!笑
しかし、たかが100円されど100円、ちりも積もれば…いつか節約で贅沢なデザートを…

(本多悠里)

 

日本人

今回の臥竜塾の内容はみんなで「日本人のルーツを知る旅」というテレビ番組を観ました。それは、富山県で91体の縄文人の骨発見されたことに始まりました。その縄文人のから数体だけDNAを採取する事ができ、そこから日本人のDNAタイプを辿るといろんなタイプの先祖から日本人として暮らしていることがわかりました。

かつて、縄文人として主に狩猟をすることで食事をしていた民族の中に、農耕をすることで食事をしていた弥生人が縄文人の中に入ってきました。縄文人は弥生人を敵とするのではなく、受け入れることで争いになることはなかったそうです。

つまり日本人は元々、多様性を認め合う事で今日まで過ごしてきているという事は、今後も多様性を持って認め合っていく事が大切という事をそのテレビから学ぶ事が出来ました。

 

新年最初の塾という事で塾長からお屠蘇を頂きました。皆さんはご存知かわかりませんが、お屠蘇を頂く時には、「一つの盃で順次年長の方に盃を進める定めがあり、盃と供に若者の活発な生気を飲み盗ってこの一年を健康に過ごせますように」という事で祈願をするそうです。

また、お正月に地元に帰った人からのお土産がたくさんありました。塾頭からはゲンゲと二ギス(キスに似ていることからその名前が付いたそうです)の干物、若林君からは日光ろばたづけ、小松崎君からはデザートに干しイモのお土産がありました。そして、今回作ったメニューは豚肉と白菜のミルフィーユ鍋からの〆にうどんを入れてたべました。そして今回は塾生の西田先生が実家の保育園に戻るという事で最後の塾でした。そこで西田先生の好物であるポテトフライを様々な店からいろんなタイプのものを買ってきて豪華な食事となりました。そして西田先生のためにエールを込めてケーキを買ってそれもデザートに食べました。

 

他の臥竜塾生の中にも実家が保育園をしている人がいるのでいつかは実家に戻ってしまい寂しい気もしますが、いつも塾長がおっしゃっているように、「地方に仲間ができたと思えば、次に会うのが楽しみになる」ということですね。(報告者 柿崎)

今回の食事

今回の食事

西田先生の大好物のポテトフライ

西田先生の大好物のポテトフライ

エールを込めたケーキ

エールを込めたケーキ

お屠蘇

お屠蘇

一年間の締め

今回は臥竜塾の忘年会がありました。年に一度だけの外食、そして少しだけ贅沢をするこの日。今年は椿山荘のディナービッフェに行きました。

変換 ~ DSC_0051

毎年、忘年会の日はジャケットを着るというルールがあったのですが、昨年度はそれが守られなかったので今年は気合を入れなおし、全員(?)スーツです。

 

塾生はうまく出勤時間を調整しての参加でしたが、塾長は出張からの直行でした。塾長の多忙さには本当に頭が下がります。

 

さてディナービッフェですが、ローストビーフをはじめ、カニに、お寿司、そしてクルトン(?)と超豪華でした。

1450969529420

14509695361321450969541978おいしいディナーを食べながら、まず一年前の忘年会の話から始まりました。

そして今回の出張の話、話題のスターウォーズの話と進みました。

1450969547708

最後に今年一年で臥竜塾で一番インパクトのあった出来事を報告しあうことになりました。

まずは

西村:今年の研修旅行で、これまでの先輩助手と三代一緒に泊まったこと。

塾長と出張にはよく行くものの、歴代の助手と一緒というのは感慨深いものがあったそうです。

柿崎:塾の食事で、次の日がもたれないように、なるべく9時までに食べれるようにしていること。様々な工夫をして、今では自然とできるようになったこと。今後は塾で試作をしてそれも給食で出せたらと思っている。

塾長の体調面をしっかりと気遣うさすが元助手ですね。

本多:生臥竜塾のアップがなかなかできなかったこと。3,4,5歳の担当が一人で、やらなければという気持ちがあったが、忙しさもありできなかった。次回からはシンプルに載せていこうと思っている。

 

小松崎:生臥竜塾の浸透具合が印象的だった。研修に言った時も、「生臥竜塾を読んでます」という言葉をもらうなど、受け取り手がいるというのは、やる気に繋がった気がする。

 

若林:塾以外でも集まることや、「教え」の冊子を作ることなど、塾生として活動するということのきずなのようなものが生まれたこと。

 

加藤:臥竜塾ブログという存在。そこにコメントすることが臥竜塾生、臥竜塾に参加しているということの証明に感じ、みんなの一員であるということを実感した。塾長に感謝の一年でした。

 

西田:二つあり、一つは塾生のみのセミナーをやったこと。自分たちだけの発表で、当日も塾長自体がいないことで緊張した。もう一つは私自身が実家に帰ることにより、臥竜塾生から外部臥竜塾生になるということ。これまでの環境、そしてこれからどういった形で臥竜塾に貢献していくかということを考えさせられた。

 

山下:塾生ということに対する気持ちの在り方。塾生として塾頭の研修に参加することはありがたいことだったはずなのに、その優先順位をわからなくなっている塾生がいる。今は、結婚や家庭があるなどその距離感は様々だが、今後塾としては少し危惧すべき事態に感じる。

 

最後のまとめとして塾長がお話をされました。

 

塾長:今の臥竜塾はこれまでやってきたもので出来ている。

山下君が独身時代に何よりも私の近くにいてくれて、結婚も一番最後に報告したのは、私が誘いにくくならないようにと気を使ってくれたから。そうした様々なことを経て、今の臥竜塾がある。今の助手の西村君も思いがけずうまくいっているが、段取りを自分本意にとろうとすることはよくない。様々な蓄積をしてから自信を持つことが大切。

途中からの塾生は出来上がったところからしか見ていないので、そうした伝承の難しさを知ることが必要。そして生臥竜塾という存在。子どもを見て書くことで、自分が学べる。そして、それを塾長のブログに結び付けられるのは塾生しかいない。塾長としても講演で全国に行っている中、現場を知るのにとても役立っている。来年はまた次のステージを目指しましょう。

 

と塾長のありがたいお話しで終わり、最後は全員で記念写真を撮りました。

1450969515283

今年もよい一年をありがとうございました!

来年もまたよろしくお願い致します。

(報告者 西田 泰幸  )

フォースの力

今日は年間講座「臥竜塾の教え」の日で、今月のテーマは「文字、数、科学」担当は小松崎先生でした。私は夕飯を作りに一足先に塾長の自宅にいたので、聞けませんでしたが、本多先生はとても分かりやすかったと言っています。小松崎先生本人も研修に参加している先生方も頷きが多かったと言っています。その理由として考えられるのが、自分たちも実践している上で、子どもの姿など共感できる事が多かったのではないか?という見解です。なんにせよ、無事に終えてよかったです。実は講座も残すところあと二回で終了なんです。あっという間ですね・・・次回は若林先生が「保幼小連携」についてです。

 

さて、まずはメニュー紹介からです。今回はコンソメを使った料理が課題でした。と言うのも、先週の日曜日に毎年恒例の「大掃除」があったのです。今から数年前に、まだ塾が始まっていない時に、柿崎先生にキッチンの掃除の仕方を覚えてもらうのが、きっかけで始まりました。と言うのも、やはり調理担当である者がキッチンの掃除の仕方を知らないというのは変ですからね(笑)そんなこともあり、この、行事が恒例になり、今では毎年3人ほど参加しています。今回の大掃除で、私たち塾生の欠点が分かったことがあります。それは買い物下手です(笑)特に調味料を無駄に購入してしまい、まだ十分に残っているのにも関わらず新しく同じ調味料を買ってしまうのです。結局、賞味期限が切れてしまいいつも悲しい結果になります…少し早いですが塾生の心得として「調味料を無駄にしない」を一つとしてここに掲げます。そんなわけで大量のコンソメが出てきたらしく、コンソメを使った料理にしました。

DSC_1089

またパスタも大量に余っていたので、思いついたのは「ナポリタンスパゲティ」です。あとは「じゃがいもと人参とベーコンのコンソメスープ」そして塾長から「牡蠣」のリクエストが出たので「牡蠣のパスタ」です。そして付け合せに「にんじんのピクルス」を作りました。

DSC_1087

食事も後半になり小松崎先生の講座の感想から、塾長からこんな話がでました。

乳幼児における数の理論から、最近の子どもの実験の話になりました。よく子どもを対象にした実験が行われていると思います。その時に実験者はもちろん対象は子どもですので、子どもを試しているわけですが、実は試されているのは大人、実験者の方ではないかという話しです。これはなかなか面白いですね。大人がある実験で子どもを試そうとしても、子どもは「分かりきっている事をなぜこの大人は聞くのか?」と思い「何か面白いことをしくれるのでは?」という思いから、実験者の思い通りの答えを選ぶそうです。

また子どもの自己中心性から脱するのは7、8歳と言われているそうですが、赤ちゃんには「つられ泣き」という現象があります。泣いている赤ちゃんを見ると自分も泣いてしまうという現象ですが、どうやら新生児は自分の鳴き声を理解しているということです。というのも実験で自分の鳴き声を録音した鳴き声を聞かせても「つられ泣き」をしないという結果があります。そうなると新生児でも自己を理解しているとなると7、8歳で脱するという理論はずれてきます。

塾長の話を聞いていると、既存の理論がことごとく覆されてきています。かと言って憶測で話しているのでなく、実際の現場を見ている理論を構築されています。

ですので、塾長が我々に対して

「もっと現場でのエピソードを書いて欲しい」ということです。

私もなかなか報告を書かないので偉そうに言えませんが、このホームページのブログの更新をもっと行って欲しいということです。

その理由として、塾長は最近の講演で現場でのエピソードをよく話すそうで、その際にちゃんと理論をつけて話します。要は変に理論を考えなくても、ちょっとしたエピソードをもっと書いて欲しい、理論は私がつける役割だからと言われました。おそらく私もそうですが、塾長のブログを読んでいると自分もこんな風に書いてみたいと思っても、実際はとても難しいです。これはチーム保育と一緒で、現場でのエピソードは塾生がたくさん見つけ、その理論は塾長が考えるという役割が違うので、もっと私たちは現場に目を向けないといけませんね・・・。

そんな赤ちゃんの自己中心性の話しから今月公開の「スターウォーズ」の話になりました。ご存知の方もいるかと思いますが、塾長はスターウォーズが好きで今まで全ての作品を映画館で見ているということです。とくに塾長が劇中で好きなのは「フォース」です。赤ちゃんには「フォース」のような見えない力を持っているのでは?と塾長が言います。

 

臥竜塾の面白いところは、展開がころころ変わるということです。ついさっきまで赤ちゃんの自己中心性の話をしていたら、急にスターウォーズの話題になり、そこから監督のジョージルーカスに話題が移ると、彼が作った過去の作品の話になり、監督つながりでスピルバーグに移り彼の作品で可愛いUFOを題材にした映画の話になり、塾長と西田先生と私しか知らなくて、その作品を必死に思い出し、全員でスマホ片手にかすかな手がかりから「ニューヨーク東8番街の奇跡」にたどり着きました(笑)この映画は、本当に面白いですよ!1987年の映画なので古いですが、出てくるUFOがとても可愛いいのが印象的です。

 

ちなみに、その日は都内のGT園の園内研修があったので塾長と西村先生は午前中から出張でした。その際にお土産にロールケーキを頂き、しかも3本も!それを今回のデザートにしました。生クリームがそんなに甘くなく、そしてしつこくなく、スポンジもしっとりとした食感で、いくつでも食べられるくらい美味しいロールケーキでした!

DSC_1088

そんな美味しいロールケーキを食べながら園内研修での話になり、見守る保育の「5M」の「もったいない」について講演されたそうです。ちなみに「1M」につき1時間なので、全ての「M」を解説するのには5時間かかります(笑)その中で、やはり保育の原理原則は子どもの自発性、自主性が尊重されるから見守る保育が特別な保育ではないという話から、しかし私が提案しようとしているのは、日本独自であり、世界でもなかなかないというのは乳児です。

例えば狼に育てられた少女は歩くという遺伝子を持っていても、周りが狼のため人間のように二足歩行はしません。逆に狼が人間の中にいても、もともと遺伝子を持っていない狼は歩くわけがありません。

これは保育と同じで、いくら子どもの自発性、自主性を大切にしていますといっても、子どもが自発的に活動できる環境がなければ意味がありません。また子どもというか、人類はもともと自発的に活動するという遺伝子を持っています。しかし、その遺伝子を持っているのにかかわらず大人が注意をして自発的な行動を止めていては、子どもは自発的になりません。

この時に重要なのが学研出版の「見守る保育」の本です。あの本の最後の方に自己評価ができるようになっています。あそこに書かれてある自己評価は、単純に環境だけの項目の評価だけでなく、それに対する子どもの姿も評価の対象になっています。あの自己評価を使うことで、保育室の環境、そして子ども達の姿も同時に評価できるのは、ある意味見守る保育の指針だと思います。

今回はかなりの長文になりました。また私の勉強不足もあり、分かりにくい箇所があるかと思います。その辺は想像を膨らませてください(笑)最後はこの言葉で終わりにします。

 

「天網恢恢疎にして漏らさず」

 

天が悪人を捕えるために張りめぐらせた網の目は粗いが、悪いことを犯した人は一人も漏らさず取り逃さない。天道は厳正であり、悪いことをすれば必ず報いがある。という意味です。

塾長の奥様が好きなことわざだそうです。どうしてそのような会話の流れになったのか・・・思い出せませんが、網に引っかからないように生きていきたいです(笑) (報告者 山下祐)

☆Merry 臥竜塾ristmas☆

12月9日は、毎年恒例の、クリスマス会を兼ねたオープン臥竜塾でした。

会の様子です♪

会の様子です。藤森先生もとっても嬉しそう♪

美味しそうにジョッキをもたれていますね。

美味しそうにジョッキをもたれていますね。

我らが誇る大ベテランの先生3名、ベテランの先生2名(新宿せいが保育園は2年目からベテランとされます)、内4名が女性という、なんとも華やかな会になりました。

 

それでは、メニューを紹介します。

全体写真です。

豪華です☆

地元高田馬場駅近くの話題の焼き鳥屋さんの焼き鳥です。

高田馬場駅近くの話題の焼き鳥屋さんの焼き鳥です。

生ハムにチーズを乗せた旨み溢れるクラッカー

生ハムにチーズを乗せた旨み溢れるクラッカーと、

豪華サンドウィッチと、

豪華サンドウィッチと、

毎年恒例!藤森先生の大好物、ケンタッキーフライドチキンです♪

毎年恒例!藤森先生の大好物、ケンタッキーフライドチキンです♪

そして、大盛り焼きそばでした。

そして、大盛り焼きそばでした。

乾杯をして会はスタート。

楽しい雰囲気の中からも、保育への質の高い会話が展開されていきます。

中でも印象的だったのは、安全管理についてです。

先日、新宿せいが保育園にご来園いただいた方々から、貴重なご意見をいただいたそうです。その話題を受けて僕が個人的に感じたのは、〝日本の保育園〟という、何か暗黙の了解のようなものがあって、それを良しとする感覚からしてみると、新宿せいが保育園のスタイルというのはとても前衛的で、時に前衛的過ぎるものとして、捉えられてしまうのだろうな、ということです。

子ども達の姿を、例えば、その子の発達がわかって、意図があって自由にさせている部分についても、危ないのではないか、という指摘をいただいてしまう。

どれだけその子にとって最善の環境を提案できるか、ということに主題を置く僕らの保育の中では、子どもの行動範囲というのは広くなって当然であり、むしろそれを歓迎し、それに合わせて環境をデザインし、構築していきます。

そんな中、今年度の安全管理係の一人である大ベテランの先生が、いわゆる〝日本の保育園〟という基準の中での安全管理、ではなく「見守るならではの安全管理があるのでは」と、仰っていました。具体的な言葉で提案していく必要があるのでは、ということで、その目線で保育にあたれるというのは、現場としても確かに安心も安全も増していくように感じます。

 

見守る保育の更なる飛躍を感じる、貴重な提案だと思いました。

 

会も中盤へ。西村先生から、近日の報告をいただきました。

 

休みを利用して、実家の長崎へ帰省。その際に、藤森先生の本が寄贈されたという、地元の新設の図書館に立ち寄ったそうです。何冊か貸し出し中であったということで、見守る保育への関心が高まっていることが、具体的に感じられる思いがしました。

 

その流れで、西田先生からも報告をいただきました。

開園から10年分の(笑)報告です。

 

「お父さんが連れてきて、「息子をよろしくお願いします」と言った時のことをすごく覚えてるよ。」と藤森先生が懐かしむように話されていました。

西田先生は、金沢にある保育園の園長先生の御子息です。新宿せいが保育園の前身とも言える〝せいがの森保育園〟の時に、東京に出てこられました。大ベテランの先生方とはその頃からの付き合いであり、言うなれば共に時代を駆け抜けた戦友のような印象を、聞いている側に感じさせます。

「ヤスくん(西田先生の敬称)は子どもにもっと寄り添う経験が必要だと思ったんだ」と、障碍をもった子を担当した時期のことを藤森先生は話題にされていました。

「自分本位で保育をするタイプだったから」という言葉に頷く大ベテランの先生方から、「でも本当あの経験で変わったよね。改めて組んだ時に、すごい成長したことを感じたよ。」という言葉が挙がり、西田先生も笑いながらしみじみ頷いていました。らんらん組(4歳児クラス)すいすい組(5歳児クラス)の担任も経験し、また、〝出向〟として、他園での勤務も経験されました。そんな経験の一つ一つが今の西田先生を織り成していることを感じると、胸が熱くなるような思いが込み上げてきます。

 

思い出に浸りつつ、会は終盤へ。毎年恒例の、プレゼント交換の時間がやってきました。

番号の書かれたくじを引いて、プレゼントと一緒にメッセージをもらいます。

プレゼントはもちろんなのですが、このメッセージがたまらなく嬉しい!

藤森先生ももちろんその輪の中にいます。つまり、藤森先生からプレゼントとメッセージを貰える人もいるし、逆に藤森先生にプレゼントとメッセージを渡す人もいるということで、ドキドキワクワク最高潮(笑)のイベントなのです。

 

今年もドラマがあり、藤森先生からのプレゼントは大ベテランのあの先生に渡されました。メッセージもとても感激しました。そして、逆に藤森先生にプレゼントを渡したのは、今年度お楽しみ会のリーダーを務め、行事終了後の反省会(藤森先生は「大成功だったんだから打ち上げパーティーにしようよ」と言っていました笑)の最後の挨拶の時に、「行事の司会より、今の方が緊張してます」と放った(笑)大物2年目職員でした!

 

メッセージを言う時に、「反省会より緊張します」と言って一同爆笑(笑)

 

上には上があるということを改めて感じた、心温まる最高の会でした。

 

(報告者 加藤恭平)

来年度

臥竜塾の報告をさせていただきます。

11月29日は、本多先生の誕生日だったということもあり、今回はそのお祝いから始まりました。普段、塾生の誕生日のお祝いは、ケーキのようなスイーツを買ってきて、塾の最後にサプライズで出して、コーヒーと一緒に食べるのが恒例でした。しかし、今回は最初に出そうという計画から、ケーキなどの甘いものではなく、食事の一部とさせていただきました。そこで出したのが、本多先生がネギ好きということで、このケーキに見立てたネギお好み焼きです。

image1 (7)

image2

今回は、お楽しみ会の予行練習の前日だったということもあり、私と本多先生と若林先生は準備が終わってから塾に向かいました。その予行準備をしている間に、他の塾生の方々に料理とお好み焼きを作って頂きました。3人が遅れて合流して、料理を食べようとしたところで、部屋の電気を消し、サプライズスタートです。お好み焼きにローソクを立て、バースデイソングを歌いながら、みんなでお祝いをしました。本多先生も「ここで??」というような表情で驚いており、サプライズは成功したかなと思います。(笑)

 

食事中は、ゆるキャラの話でとても盛り上がったのですが、このブログに書くような話ではないため、キーワードだけをここに書いておきますので、興味がある方は、個人的にお話しさせていただきます。(笑)

キーワードは、『きんぱくん』です。

 

食後は、来年度の話になりました。まず、臥竜塾セミナーをどうしていこうかという話です。今年度は、年に10回テーマを設けて、それぞれのテーマについて2時間のセミナーを行います。最初の1時間は塾生の講義、あとの1時間は、参加者がグループディスカッションをするというやり方でした。

それを来年度は、グループディスカッションの部分をワークショップ形式でやるのはどうかという提案を塾長から頂きました。ワークショップを日本語で言うと、体験型講座となります。その字の通り、体験から学ぶ講座です。例えば、保育で使える玩具をみんなで作ったり、科学の実験を一緒に行ったりしていけたらと思っています。そして、我々塾生が、塾長と保育のヒントを探しに行く「ブラヘイジ」にも一緒に行けたら…と個人的には思っています。

 

もう1つの来年度の話は、塾生が作る冊子『臥竜塾の教え』についてです。昨年度から環境セミナーなどのGTセミナーで、販売している冊子のことですが、今年度は行事についてまとめました。そこで来年度のテーマをどうするかという話になったのですが、これについても、決まりつつあるのですが、塾長のブログには、色んな本を解説した記事がたくさんあります。解説の記事をまとめて、一冊の冊子にして、その本の導入書とするのはどうかという話になりました。我々が作る冊子を読むことで、難しい本を読みやすくなればいいなと思います。

 

いつものように、くだらなく面白い話もあれば、真面目な話もある臥竜塾となりました。

最後にメニューの紹介です。今回は、毎週火曜日の21:00からTBSで放送されている「マツコの知らない世界」という番組観ていて、そこで取り上げられた「板橋チャーハン」を食べたくなったので、チャーハンにしました。チャーハンと言うと、パラパラしたものが代表的ですが、板橋にはなぜかパラパラではなく、しっとりしたチャーハンが多いそうです。なので、板橋チャーハンというものがあるわけではなく、しっとりしたチャーハンのことを番組内では板橋チャーハンと呼んでいました。そういうわけで、今回は「しっとりチャーハン」です。

もう1品は、本多先生の誕生日ということで、大好物の「ホイコーロー」で、スープは、塾長の家にコンソメスープの素が大量に余っているので、それを使ったスープです。

image3

以上、12月1日の臥竜塾の報告でした。

西村宗玲

長野から和歌山へ

今週の臥竜塾は24日火曜日に塾長と西村先生が和歌山出張に行かれていたので25日の水曜日に行いました。

その和歌山出張の報告の前に先週末に塾長と西村先生で行かれた長野出張、GT長野の報告からスタートしました。

このGT長野には新宿せいがの職員であるベテランの男性、女性保育士が1名ずつ同行され、実践的な内容に関しての質問などに答えてくださり、いつもより質疑応答の時間が有意義なものとなったようです。

1日目は、見学園の見学の後にGT長野を主催している方々の知人で、株式会社を運営している方で、地域貢献できる保育園や老人ホームを始めるに当たり、見守る保育に興味があるとのことで招いてくださり、GT長野の主催の方々を含めた10人程度で雑談形式での質疑応答を行ったそうです。

見学園である「さくら保育園」さんでは、ダンボールや木を用いた森のような装飾が印象的だったそうです。緑が多そうなイメージが頭の中に広がりますね!

塾長の臥竜塾ブログでは、現在ドイツ視察の報告をしてくださっていて、その中に先日緑という色は仕事能率を上げる作用があると書かれていました。

詳しくは下記のURLからご参照ください。このURLから3日間に渡って緑関連の内容に触れてくださっています。

http://www.caguya.co.jp/blog_hoiku/archives/2015/11/%e5%ae%a4%e5%86%85%e3%81%ae%e8%8a%b1.html

2日目には、午前中に塾長による講演を行い、午後は主に質疑応答です。

次の日は日曜で1日フリーだったため、長野県の上田市を観光したそうです。

この上田市は、来年から始まるNHK大河ドラマ「真田丸」の舞台で、その主人公である真田幸村にちなんだ場所に足を運ばれました。

西村先生は今まで真田幸村という人物に興味を持ったことがなかったらしいのですが、今回の出張を機に興味が出て、出張の帰りに本屋に寄り、幸村関連の本を買って帰ろうとしてところ、時代の流れから知りたいとのことで、なんと日本史の本を買ったそうです。意識高過ぎですね…(笑)

続いて和歌山出張の報告に移るのですが、この長野から和歌山という経路は真田幸村とその父の真田昌幸の親子が関ヶ原の戦いの敗戦後に移り住んだ経路なのです。

あと約1ヶ月後に始まる大河ドラマが「真田丸」ということと、今回の出張の経路、何か運命的なものを感じますね!

和歌山出張の報告では、「まこと鳴滝保育園」さんを見学した感想を西村先生からいただきました。

現在は新園舎を新たに建てている段階で、仮園舎で過ごしている様子を見学して、子どもたちのボリュームに驚いたと言っていました。

なんと3・4・5歳児クラスだけで約170名…

今の新宿せいがの全園児数とほぼ同じです…

これは圧巻だったでしょうね。

そして、現在建設中の新園舎も見せていただけたそうで、天井がガラス張りになっていて、ブラインドを空けると自然の光が差し込む形になっていて、日が出ているうちは電気要らずになるそうです。

昨年、私がドイツ視察に行かせていただいたとき、最初に見学させていただいた園も同様に天井がガラス張りで、日中は自然の光が部屋を照らし、とても爽やかな空間を彩っていた印象が残っています。

建物の中にいると、外の天気が変わったことなどに気付かないことがありますが、この構造は建物の中にいながら外の、空の様子も観察できてとても良いですね!

最後に今回のメニュー紹介です。

旬な野菜をふんだんに使った「八宝菜丼」と「チンゲンサイとウインナーの炒め物」「わかめスープ」です。

072(1)

メニュー

 

デザートには塾長と西村先生からの出張土産の「みたらしだんご」と「ピスタチオのラングドシャ」

073(1)

みたらしだんご

076(1)

ピスタチオラングドシャ

077(1)

上へスライドすると・・・

 

そして少し日が経ってしまいましたが、柿崎先生のバースデイケーキです!!

074(1)

抹茶チーズケーキ

 

柿崎先生!お誕生日おめでとうございます♪

(若林 邦彦)

ドイツ保育環境視察2015

11月10日(火)の生臥竜塾

今回は、外部臥竜塾生の邨橋氏と森口氏も参加した、賑やかな塾となりました。内容はというと、先々週に事務局としてドイツへ行った森口氏から「ドイツ保育環境視察2015」の報告会をしてもらいました。

報告風景

報告風景

「まずは、ドイツでの面白エピソードをどうぞ」と塾長から話を振られた森口氏は、ドイツの税関のおじさんに怒られた上に茶化された話、ホテルのエレベーターのボタンを押さずに中で待ち惚けした話、フィレオフィッシュを注文してお札を多く渡してしまって強めに突き返された話、高所恐怖症でありながら、飛行機内で窓際に行ってしまい、ものの30分で代えてもらった話など、面白エピソードを数沢山話してくれました。また、ドイツでの滞在中、自園の園児たちとスカイプで繋ぎ、ドイツの街並紹介や質問コーナーの時間を作ったりと、非常に面白い体験をしたという話もしてくれました。

上記のような、導入部分である楽しい話をした後、気持ちはドイツにいるような感覚のもと、テーマを6つに分けられたドイツ報告が始まりました。来年度の保育環境セミナーで、より詳しい報告がされると思うので、大まかな内容だけピックアップして記載したいと思います。

 

  • 緑(装飾)

・自然を多く取り入れられている環境が印象的であった。

・自然素材が多い。

・屋外だけでなく、室内にも自然(緑)が多い

・マロニエ(西洋トチノキ)を使った装飾

・触ってみたくなる・興味を持ちたくなるような装飾や環境

 

  • 科学

・観察する道具の充実

・「自然」に目がいくような仕掛け

・鏡の使い方

 

  • 保護者

・おしゃれなお便り帳ホルダー

・園の役員を立候補による保護者選挙で決める―どのような園にしたいか―

(マニュフストを作り、保護者自ら園への参画)

 

  • 保育者の人権

・おむつ台やシャワー台の高さ

・キャスター付きの保育者専用椅子

・スーパーで見かけた椅子に座りながらレジをする店員さん

 

  • 動と静(減り張り)

・園内に静の場所が必ずある(一室まるまる静の部屋という所もあった)

・動と静を反復させたリズム(遊んだ後に一旦静かな時間を作る。動きのある活動の後は静かな活動を行う。)

 

  • 子ども理解

・個々に応じた対応

・ポートフォリオ

 

◯その他

・子どもサイズのシステムキッチン

・フィーリングロード(足での感触遊び)

・亀の水槽(水ゾーンと丘ゾーンがある)

・哲学の時間―なぜ自分は生まれてきたのだろうか―

 

中でも、印象に残ったのは、「ドイツの先生が子ども同士のトラブルの仲裁に入っている姿」であると邨橋氏。これまで、園庭や室内で遊んでいる際、子ども同士のトラブルにはほとんど介入していなかった先生が、子ども同士の仲裁に入っている動画を見せてくれたからです。それには、その園の90%が移民と難民で占めているという状況があること、そして、先生は個人に応じた介入の仕方をしているといった背景があったのです。その園で、難民についての質問をしたところ、「個人的な意見ですが、困っていたら助けるのは当然ですよね」という返答があったそうです。

また、基本的には電気は付けず、必要がある時だけ付けるというのです。つまり、「電気を付けない保育がある」ということ。そのため、日本人には少々薄暗い室内に感じたましたが、それには、農耕民族と狩猟民族という日本とドイツの違いが関わってくると塾長が補足してくれました。

 

このような流れで時間はあっと言う間に過ぎていき、楽しい時間を共有することができました。個人的には、森口氏の「自然」とか「緑」のテーマの中で発した『何気ない物をきれいに飾っている』という言葉が印象的でした。日本でも、自然を装飾に取り入れて飾っていると思うのですが、日本にはない斬新さとか奇抜さ、そして、国民性も影響しているのか、芸術的な感性が活かされているようにも感じましたし、鏡という物を床にや階段の足下に貼ってみたりなど、物を多角的に捉えようという意図が多くの環境に含まれているようにも感じました。まさに…

 

いさな「自然」を見つけたら

ぐぐっとクローズアップ

んじょう(臨場)感と可能性を探れば

うひとつの顔が 現れる

 

といった感じでした!最後に、本日のメニュー紹介をして、生臥竜塾の報告を終わりにしたいと思います。

具沢山のミネストローネ

具沢山のミネストローネ

宮崎郷土料理チキン南蛮(塾長からのお土産)

宮崎郷土料理チキン南蛮

宮崎地鶏(塾長からのお土産)

宮崎地鶏

点天(邨橋氏からの大阪土産)

点天(邨橋氏からのお土産)

ドイツビール(塾長からのお土産)

ドイツビール

おはぎ(笑)

おはぎ(笑)

グァバ・マンゴー・日向夏のゼリー

グァバ・マンゴー・日向夏のゼリー

 

メニューのほとんどが、塾長からの宮崎出張・ドイツ研修お土産でした。いつもありがとうございます。ごちそうさまでした!

(報告者 小松崎高司)

それぞれのドイツ

今回の臥竜塾は火曜日がお休みだったので振り替えとして水曜日に行いました。
残念ながら加藤氏は都合によりお休みとなっています。
塾長は先週ドイツ視察に行っていました。なので今週は塾長がドイツから帰ってきて初めての臥竜塾となります。
今回のドイツ研修は外部臥竜塾生である森口氏が一緒に行ったので、森口氏のお土産話などで盛り上がりました。ドイツに着き、空港の税関でビデオを回していてドイツ人に怒られたそうです。それ以来ドイツ人が恐いという印象を強く持ったそうです(笑)
来週に森口氏が臥竜塾に参加し、ドイツ報告をしてくれる予定です。
そしてごはんはこのラインナップとなっています。
ネギ巻き!!中のネギが噛み切れず…笑

ネギ巻き!!中のネギが噛み切れず…笑

白菜にサラダ

白菜にサラダ

ウィンナーともやしの炒めもの

ウィンナーともやしの炒めもの

塾長がドイツからのお土産のカップヌードル。 日清のカップヌードルは安定のおいしさ。全体的にうまい!!というほどではないです。笑

塾長がドイツからのお土産のカップヌードル。
日清のカップヌードルは安定のおいしさ。全体的にうまい!!というほどではないです。笑

そしてドイツというと塾生のほとんどがドイツ視察に行っています。ですので改めてドイツに行った感想や、印象に残った部分を振り返ってもらいました。西村氏はこれから行くというていでどんなことを見てきたいかを話してもらいました。
ドイツへ行った順に話していきます。
西田氏
海外の保育園を見るのが初めてだった。保育者と子どものスタンスに刺激を受けた。子どもが先生にカンチョウをしないという関係性、先生との距離感を学ぶことができた。0歳から5歳の子が一緒に過ごしている所を見ることが出来た。実際に5歳の子が0歳の子にご飯をあげているシーンを見ることができじーっと見ていた所、カーテンをシャー!!っと勢い良く締められたそうです(笑)
山下氏
ドイツでは関わりより部屋の環境をよく見てみたかった。前回のドイツ発表を見て保育を知らなかった分、せいがの部屋作りとの比較をした。そして、見た上で似ている部分を見つけ安心感を覚えた。見守る保育が世界の保育との方向が一緒だったことを実感。
おもてなしがあまりなかったことに寂しさを感じる。(あらかじめこちら側がおもてなしを断っていたため)ほとんど飲み物のみで唯一出たのがレバーケーゼだった…。
そしてなにより6月に行ったドイツの空が青く綺麗だった。
森口氏同様に山下氏はホテルの部屋番号を英語で言ったつもりが発音が違ったらしく黒人に怒られそうです(笑)
柿崎氏
山下氏とは正反対でおもてなしが印象的だった。キーワードがおもてなしになっていた。新宿せいが保育園にお客さんが来たとき、憧れを持ってきてくださっていることを忘れずに、そしてなにより、もてなすことを忘れずにしていくといことを念頭においていこうと思います。とにかく感動的なおもてなしでした。
給食に関しては保育園のほとんどが一からつくっていないことに驚いたそうです。
本多
先にドイツに行っていた塾生やドイツ報告を聞いてたので実際のドイツの保育を見ることで感動する。どの園を見ても基本の部分がブレずにやっていて国、特にミュンヘンの保育の統一性を感じる。ドイツでは見守るスタンスがスタンダードであることを実感。もっと日本に見守る保育が広がることを切に願う。
ドイツでは髪を切ったことが思い出の一つ。aibeの工場に様々な遊具、玩具を見ることができたことも刺激になっている。aibeの会社に行くためにドイツの新幹線に乗れたことも貴重な体験。保育以外にもほとんでが刺激的でした。
小松崎氏
ただの託児じゃなく、しっかりと考えを持ってやることが大事であることを感じる。ドイツに来たことで180度見る目が変わりました。日本ってすごいんだなってことに改めて気づく。ただあまり海外は自分の身体には合わない様子。日々の生活を潤すためにいくにはすごく刺激になり楽しめた。でもやはり海外は身体に合っていない。笑
若林氏
ドイツではとにかくいっぱい食べました。みなさんが食べられなかったものが回ってくるほど。その中でカップラーメンだけは失敗。そのまずさにインパクトがすごかった。
ドイツの建物が印象的で自然の光が多く、ガラス張りが多い。保育園でもそうで、癒しを感じる。保育室の印象として見守る保育に触れてる状態でいって基本としてる部分があってるから理解しやす印象を受ける。その当時学童だっため、学童見学が幸いした。学童で宿題をするというのが約束で、なぜそうしているかというと家では宿題よりも親とのコミュニケーションを取る時間として使ってほしいこと。そんな話が印象的。
西村氏
なにを期待するか。
見守る保育が注目されてるなか原理原則を基にした日本の見守る保育を来年までにしっかり見て、世界との共通なとこを見たい。そして帰ってきて独自の見守る保育を見たい。
ドイツでの楽しみは街並みが楽しみ、世界の路地裏という本を持っているくらいなので路地裏を見てみてたい。バスの中で色々と見ていたい。
街並み、車、サッカーとこの3つを主に楽しみたいとのことです。
 以上になります。(本多悠里)