大局を見る

12月2日の塾報告です。

いよいよ12月に入り、今年も残りわずかになりまたね・・・

今年はコロナによって例年とはさらに違った一年になったのではないでしょうか??

残り約1ヶ月は、そんな1年を振り返りながら過ごしてみようと思います。

さて、今回は都内の天気が雨でしたのでzoomになりました。

地方の塾生の方々も参加です!!

先月の臥竜塾セミナーでは私が「園庭」について発表をさせていただきました。

なかなか一言で園庭といっても難しく、何が難しいかというと、

新宿せいがのように広い園庭を持てない園もあれば、

千代田せいがのように、そもそも園庭がない施設もあるので、どこに焦点を集めれば良いのか悩んでいました。

その時に、ちょう今回のようにzoomで塾が開かれた時に、

大阪の邨橋先生と熊本の渡辺先生、平田先生から園庭についての話を伺うと、

地方は園庭が広いから、逆に散歩に行かないという話を伺うことができました。

この視点は私の中で全くなく、散歩の重要性について改めて考えさせていただき、

発表もお陰様で厚くすることができました。

外部塾生の皆さんにとても感謝です・・・。

早速、話は「デジタル教科書」の話題になりました。

漫画も今ではデジタルで読むようになり、スマホがあればどこでも簡単に読むことができます。

実際に私も使用しているのですが、確かに便利なものだと実感しています。

そうなってくると実際の本というのは「読むもの」よりもコレクションのような存在になってしまうのではないかと思います。

しかし実際にページをめくって本を読むという行為と画面に映っているページを読むのとでは全く違うような気がします(個人的に)。

外部塾生の茨城の小松崎先生はデジタルで本を読むことがあるけど、やはり頭に入ってこないという印象を持っているそうです。

それに対して大阪の邨橋先生は藤森先生にようにデジタルでも読んだ内容をブログに書くと頭に入ってくると意見を言いました。

また藤森先生は資料を使った授業は無くなるのでは?と言われます。

それこそ教科書がデジタル化ということは、紙媒体のもの全てがデジタルになり、

授業中にネットで調べたり、データをそれぞれのタブレットに配信したりと、

最終的には学校に持っていくものはタブレット一台になってしまうかもしれません。

想像すると近未来のようで、すごいかもしれませんが、それと同時に「怖さ」を若干感じます・・・。

デジタルはご存知の通り便利なツールですが、それに依存してしまうことで、

それまで大切にしていたものが失ってしまう気がするのです。

紙ベースの教科書の良さは重要なところにラインを引いたり、自分で書き込んだりできます。もちろんデジタル教科書でも可能なことかもしれませんが、ペンを持って手を動かしてラインを引いたり、文字を書くという行為が、結果的に学習効果を高める気がするのです。

例えばパソコンやスマホで文章を打つと、漢字の変換も自動でしてくれます。

不思議と変換する漢字はあまり間違えることがないのに、いざペンを持って書くと、

変換で間違えない漢字が書けない時があります(私だけでしょうか(笑))

それを感じてか、最近はノートに書き込んでメモを取るようにしています。

直接ペンを持って文字を書く行為はやはり大切な行為だと思います。

オーストラリアでデジタル教科書を採用したところ、なんと学習効果はあまり上がらないという結果が出たそうです!

これには驚きますね・・・日本は同じ道を歩んでしまうのでしょうか??

とはいえデジタル化の進歩は止めることができず、ますます発展していくでしょう。

だからこそ自分たち自身がアナログとデジタル化との併用を考える必要があります。

目の前の便利さだけに囚われ、選択するのでなく、「大局」を見ることですね。

(報告者 山下祐)

今と昔の学生の授業中

11月25日の塾報告です。

最初の話題は、「zoomの背景」についてでした。

今では会社の会議や、大学の授業など様々なところでzoomは使用されています。臥竜塾も雨の日になるとzoomを使って話し合いをしています。「背景の設定をしてしまえばどこにいるかわからないよね」というところで、副園長の中山先生も専門学校で授業をしているのですが、そこの学生たちは自分の顔も映らないように設定をしているので、誰かに「教科書の何ページを読んで」と声をかけると返事がないそうで、寝ているのかその場にいないのかもわからない。ということがあったそうです。それを大学など多くの人が参加しているような授業だと、ちゃんとチェックをすることができないよね。という話をしていました。

そこから塾長も過去に専門学校で授業をしていたときの話になって行きました。

当時、塾長が授業をしている時も学生さんたちは寝ているか、友達同士で喋っているか、だったそうです。これは授業にならないと思った塾長は、授業を作文にし、その題を「あなたが保育者になった時に、自分の話を子どもたちが聞かなかった。あなたはどうする?」という作文を書かせたそうです。少し皮肉混じりの題ですが、そしたら9割以上の学生が「怒りつけて静かにさせる」残りの1割は「人の話が聞けないのは障害を疑う」という内容ということでした。なので、次の授業の最初に塾長は机と叩いて怒ってみたそうです。もちろん静まりかえった学生たちに「今怒ってみたけど、愛情って感じた?怒ることで恐怖から静かにはなるけど、愛情なんて感じられるわけないよね」という授業をしようと思ったら、本気で言ってないとわかった瞬間からまたお喋りが始まって聞かない。となってしまったそうです。さらに、授業終わりに比較的ちゃんと聞いている子から、「教室が騒がしいのは先生のせいです。先生はいけない事を3つしています」と言われてしましました。その3つとは、「他の先生はつけているのに、授業態度を成績につけない」「席を自由に座らせたから」「試験のために授業するのは嫌だったので、試験に出すところを先に伝えている」という3つだったそうです。そんな生徒が多かったこともあり塾長は教えるのをやめたしまったということでした。

今でこそ興味があったり知りたい事について学びたいという気持ちはあります。自分が専門学生だった頃は、そこまで態度など悪くはなかったと思う・・・思いたい(笑)ですが、「興味、関心」が強ければ大人でも子どもでも「知りたいという気持ち」から変な態度にはならないと思い、そういった分を子ども達に伝えていきたいなと思いました。

次の話題としては11月19日に清瀬どろんこ保育園に塾長と森口くんが行ってきたという事でその報告がありました。

園庭の様子

清瀬どろんこ保育園の園長先生は塾長の講演会を何度も開催したり、一緒にドイツへ視察しに行ったこともある先生で、4月まで別のどろんこ会の保育園で働いていました。ですが、コロナ禍であるのにも関わらず何もなかった広い園庭に、ドイツでみたような築山を作ったり、畑を作ったり、泥遊びができるような場所を作ったり。園舎内ではこれもドイツで見たような、立ったまま絵の具で絵をかけるようなゾーンを配置したり、中庭に飛び石を作ったりと、半年の間にすごいものを作っていたということでした。

中庭

園に対して助言をお願いされたそうなのですが、塾長は「これだけ園庭が良いから中をそれほどやりこまなくてもいいけど、逆に外だからといってアスレチックのようなものだけだったら、外でもままごとができるようなゾーンや絵本ゾーン、製作ゾーンのようなものを外にも作るべき。外だからといって運動系のものだけではなく、外でも数や化学、アートが体験できるようなものがあると良い」という助言をしたそうです。

また質問もあったそうで、別のどろんこ保育園に勤めている先生から、「園庭が全くない園なのですがどうしたらいいですか?」とあったそうです。「外でやるような遊びを室内で体験できるようなゾーンが作れれば良いね」と答えたということでした。

コロナ禍で新宿せいがは、「出前保育」、zoomを使った他園さんとの子ども同士の交流などを行なっていました。清瀬どろんこさんも園庭の改修やゾーンなどを充実させて行きました。できない事ばかりではなく、コロナ禍だからこそできる事を見つける。そして実現できたら素敵だなと感じました。   (報告者 柿崎)

塾生から塾長への質問

11月4日の塾報告の続きを行います。

塾生も塾長に質問をしてみようというところから、また話していきたいと思います。

では早速、塾頭からの質問です。

塾頭

Q見学者、来園者、地域の保護者たちなど、多くの人に園の案内をする塾頭。そのなかで、担当制について明確な答え方がわからない。一般の保護者の方にたいしてどう言っていいかわからないです

A担当性はしたほうがいいです。担当がないと抜けてしまう子がいるからで、阿吽の呼吸ができていないと抜けてしまいます。そういう意味で担当は決めたほうがいいです。しかし、担当することは子供ではなく、仕事をする上の担当です。保育士が子どもを抱えて、「この子は自分でないと」、と思うのは危険なことです。それは人には相性があります。不安なときに駆け込める場所は、子供が選べないといけない。ボルビーも、愛着の対象は一人とは言っていないです。

赤ちゃんはいろんなひとに順応する能力を持っています。出産は、リスクがとても大きく、死する可能性もあります。子と母だけの関係だと、とても危険です。

Q赤ちゃんの話なのですが、家庭によってリズムが違いますが、これは、強制すべきですか?たとえば、ある時間になると寝てしまう子がいて、これは無理やりにでも起こすべきですか?

Aリズムは逆転すべきではないです。個人をすごく尊重するのであれば、家庭で協力をお願いするしかないですね。そういう意味でも、親を育てていくことが大切なのかもしれないです。

お昼寝で3時まではキチンと寝ないとだめ!と強制するのは、個人差を無視していてダメです。自然に目覚めた時など、個人の自然なリズムは大切にするべきです。

本多先生

Q改めてチーム保育についてお聞きしたいです

A麹町中学の話ですが、担任制度を廃止しました。これは、得意分野の先生がいるからその人がやったらいい、学年をチームですれば、分担できるという考えです。担任では、幅広いことをやらなければなりません。これでは、得意なことも苦手なこともしなければなりません。そういう意味では担任制では全てのことをできる人でなければ成り立ちません。それが、チームでは得意なことを活かすことで成り立つことができます。

また子供を一人の目で見るべきではありません。多面的に見る必要があります。

ドイツでは、一人の印象で子供の発達の評価などを書いてはいけないと法律で決まっています。複数の目で子供を判断しなければなりません。

仕事が固定化してしまうと、それしか知らないようになってしまいます。園全体の仕事を園全体の職員でやるべきです。そうすることで園全体の保育があつくなります。

ヘルプ(休んだり、遅番の先生がいるクラスに、他のクラスの先生が助けに入ること)にはいる時、職員室フリーの先生からではなく、他のクラスの先生がヘルプに入り、職員室の先生はその抜けたクラスにはいったほうがいいような気がしています。そうすれば、いろいろな職員が様々なクラスを体験でします。

塾頭:「先生、ちょっとそのヘルプについて質問なのですが、ヘルプとなるとどうしても1人としてカウントしてしまいますよね?現場目線だとやはり慣れた人が来たほうが戦力になるのではないですか?」

そうですね。確かに、慣れた人が来たほうがいいと思いますが、じゃ、新卒は2度ととらないほうがいいですね。慣れた先生だけでずっとやったほうがうまくいきますね笑

クラスで例えば、6人のうち1人くらいは新卒がいてもいいでしょ。他の先生たちが助けてあげればいいだけですから。

子供が自分たちで動くようだったら、父親保育のように、保育に慣れていない人でも保育ができると思います

ヘルプに来た職員を足手まといと思うより、職員を戦力にしていかないといけないと思います。

本多先生:「例えばの話なのですが、チームの得意分野が偏るときはどうしたらいいですか」

性格でチームを決めることもあるし、そうした場合、能力は偏ってしまうことがありますね。そんなときは、園全体で考えていくことが必要かと思います。それでも足りなかったから、地域の力をかりるといいかもしれません。

意外と「助けてください」とお願いすると喜んで助けてくれることもあります。

高橋先生

Q今、1歳児クラスを担当していて、進入園児が10人くらい入ってきました。そこで、在園児と進入園児を比較して、在園児は、特定の中のいい子と遊ぶことが多く、新入園児は誰とでも遊ぶというか、好きでも嫌いでもない人とでも、誰とでも遊んでいるように感じます。在園児と、新入園児の違いはなにかと思った、1歳児クラスでは、顔写真を多く使った環境で、自分のものは、自分のものという個を確立していくような気がします。個を確立していく一方で、みんなでやろうよみたいな、集団も大切で、個と集団の両立はどう考えればいいですか?

A途中から入った子は、人の探索活動で、どの人がすきで、たのしいかを探しているのかもしれないです。在園児はそれがわかっているのではないか。

だれか好きなひとを作るためには、いろんな人を出会ったり、いろんなことをしていかないとできないです。色々な人と遊んで、経験を広げてあげていくことが大切です。

ひとの争いとは、自分のものを自分だと意識して初めて起こります。

協力したり、分けあったりすることでもっと大きなことができるようになると教えてあげることも大切なのかもしれない

赤ちゃんが自分のものとしたがるのは、遺伝子的にあると思いますが、協力することで、もっと面白いことができると教えてあげるのは必要かと思いますが、1歳児ではなかなか難しいですよね。2歳くらいからかな。

新入園児はまだ、共生するっていう概念ができていないのかもね。

森口先生

Q2歳は目的を持って遊び出す時期で、だからゾーンができてきますよね。

片付けとかは、小さいうちからやらせなって、習慣化させないと身に付かないと昔、言われていましたが、目的を持って遊び始めるから、片付けができるようになると思うのですが。「1歳から片付けをしなさいっ!」といわなくてもと思うのですが、どうですかね。

A子供って面白そうなものを見つけると、そっちにいきますよね。そこで、「片付けしなさいっ」と止めてしまうと、面白そうと思うのが消えてしまうような。何もやることがなくて、ブラブラしているようなら、片付けをしてもいい気がしますが。次の遊びが見つかっているようなら、先生が片付けちゃっていい気がします。

川辺先生

Qチーム保育についてなのですが、できる人がやればいいという考えはとてもしっくりきているのですが、できることが無い人は努力することを省いてしまうのではないでしょうか。また、できない人は、仕事がまわってこず、組織として、「できない」というレッテルを貼られるような気がしますが、どうですか。

A本人が「こうありたいっ」と思うなかで、苦手なことにも挑戦するのはいいことですが、そうでなければ、それはいじめです。

とは言っても、努力することは必要です。でも努力しなさい!というのは間違いです。人は夢を持っているから努力します。ですから、夢を持ちなさいと伝えるといいです。

目標があるのであれば、苦手なことも挑戦しなければならない時もあります。

好きなことを職業にすると失敗するといわれます。好きなことではなく、得意なことを仕事にするといいです。好きなことは感情だが、得意なことは評価です。

自分の長所とは誰かに認めてもらっているところ。これは自信につながります。

横田

Qせいがでは、土曜保育の人数がとても少ないですが、地元の園ではとても多いです。休日の親子の過ごし方について、聞いてみていです。

Aきっと、子供と一緒にいるのが嫌とは無いと思います。でも、常に一緒にいると大変なこともあります。そんな時は、親といるより、園で預かった方がその子のためになるように思います。

最初は新宿せいがも土曜保育の人数は多かったです。それが、こっちが喜んで子供を預かるようにし、そういう姿をみせると、保護者の方も子供といると楽しいと思うようになります。親も嫉妬しますから。

子供が可愛いと思える距離感が一番いい距離感なのかもしません。これが、ちょっとうるさく感じたら園に預けたほうがいいのかもですね。

柿崎先生

Q見守る食育について、先生の考えを聞かせてください。

A食は栄養摂取ではなく、食の営みです。営みとは自分から食べることです。だから、1番は楽しく食べることが大切です。楽しく食べなければ、栄養にならないと科学的に証明させています。

全然食べない時、余程食べる時があります。子供は1週間単位で栄養を補っていると言われています。トータルしたら、栄養摂取量をとっています。

本人が楽しいことに取り組むことが発達に影響していく。こういうことが見守る食育

加藤先生

Q最近、ある子の噛みつきがとても多いのですが、ドイツとはでは、噛みつきとかの保護者対応をどうしているんですか?

Aドイツでは噛みつきはありません!! 以上!!www

‥‥

よく噛む子はどの時間にどの子にどういう状況で噛むかをノートか何かにとって、統計的に対策することが必要かもしれないですね。

噛みつきは発達上あることだと思ってはいけないです。

横田:「そもそも、どうして噛むのか?攻撃するためですかね?」

噛むことは、ストレスを下げる効果があるそうで、瞬間的に上がったストレスを下げようとしているのではないかと言われています

ということで、全員の質問が終わり、最後に今日の塾の総括を本多先生に言ってもらい、今日の塾は終了しました。

「えー、非常に興味深い話でした」

報告者 横田 龍樹

11月4日 出張報告

11月4日の報告をさせていただきます。

今回の塾では主に①森口先生からの報告、②塾生から塾長へ質問、でした。

時間軸は前後しますが、まずは森口先生の報告について書いていきたいと思います。

  • 森口先生の報告

先日、株式会社こどもの森様の研修に塾長が行かれ、助手として森口先生が一緒に行かれました。参加人数がなんと、500名だったそうです。100〜200名は全馬の会場で直接参加し、その他に方はオンライン(zoom)での参加でした。会場は府中で、9時から12間で3時間の研修だったそうです。また11月4日にはきくせい会様の研修もあり、その報告もありました。

さて、ここからは、研修を聞き、森口先生がホットに思った内容です。

子供自らの経験をもとにして、周囲の環境に働きかけることができる!

経験があって、初めて「何かをしよう、あれがやってみたい、これをやってみたい」と思うことができる。経験がないと、チャレンジすることがうまれない。

保育をしていると、いいことを教えてあげたりすることに目が行きがちだが、なんでも子供自身が経験することが大切である。

次に、心情意欲態度が大切であると、指針に書かれていますが、まさしく、主体性のことだと感じたそうです。

心情:まずは感動することが大切。「あー、綺麗な花火だな」とか「綺麗な花だな」と思うことが始まり。それから

意欲:何かをしたいと思う。「花火を絵に描いてみたい」、「花のことを知りたい」など。それをできる環境を用意することが大事。

態度:子供が、やりたいと思ったことができる環境を用意すること。これが、まさしくゾーンである。子供が感動することを提供できれば、次はこうやってみたいと思う意欲につながる(環境があれば、次につながる気持ちになる)。

また保育士は、情緒的な理由で子供を遊ばせてはいけないと話していました。

なんとなく楽しそうだからと、遊ばせるのではなく、科学的な根拠があって遊ばせなければならない。自由遊びの重要性。

しかし、子供、保護者はそれを知る必要はない。多少は必要かもしれないが。とのことでした。

そして、研修中にこんな質問があったそうです。

「この園(新宿せいが子ども園)はなんでこんなに見学者がいるんですか?」

森口t「いろんな保育の世界で主体性とか社会性とかが大事といわれるが、実際どうやっていいかわからない。園長先生は実際、それをやっているからでは。」と答えたそうです。

以上、森口先生からの出張研修の報告でした。

今回、研修を通して、多くの質問が多く出たそうで、塾長曰く、質問の内容を聞くと、どのくらい理解しているのかわかる。逆に講演の中で、このあたりがわからなかったのかと思うこともあるそうです。

という話から、塾生も、塾長に日頃思っていることを質問してみようとなりました。

さっそく、塾生からの質問タイムスタートです。

つづく

報告者 横田龍樹

暖かさ

吐く息にまだ色はつかず、本格的な冬の訪れはもう少し先なのかな?なんて考えながらも風の冷たさにはかなわず、クローゼットから冬物のコートを引っ張り出しました。ふとポケットに手をいれると、小銭がチャラチャラと。ラッキーなハプニングに報告を書く手も進むというものです。

塾長は先日福岡に出張に行く際、空港でハプニングに見舞われたそうですが、たった一度の人生ですから、嬉しいハプニングもちょっと困るようなハプニングも全部楽しめたら良いなと思います。

11月18日の塾は臥龍塾セミナーのあとということもあり急げ急げと準備をしても落ち着いたのは夜も更けた頃でした。

最近は、冷凍食品の技術がかなり進化を遂げているようで、急速冷凍という技術を用いて、より安全により美味しく食べられるようになっているそうです。

手間ひまをかけて美味しいご飯と、手間ひまをかけずとも美味しいご飯、ブログ読者の皆様だったらどちらを食べたいと思いますか?

確かに、年越しそばをうって食べただとか、畑で自分で育てた野菜を使ったカレーを作っただとか、手間ひまが思い出となるような食べ物であれば、それはとても価値のあるものだと思います。

わたしも、未だに幼い頃指を切りながらも父に教わってはじめて作ったご飯の味は忘れられません。

しかし、日々のなかで、もし食材を買い、切り、焼き、蒸し、煮るという時間を大幅にカットできるとするならばどうでしょうか。その時間を自己研鑽に使えたら、我が子と触れ合う時間に使えたら、ゆっくり晩酌をする時間に使えたら、なんだか色々と出来そうな気がしてこないでしょうか。

もちろん料理をすることが好きという人がいたり、先のわたしの思い出のように家族でわいわいご飯を作るというのもとても楽しいですから、料理そのものを否定するつもりはないのですが、少し前の時代よりも、冷凍食品を食卓に出すということのハードルが、下がってくれば良いなと思うのです。

最近塾長は講演のなかで、見守る保育をしていると言いながら、見てばっかりで守っていない、ということをよく話されます。

わたしも少し前までは、例えばこどもが喧嘩をしていても、それも経験だし、そのなかで小競り合いをし、少し怪我をするくらいは問題ないのではないか、と思っていました。

しかし、小競り合いをしなくても、ただ話し合っているだけで子どもが十分な発達を遂げるのであれば、そこで起きた怪我と言うのは、我々の職務の怠慢ということに他ならないのです。

子どもが嫌な気持ちになったり、保護者が嫌な気持ちになったりすれば、信頼関係も部屋の中の空気もどんどん濁っていってしまいますから、何が本当に必要で、何がこどもの育ちをより促すのか、ということは常に考えなければいけないことだと思います。

代わりがきかないものは大切にして、そうでないものはどんどん改善していかなければいけませんね。

わたしも今夜は少しサボって美味しい冷凍食品をポケットから出てきた小銭で買ってこようと思います。

(報告 髙橋)

STEM教材の選定

10月28日の塾報告をさせていただきます。

この日は「STEM教材」がメインの塾となりました。

というのもなかなか保育教具雑誌の中に、STEMに関連した遊具がないということがあります。科学ゾーン、STEM環境を充実させたいなと思っていても、なかなか何を揃えたらいいか分からないということはないでしょうか。

私も園の科学ゾーンの中身を考える際にはいろいろと悩みましたし、悩んでいるところでもあります。

ただ、ダイソーなどでいろいろと物を見ながら、これをこうしたら科学ゾーンに置けるかもや、ホームセンターなどでいろいろと見る中で思いつくというのもとてもおもしろいですよね。

それでもやはり限界もあるので、ハンズや科学系のおもちゃが売っているところで調達したりするのですが、なかなか日本ではまだ科学遊具というのが保育園の中でも確立していない部分もあるので、悩ましいところですね。

そんな時に、小学校の理科の教材カタログはおもしろいなと思います。

授業の中で使う物ではありますが、園の中において、遊具としても使えるものがたくさんあります。

ということで、今回の塾はそんな理科カタログの中からSTEM教材として使える物をみんなで選んでいくという作業をしました。

黙々とカタログの中から「これは!」と思う教材を選んでいく。

静寂はありながらもみんなの手はとまることなく動いているという感じの雰囲気ではありました。

ずっと静かなのも気持ちが乗ってこないので、自然と誰かが曲を流しはじめました。

音楽を聞きながらの作業はやはり気分が違ってきますね。

よく野球の試合前の練習なんかではノリのいい音楽が流れたりしていますが、

きっと選手たちは気分良く練習ができているのではないかと思います。

高校の時の部活を思い出します。音楽を聞いてウォーミングアップをするなんて、

なかなか学生の中では浸透していませんでした。しかし、我々剣道部の隣の柔道部はそれをやっているではありませんか!

これがなんとも新鮮で、いや〜自分たちも好きな音楽聴きながらウォーミングアップしたいななんて思っていました。

そんなある時、チャンスが訪れます。

柔道部の怖い顧問の先生がいない!ということで、柔道部の先輩に頼み、デッキを借りることに成功しました。

そして、私たちも夢のBGMウォーミングアップを楽しんでいたのですが、、、

なんと、柔道部の顧問の先生が突如現れたのです。

私たちが柔道部のデッキを使っているということにすぐに気がついた先生は開口一番

「お前ら何やってんだ。ぶっ○○すよ」という大人なしからぬ発言を。

私たちは固まりました。そして、許可をくれた先輩に助けを求めるように目線をやるのですが、見事にそらされてしまいました。

話がかなり逸れてしまいましたね笑。

そんな作業中、私が小学生の頃に友達とよく聞いてた「嘉門達夫の」替え歌メドレーを流してみました(最近は副園長の中山先生とこの話題で盛り上がっています笑)いや〜今も色あせませんね。嘉門さんの替え歌メドレーは!

塾長も時折、笑っておられるのがとても印象的でした!

替え歌の元歌が分からないとなかなかおもしろくないので、塾生の中でも若い塾生にはあまりヒットしていなかったのが悔しいです笑。

私もまだまだ若いですが!

となんの話をしていたのでしょうか。

そんなこんなで、数多くのカタログからSTEMとして使えそうな物をピックアップは完了しました。

どんな形になるかはまだまだ分かりませんが、こうやってみんなで作業できたというのが

また楽しい時間でもありました。

報告者 森口達也

食こそが生きる力2

世田谷区の学校給食を有機無農薬食材にする会

その講演に触れることができました。

語り手は女性の方でした。スピード感のある話ぶりながら、所々感情の籠るタメのような、空白を作ることに長けておられ、それが食の危機について鬼気迫るような空気感を創出させていました。

概要としては、

・子どもも大人もスマホやタブレットからなどの広告によって、食については知らず知らず、多分に刷り込みを持たされている

・溢れる加工食品は味が濃いから誰も残さない。キャラクターものの食事、目で楽しい加工食品の罠に疑問を持っていない。
・ アメリカでは学校給食の牛乳に砂糖が入っている。それでも残さない、甘くて美味しいから。

・そして、 腸内環境がおかしくなる。そうすると子どもがイライラする
・製薬業界と食品業界、会社が同じ、というケースがある。その会社が作ったものを食べて、病気になって、その会社の薬を飲む。それって、おかしくないか。
・そして、その「おかしいんじゃないか」という輪が広がって、裁判で勝てた例も
・でも折角製造したそれら加工食品たち。それを情報を持っていない国へ売ってしまえば。次のターゲットは自分たちの国かもわからない

・人間が最後まで持っていたいもの、それは『食の主権』

・何が好きで、何を食べたいか、それを自分で決められる権利。でも、情報が限られている中では、それは実は自分で決めているようで、決めさせられているものだった。

・ オーガニック認証の緩い国、そこに漬け込んで、オーガニックでない食品、食材が流入してくる

・キーワードは「小さくやること」小さくやれば潰せないし、きめ細やかにやれる。

・だから、正しい情報を持つこと。そして、食の選択をするということは未来を変えることであり、

一人一人が革命家なのです

食について考える機会が、このところとても増えたような気がします。食欲の秋、体に良いものを沢山摂って、寒い季節へ備えていきたいですね。

勿論、食についての内容ながら、何か他の様々な事業にも通ずるような内容に、思わず聞き入ってしまいました。

(報告 加藤)

食こそが生きる力

秋の香りの臥竜塾。この日は、柿崎先生が職域別セミナーで発表をするパワーポイントを皆で見ることからスタート。

塾でこうして皆の前で披露する機会があることで、一面的でないパワーポイントへと進化していく気がします。大切な機会ですね。

皆から様々に意見も上がりました。職域別、ということで保育士でない職員の方々がどのように保育を理解し、そして携わっていくのか。調理師という立場から、また塾頭を始め保育士でない先生の仕事ぶりなど、柿崎先生の言葉で語られたことと思います。当日ご覧になられた皆様は、いかがでしたでしょうか。

パワーポイントを終え、次は皆で動画を観覧。冷凍食品について学びを得る時間となりました。

『冷凍食品ができること』

近年冷凍食品の需要が増しています。それも、添加物が沢山入っている、など体に悪いイメージがあったいつかのものとは異なり、無添加で、オーガニック。冷凍食品の概念が大きく変化しました。

学校給食を題材に動画は構成されていましたが、冷凍食品の衛生面やほうれん草など下ごしらえに時間のかかる素材を簡単に使えることによる時間短縮の面、またそれによる調理師不足の解消など、その善さは多くの調理施設で応用可能であることを感じます。

「食こそが生きる力」

「給食は生きた教材」

動画内で紹介された力強いメッセージと共に、近年の食生活の変化や食の価値観を正しく見直すことの大切さを改めて感じる思いがしました。

最後に、もう一つ、動画を見ました。

(報告 加藤)

本当の謙虚さ

10月14日の塾報告をさせていただきます。

今回の塾はまず、森口氏から先日行われた塾セミナーのデモンストレーションを行いました。やはり発表自体が面白くさらに森口氏から出てくる言葉かというのは何か面白味がありながら伝えてくれる感じが私は好きです。先日の塾セミナーにお越しいただいた方々や、zoomで参加したくださった皆様ありがとうございました。

そのデモの後には塾長から前回柿崎氏による報告にありました対談に付随して、持続可能な社会という本のまとめの部分を読んでくださいました。そこには、謙虚さについて書かれてあり私自身非常に気になった部分だったので載せさせていただきます。

「何よりも謙虚さと好奇心を持つことを子どもたちに教えよう、謙虚であるということは本人を抑えて事実を正しく見ることがどれほど難しいかに気づくこと。自分の知識を限られることを認めることが謙虚。堂々と知りませんと言えることが謙虚。新しい事実を発見したら、喜んで意見を変えられること。謙虚になると心が楽になる。何もかも知っていなくてはならないというプレッシャーがなくなるし、いつも自分の意見を弁護しなければと感じなくていい。好奇心があるということは、新しい情報を積極的に探し、受け入れるということだ。自分の考えに合わない事実を大切にし、その裏にある意味を理解しようと務めることだ。答えを間違っていても恥とは思わず、間違いをきっかけに、興味を持つことである。どうしてそんな事実も知らなかったんだろう、この間違いから何を学べるだろう、この人たちはバカじゃないのにどうしてこうしているんだろうと考えてみること。好奇心を持つと心がワクワクするから。好奇心があればいつも何か面白いことを発見していられる。世界は変わり続けている。知識不足の大人が多いという問題は次の世代を教育するだけでは解決できない。学校で学ぶことは学校を出て10年や20年もすれば時代遅れになる。だから大人の知識をアップデートする方法を見つけなければならない。自動車に欠陥があったらリコールされる。メーカーからお客様の自動車を回収して、ブレーキを修理します。なんて手紙をもらうわけだ。同じように学校で教わった事実が時代遅れになったら学校から謝罪の手紙を受け取ってもいいくらいだ。申し訳ございませんが、お客様に教えたことはもう事実、真実ではありません。お客様の脳を回収して、無料でアップグレードいたします。ということ。でもそんな手紙をこないので、職場がこの問題に取り組んだ方がいい。この教材を最後まで読んでテストに答えてください。世界経済フォーラムや他の国際会議で恥をかかないために。と教えることはできるはずだ。」

とありました。なるほど!と素直に思う次第です。

重ねて塾長から「本当の謙虚さというのは間違いを認めることだと言われている。過去の知識はもう時代遅れになってしまうから、新しい知識に対する好奇心を持つことが大事」というようにいってくださいました。

何か好奇心を持って日々ワクワクして物事に取り組んでいる姿勢というのはどこか塾長と重なる部分を感じます。塾長は常にアップデートされ、こうしていたからという考えはあまりなく、常に前を向いている姿勢というところに今回私は自分を省みるいい機会にさせていただきました。

報告者 本多悠里


デジタルとアナログ

遅くなってしまいましたが10月7日の報告です。

今回の塾は雨が降っていたため15名でZOOMでの塾でした。

今回は15名でZOOM塾

最初は森口君からの報告でした。中国の見守る保育を導入される園さんに対してZOOMでの研修を行いました。1回目の研修内容は、「見守る保育の理念」や「見守る保育の基礎」ということでお話をしたということでした。そして今後、見守る保育を導入される園さんが増えていくことが予想され、それに対しての研修を塾生からもできるようにしておけるといいね、という話がありました。

次の話題は、熊本の平田先生の息子さんの話になりました。

以前からサッカーをやっているそうで楽しそうに通っていたそうなのですが、コーチからリフティング50回という課題が出てその壁にぶち当たっているということでした。以前までは大変な課題がでると「弱音を吐くな」的なことを言っていたそうなのですが、塾長のブログを読むことによって「弱音を吐くな」ではなく「一緒に頑張ろう」という言葉にしました。というお話でした。ちなみに平田先生自身もリフティングが30回くらいしかできないので、今一緒に頑張っていますということでした。

私もそうですが、一人で壁にぶつかっているよりは、一緒にやってくれる事で背中を押してもらえるという安心感があります。それによってより頑張れることがあるのでいい言葉がけをしたんだなぁと感じました。

次の話が今回のメインテーマでした。

以前、塾長が録画をしてくれたNHKの番組をみんなで見ました。タイトルは「ズームバック×オチアイ 特別編 ~落合陽一、オードリー・タンに会う~」という番組でした。出演は筑波大学准教授の落合陽一さんと、台湾IT担当閣僚のオードリー・タンさんが現在のコロナ禍の半歩先を予想するという番組でした。

みんなで見た番組

見終わった後に一人ひとりがキーワードと気になった言葉を発表しましょう。という課題をもうけ、約50分の番組を見ました。

まずはオードリー・タンさんが何をされているかの紹介でした。恥ずかしながら何をしている人か知らなかったのでとても驚きました。台湾の方で、35歳でIT担当閣僚になり、コロナウイルスが蔓延していた2月頃にみんながマスクを買えるようにマスクの在庫データを可視化できるアプリをつくりました。それを使えば確実に手に入るようにしたそうです。それらの迅速な対応によって2020年9月21日現在で感染者の合計が507人、回復者数479人、死亡者7人という極めて少ない数字で今では世界各国から取材が殺到している方ということでした。

そして対談が始まり最初は一問一答ということで、落合さんからタンさんに質問をします。これの答えにまた驚かされました。

Q1好きな食べ物は?

A炭水化物とタンパク質と脂質です

Q2犬派ですか?猫派ですか?

A私は「人間派」ですね

Q3寝る前に必ずすることは?

A目を閉じます

Q4小さい頃何になりたかった?

A人間の大人です

といった気になるというか、面白いというか、常人では答えないような回答を連発していました。

そこから二人は、未来はどのようになっていくのかを話し始めます。

「ものを作って売る時代から、ネットで動画など情報を売る時代になっていく」「デジタル時代」「人間がデジタルに移行すると形や大きさ、時間から離脱することができる」というような話をしていました。また二人とも自分自身をデジタルスキャンすることによって、肉体は歳をとっていってもデジタル空間ではスキャンした30代のままでいることができる、というような近未来的な話をしていました。

あまり内容を覚えていませんが、映画「マトリックス」の世界というのか、仮想空間を通じて人通しがコミュニケーションをとっていけるような世界になるんではないか、など、とても刺激的なことをたくさん話していて50分があっという間でした。

そして見る前に課題を出されていたので一人ずつキーワード3つと気になった言葉を言って行きました。

最初は熊本の平田先生からでした。「ちょっと難しかったです…、えーっと…」と、一番最初だったこともあり頭の中がまとまっていない様子でした。そして「見ていて思ったのは、コロナ禍になっても前向きなちとたちなんだな。コロナをきっかけにしている人たちだなと思いました」と少し戸惑いながらの感想でした(笑)

次に宮城さんでした。『ちょっとまだ頭が処理できていないのですが、キーワードは「謙虚さ、虚栄心」「デジタルの世界は無限」「ほどほど」気になった言葉は「時間のしおり」というところでした。まとまっていないのですが話自体はとても面白かったです』とのことでした。

次は、小松崎先生でした。『一つ目は「電動振動」という言葉で新しい音葉ができている時っていうのは、時代が作られている時なんだなと感じました。もう一つは「エンジョイブル」という言葉で、いろんな危機でも楽しんでしまうというところですね。あとは「コンヴィヴィアリティ」というところで、共生だったり多様性だったりというところが気になりました。あとは、選挙投票のやり方も気になりました』という感じで順々に答えて行きました。

割とみんなが気になったところが同じようなところでしたが、他に気になったところをいくつか紹介すると「ダイバーシティーインクルージョン」「デジタルな世界で完結」「民主主義はテクノロジー」「クアドラティックボーディングという投票の仕方」「選挙が祝祭性」というところでした。

最後に塾長から総括をいただきました。『概ね二人の考え方に合意はするけど、唯一反対するところは「デジタル化という部分」。デジタルとアナログはどう分けられているかはわからないけど、例えばデジタル時計とアナログ時計の違いは、デジタル時計は時刻で進むけどアナログ時計は緩やかに途中を表すのがアナログだとすると、過程やプロセスが大事っていう時代はアナログ化なんだよね。デジタルっていうのは結果だけを生んでいく。だからデジタル化っていうのは機械だけの世界で、人間はよりアナログの時代にならないといけないんじゃないかと思っている。保育もプロセスを大事にしようというのが今世界で提言されている。「ほどほど」というのは機械が苦手なところだから二人が言っているところはちょっと矛盾するよね。今回のコロナでデジタル社会になりつつあるのを、もう一度アナログに戻してみる。例えば世界中の人を全員が知る必要はなくて、直接会えて話ができる範囲の人を大事にできればいいと思うんだよね。デジタルは機械の世界に任せて人間は機械のできないアナログな世界にもう少し取り戻さないと。だから講演する時もZOOMで講演じゃなくて、人前で人と顔を見合わせて講演をする大切さとか、子ども同士が実際に体を触れ合って遊ぶ体験をするとか、そのようにしていかないと仮想空間で遊ぶ、過ごさないといけなくなるような気が私はしています』ということでした。

どんどんデジタル化が進んでいき、どんどん暮らしが楽になっていく中で、デジタルになってはいけない部分、特に我々が身を置いている保育はでは、結果ではなくプロセスを大事にし、子どもの発達を見守りながら、子ども社会や多様な大人との関わりを大切にしなければならないということを忘れてはいけないなと感じた今回の塾でした。(報告者 柿崎)