瓢鮎図 episode1

秋の風吹く臥竜塾。先ずはメニューの紹介から。

西村先生が作る「豚汁」

西村先生が作る「豚汁」

小気味好い音で刻まれる千切りキャベツは柿崎先生

小気味好い音で刻まれる千切りキャベツは柿崎先生

「キャベツから盛って、その後にメインを乗せるんだ」

「キャベツから盛って、その後にメインを乗せる」

盛り付けへのこだわり、流石です

盛り付けへのこだわり、流石です

その横では横田先生がご飯を盛ります

その横では横田先生がご飯を盛ります

メンチ、エビ、さんまの三色フライ定食豚汁付き

メンチ、エビ、さんまの三色フライ定食豚汁付き

丁度のタイミングで到着されました本多先生

丁度のタイミングで本多先生も到着

ソース、ケチャップ、マヨネーズ、お好みの味つけでいただきました。とても美味しかったです。

 

話題は、本多先生のご子息の通う園の保護者会の報告から。日々の保育の様子がパワーポイントにまとめられ、熱い思いの伝わる内容だったとのことでした。

その流れから「例えば保育参観、子どもの園での顔を保護者に見せていいのだろうか」塾長からの問いかけがありました。

ブログ『臥竜塾』2018年9月4日『社会的状況による言語』の中にこう書かれています。(太字をクリックすると塾長藤森先生のブログ『臥竜塾』にとび、この回の全文を読むことができます。)

「ウィリアム・ジェイムズは、社会的状況が変われば、人は「その都度自分の違う面を出す」と言及し、その一例として友だちと一緒のときには海賊のように威張りちらしますが、「親や教師の前では端然としている」青年の例をあげているそうです。」

子どもにも家での顔、園での顔というものがあり、それを保護者が知ることに良い面もあればそうでない面もあるのではないか、とは、最新の知見からくる問題提起のようで、とても考えさせられます。

「信頼していればお互いが知らなくてもいいのではないか」

それは、子どもを把握しよう、させようとする日本の保育園の風潮へのメッセージともとれ、「把握をして何がしたいかだよね」という塾長の言葉がとても印象的でした。子どもがどの部屋にいるのか、どこで何をしているのか、そんなことまで見ていなくてはならない保育環境というものが果たして適切な環境と言えるのでしょうか。

 

さて話の流れから、塾長が教員時代の話をして下さいました。

(報告者 加藤恭平)

お土産三昧!!

9月4日の塾報告をさせていただきます。

まずは今回のメニューの紹介から。メニューはごはん、ホッケと大根おろし、茄子焼きもの、味噌汁、焼きそば、デザートに水ようかんでした。

ホッケとカッキー先生① 本多先生からのお土産

ホッケとカッキー先生①
本多先生からのお土産

ホッケとカッキー先生②

ホッケとカッキー先生②

園でとれた大きな茄子

園でとれた大きな茄子

修論_8

修論_10

修論_9

修論_7

デザートの水ようかん

デザートの水ようかん

とってもおおきなホッケは本多先生からの北海道お土産でした。肉厚のホッケはとっても甘くておいしかったです。本多先生ありがとうございました。茄子は園でとれたものでこれもとても大きくおいしかったです。茄子は無農薬で育てていて、それを聞いて本多先生が「無添加やっ!!」森口先生「それはくら寿司やっ!!」と鋭い突込み!!そんな会話をしながら賑やかに食事をしました。

そんな茄子の話題から話はサンマの話題に。今年はサンマが豊作だったらしく、スーパーでも低価格、高品質で売っているそうです。1匹100円で売っていたときもあったそうです。海のそばで育った田崎先生はサンマを食べたら何にも残らないと言っていました。その通りに今回のホッケも最後まで丁寧に身をほぐしてきれいに食べていました。

食事が終わると、デザートの水ようかんを食べました。これは、自分からの京都のお土産で3種類あり、全員で「せいのっぴっ!!」で食べたいものを選らんで食べました。「せいのっぴっ」とは食べたいのもを全員で一斉に指さし、誰ともかぶらなければそれが食べられる。重なった場合は再度重なった人達だけで指さしをやり直すというものです。ここで塾長からのトラップ。水ようかんが外側だけものがあり、中身は空っぽのものが仕掛けられていました。やっと食べたいものを選んだと喜ぶのもつかの間。持ち上げてみるとえらく軽い。空のやつは自分と本多先生が引きました。そんな遊びもしながら楽しい食事を終え、話題は次回の塾セミナーの話に移りました。

本多先生の北海道お土産  ボールペン!

本多先生の北海道お土産 
ボールペン!

 

今回の塾セミナーは育ってほしい10の姿の一つ「思考力の芽生え」です。加藤先生と元さん(松元先生)が担当されています。先生たちによるプレゼンをみんなで聞きました。聞きながらドイツのベルガーさんからのお土産のをいただきました。ベルガーさん、ありがとうございました。

 

ベルガーさんからのお土産! ドイツのビールとビーフジャーキー

ベルガーさんからのお土産!
ドイツのビールとサラミ

思考力の芽生え

身近な事象に積極的に関わる中で,物の性質や仕組みなどを感じ取ったり,気付いたりし,考えたり,予想したり,工夫したりするなど,多様な関わりを楽しむようになる。また,友達の様々な考えに触れる中で,自分と異なる考えがあることに気付き,自ら判断したり,考え直したりするなど,新しい考えを生み出す喜びを味わいながら,自分の考えをよりよいものにするようになる。

とされています。これからIT技術が進んで行く中で考えることが億劫になってい行く。人工知能などの発達で様々な仕事が無くなって行ったりなんて話もよく聞きます。その中で考えることが楽しい、もっと考えたいなどと思うにはやはり乳児からの関わりが大切なのではという話から始まりました。そこで新宿せいがならではの環境、子ども同士の関わりを動画、写真を見ながら紹介していました。内容の詳細については発表当日を楽しみにしていてください。

いつもなのですが、発表を聞いて、そんな理由があって今の環境があるんだなと思いました

何気なく毎日、保育していますが知らないことだらけで、毎日勉強だなと感じました。そういった環境の意図やねらいを知るだけで保育の見方も変わっていきます。

プレゼンの途中で塾長がおっしゃっていたのですが、多くの人は上の人が下の子にいろいろ教えると思っているが、実はそうではなく、経験者が未経験に教えるとおっしゃっていました。確かに、自分も1年目で何もわからないとき、子ども達に「違うよ先生。それはこうしないとダメなんだよ」なんていろいろ教えてもらったことを思い出しました。なにも下の子が教わるということだけではないんですね。

発表を終えて、「やはり赤ちゃんから思考が始まっている」ということで塾長が「哲学する赤ちゃん」という本を紹介していました。自分も今度、書店に行って探してみたいと思います。

今回の塾はこれで終わりました。

報告者 横田龍樹

道徳

8月29日の臥竜塾の報告をさせていただきます。

写真 2018-08-29 20 44 52

本日のメニューは豚丼とお味噌汁です。アップで撮影してみました。

写真 2018-08-29 20 45 01

この日の塾は生活に潜む「知らない」ことの話題からスタートしました。
「つまようじの凹凸の部分はどういう意味か知ってる?」と塾長の口から。
皆さんはなんだと思いますか?

僕は開口一番「箸置きじゃないですか?」と口を開いたのですが、すかさず塾長から、「箸置きって答えは一番安易な答え」とあり、「パヒーーン」となりました笑
正解はというとこの写真を見ていただけると、、、分かるそうなのですが….

写真 2018-08-29 21 16 12

これ、実は「こけし」を模しているのだそうです。

つまようじは当初、両端とも尖っていたそうなのですが(なんでですかね?片方使ったら、また片方使えるからですかね?)、片端を尖らせないように、切り落として制作されることになりました。しかし、それでは切り口から先端がささくれてしまうため、ヤスリで削ることにしたそうです。削ったことで、その先端がまるく、そして黒くなってしまいました。その姿がなんとなくこけしに似ているということから、凹凸をつけてこけしに似せたということなのです。
確かに言われてみると、こけしですね。

30年生きていきました。それなりにつまようじのお世話にもなってきました。耳かきがないときは耳掃除にも使ったことがありますが、まさかそのつまようじの背景にこけしがいたとは。
世の中、まだまだ知らないことは多いですね。
分かっていることだけで、自分の世界を作ってしまうことで、なんだか見えなくなってしまうことも多いのかなと感じる一幕でした。

話はちょっとだけ、政治の話題に。
その流れで、「道徳」の話にもなりました。

赤ちゃん(人)は遺伝子を繋いでいくことがある意味の正義なので、自分の遺伝子を繋いでいくために道徳というものを高めたという話が塾長からありました。道徳的に生きていくことは、自分の遺伝子を繋いでいくことにもなるということでした。この話は私自身、最近とても考えさせられるというか、あらゆることがつながるような思いがしています。

6月に行ったドイツでも「持続可能な社会」を目指しているという話がありました。自然を大切にするといったような取り組みが持続可能な社会の取り組みのひとつとして挙げられるのですが、自然を大切することが重要であるというのは多くの人が理解していることだと思います。しかし、ではどうしてそれが大切なのかと問われると私自身、「ん〜」と明確にはっきりと言えなかったのですが、自然が豊かであることが結果として、自分の遺伝子のためになるということと繋がり、とても腑に落ちました。これから自分自身、もしくは自分の子ども、そして孫と時代が移り変わっていく中で、やはり、自然環境が良くないと安心して地球で暮らしていくことはできません。だからこそ、自分たちのためにも自然を守っていくということが、妙に腑に落ちました。自分たちというと誤解されるかもしれませんが、自分たちの生活をしっかり守られているような感覚があると、余裕を持って周りを見ることができたり、意識することができるのかもしれません。それを「遺伝子は利己的である」という風に表現されるのですが、なるほどなと思えてきますね。

また、塾長から最近の子どもの研究の話もありました。その中で、「子どもは家と外では違うのは当たり前である」というような研究結果があると紹介していただきました。家と園での子どもの姿が全然違うことに不安を感じる方もおられるように思います。実際に、保護者の方からそのような声を聞くこともよくありますよね。しかし、最新の研究の結果ではそれは「当たり前である」ということが分かってきていると思うと、それは子どもの自然な姿でもあるのですね。

確かに、私自身も、属する集団、関わるひとによって自分が変わっているような感覚があります。様々な集団の中で、様々な人と関わる中で、その集団、その人に合わせた自分になるというのは、集団や他者の中で生きていくためには必要な力なのかなと思います。家の中での自分そのままで、家以外の集団に入ってしまうと、なかなか誤解というか、軋轢を生んでしまうことも考えされますよね笑。

子どものこともそうですが、本当にまだまだ知らないことがたくさんありますね。
そんなことを改めて感じました。

報告者 森口達也

「やんさん」と「げんさん」

8月21日の臥竜塾の報告をさせて頂きます。
今回の臥竜塾は昨日の20日から、環境サミットがありその中日に開催した塾となりました。そして、その環境サミットに参加されていた、外部臥竜塾生の「やん」先生こと邨橋先生も参加してくださいました。
やん=邨橋先生で通るのは、新宿せいが子ども園だけらしく、ご実家の園でも浸透していないとのことでしたので、ここではあえて,やん先生で書かせてもらいます(笑)

やん先生は現在、大阪のご実家の園に務められています。私たち臥竜塾生にも、実家が保育園をしている塾生も何名かいますが、いつか帰った時にこういったことが大変だとか、今何をしておくべきかなどとても参考になるお話をしてくださいます。
そして、やん先生が塾に参加してくれるだけで、塾内がとても盛り上がるような印象を受けました。これまでの塾生の話などもしてくださりとても楽しい時間を過ごすことができました。

村橋先生です

邨橋先生です

 

さて、今回のメニューを紹介いたします!
うどん
 なま白石温麺(しろいしううめん)
 唐揚げです。

つゆを数種類、ネギやオオバ、豚肉などなど…いろんなトッピングを加えておいしくいただきました!!中でも、西村先生特性のトマトのつゆがすごく自分の中でヒットしました!

料理

いろんな味でいただきました!

いろんな味でいただきました!

 

さて、そんなおいしい料理をいただきながらの話題は、やはりやん先生を中心に話が進んでいきました。趣味でボルダリングをやられているそうで、時間さえあれば登っているそうです。これまで、スポーツとは縁がなかったそうですが、ボルダリングをきっかけに、登るための筋トレも続けているそうで、本当にすごい体つきをしています。
以前のやん先生と比べると、ご実家の幼稚園の保護者に、「先生、痩せました?なんか病気になったんですか?」と心配されたこともあるくらい変わったらしいです。

そんな話のなか、やん先生が「となりに座ってるけど、初対面やんな??」

実は、塾生の松元先生とやん先生が初対面だったそうで、その言葉から松元先生の自己紹介をする流れになりました。
松元先生は、「げん」と呼ばれていて、それは松元の元の字をとっての「げん」であること、2年前の10月に新宿せいが子ども園に産休に入る職員がいたからこれたこと、実家が鹿児島で園をされていて「見守る保育」を持ち帰りたいと思い、縁あってくることができたことなど話してくれました。
初めて、新宿せいが子ども園に見学に来た時が、ちょうど夕涼み会の日で、塾生たちから見た松元先生の第一印象は「変」だったそうです(笑)
そこには、もしかしたら今後、新宿せいが子ども園に就職するかもしれないから真面目な感じで行こうという松元先生の思いと、見学者でも笑わせに行こうとする先輩方のすれ違いがあり、夕涼み会にスーツを着てきた松元先生の目の前でどんなに面白いことをしても、決して笑わず無表情な松元先生が「変」だったというのが、塾生や他の職員たちからの第一印象です。

就職した初日も運動会の日だったそうで、何をしたらいいかわからないなりに、「とりあえず大道具にいて」とほったらかしにされたらしく(笑)「うちの園、見学者をほったらかしにしてしまうことあるよね・・・」という反省点も見つかりました。

そんな松元先生ですが、最初の「変」なイメージとは違い、頭もよくて面白い、そしてチーム保育での動きにもすんなり入り、対応力もあるのが今の印象で、最初のハードルは低ほうがいいということを学ぶことができました。これには、やん先生も「地元が関西ってだけでハードル上がってるから、ほんとにハードル低いってのはいいことよ~」と同感だったようです。

こんな感じで、話してます!

こんな感じで、話してます!

 

松元先生の今現在の思いも話してくれたのですが、「最初は、新宿せいが子ども園が特別なことをやっている園だと思っていたが、特別なことをやっている訳じゃなくて、子ども一人一人の発達をしっかり見て保育をしている。そして、一人一人に合った環境設定や関わりをするために、チーム保育を通して職員が連携して見守る姿勢など、そもそも視点が違ったのかなと思っている。そして今感じていることを、実家に帰った時にどのように変換して伝えていくかが今の課題です」と話してくれました。だからこそ、一足先にご実家の園に戻られたやん先生の話がとても勉強になると話していました。
やん先生もこうしてたまに新宿せいが子ども園を訪れて、職員が自然体で保育している雰囲気を感じて持ち帰るだけでも違うと話してくれました。

それぞれの園で方針があり、「うちの園とは!」というものがあり、みんなで合わせようと「先生」すぎてしまうところがある。でも、新宿せいが子ども園は、先生というよりも「近くにいる大人」というような感覚で、揃えるところは揃えるが、細かいところはそれぞれの個性や考え方など、普通でいれることがすごいと思う。というような話を聞くことができました。
以前の塾長の話にもあった、「良い集団とは、決して同質を求めるのではなく、多様性を認め、その中で個々が光り輝くことがよい集団であり、また、よい集団こそが個々の輝きを増す」という言葉がまさにそのことを言っているのだろうなと感じました。
こういった話はとても貴重ですし、塾を通してみんなで共有できることはとてもありがたいことだと改めて思うことができました。

食器を片付け、コーヒータイムに入ります。
急に電気が消え「ハッピ バースデー トゥーユー♪」
先週の金曜日8月17日は、松元先生の誕生日でした!今年、29歳になったそうです!
げんさん、お誕生日おめでとうございます!!!

げんさん

これで今回の報告を終わりたいと思います。

報告者 田崎 天悠

それぞれの才能を

夏の香りの臥竜塾。

並ぶ背中の頼もしさ

並ぶ背中の頼もしさ

田崎先生は手早く洗い物を

田崎先生は手早く洗い物を

横田先生は生姜を

横田先生は生姜を

若い塾生が手際よく進めてくれる様子は、見ていてとても頼もしいものです。

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柿崎先生特製ヅケ。これがまたとても美味しい

盛り付けは田崎先生に委ねられました

盛り付けは田崎先生に委ねられました

「どれが園長先生の器ですか」「園長先生のだけはしっかり盛り付けしようと思って」

「どれが園長先生の器ですか」「園長先生のだけはしっかり盛り付けしようと思って」

心の声がそのまま言葉になってしまう素直さが田崎先生の良い所ですね。

海鮮丼とすまし汁

海鮮丼とすまし汁

この日は日本酒も

この日は日本酒も

そして最高のタイミングで本多先生

そして最高のタイミングで本多先生

森口先生も到着

森口先生も到着

たっぷりと盛られた塾長の大好物ウニ。「この値段にしては美味しいね。」礼文島など、各地の美味しいウニを経験されている塾長ならではのお褒めの言葉ですね。塾生一同堪能させていただきました。

ただ、長崎出身田崎先生、ウニは地元ではありふれた食材のようで、「東京に来てウニが高級なことを初めて知った」とは、何とも贅沢なエピソードですね。

 

そんな田崎先生に塾長から質問「そういえば、てんゆうくんは英語は話せるの?」

というのも、英語を話せるかどうかは才能によるところが大きい、という最新の知見があり、英語の試験の成績がそのまま英会話力に繋がっていない、という話を塾長からいただきました。そういう意味では子どもの内に英語に触れることは一概に意味のないことではなく、その子の才能を知るきっかけにはなるかもわかりませんね。これから海外出張も多くなる塾長、その素養を知りたくなられたのかもわかりません。

興味深かったのは、塾長の高校生時代のお話で、当時は9科目制で、当然その中に英語も含まれていたこと、塾長は855点という目を見張るような高得点ながら、周囲のレベルはそれが普通であったこと、それでも英語を話せる人は限られていたこと、そして現在、海外に出た時にもちろん簡単な英語は話せるけれども、講演など対象に伝えたい微細なニュアンスはやはり通訳に任せる方が良いと感じられ、最初の挨拶から最後まで日本語で通されていることなどをお話しいただきました。海外で活躍される日本人の方々が会見に臨まれている時など、現地の言葉でなく日本語で話されている場面が思い出されます。そうされることに何か意図があるのかもわからないと思えてきますね。

 

そんな話題を共有させていただきながら、

今日のコーヒーのお供は田崎先生のお土産

今日のコーヒーのお供は田崎先生のお土産

美味しいカステラをいただきながら、話題は塾長の出張に同行された森口先生の報告へ。

東京は世田谷区にある園へ

東京は世田谷区にある園へ

美術館のような園舎です

美術館のような園舎です

吊るされていて、とてもインパクトがあります

展示物、とてもインパクトがあります

船ですね。毎月テーマが変わるとのことです

船ですね。毎月テーマが変わるとのことです

その下で給食を食べています

その下で給食を食べます

涼しげな雰囲気です

涼しげな雰囲気です

外の景色と一体化されたようなフロアー

外の景色と一体化されたようなフロアー

木の上に建てられたかのような眺望です

木の上に建てられたかのような眺望です

工夫された廊下

工夫された廊下

座ったり、描いたり

座ったり、描いたり

自由な体勢で遊べますね

自由な体勢で遊べますね

キッチン

お洒落なおままごとキッチン

フラットな調理場

フラットな調理場

園庭もとても広く、写真を見ていて都内の園であることを忘れてしまいそうになりました。

森口先生の撮り集めた環境を見させていただき、とても勉強になりました。

その流れから、

森口先生が新宿せいがに来られる前の園で取り組まれた環境の数々

森口先生が新宿せいがに来られる前の園で先生方と取り組まれた環境の数々を紹介してくれました

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「せいがの影響を受けてですよ」と森口先生

「せいがの影響を受けてですよ」と森口先生

素晴らしいですね

素晴らしいですね

目の開くような思いがすると同時に、今ある環境を見つめ直すきっかけになります。来週21(月)からGTサミットが開催されますが、ご来園いただいた方々にもこのような感想をもってもらえたらと思う次第です。

そこで、わいらんすい(3・4・5歳児クラス)の環境にと、塾長から

ドイツで見た装飾はどうかとのご提案をいただきました。

ドイツで見た装飾はどうかとのご提案をいただきました。

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真似て、学んでいきたいと思います。

真似て、学んでいきたいと思います。

(報告者 加藤恭平)

きゅうりとハチミツ

遅くなり申し訳ありません。
8月7日の塾報告をさせて頂きます。

この日のメニューは、かつ丼、きゅうりの和え物、スープです!!
この日は、塾のスタート時間が遅かったので、調理の柿崎先生が時短料理を作ってくれ、手伝う暇もありませんでした(笑)

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食事をしながら、この日の日中に園の畑で収穫されたきゅうりの話に・・・。
以前の塾で「きゅうりのおいしい食べ方」について話したことがありました。その時に、私が小さい頃、家の畑で採れたきゅうりに蜂蜜をかけて食べていた話をしました。祖父が畑をしていて、いつもとれたての野菜を食べていたのですが、きゅうりに蜂蜜をつけて丸かじりする食べ方も祖父に教わり、それが当たり前でした。

しかし、他の塾生から「それはない」とあまりに不評だったので、
「じゃあ、園の畑で採れたきゅうりで確認しよう!」ということになり、本日の日中に至ります。
昼休みに、畑で採れたきゅうりと蜂蜜を準備してくれて、各クラスの職員に食べてもらいました。
しかし、そこでも不評の嵐で「これはない」「そのままのほうがおいしい」「まあ、冷蔵庫にこれしかなかったら食べなくもない。」というような結果でした。
いざ、自分も食べてみましたが、あまりおいしくなかったです…。
小さい頃の記憶は何だったのでしょうか?不思議な気持ちになりました(笑)

食事が終わり、8月30日の塾セミナーについて話し合いを行いました。
今年度の塾セミナーのテーマは、「10の姿」についてで、毎月1つの項目について発表させて頂いています。今回の項目は「社会生活との関わり」で指針にはこのように書かれています。

「家族を大切にしようとする気持ちをもつとともに、地域の身近な人と触れ合う中で、人との様々な関わり方に気付き、相手の気持ちを考えて関わり、自分が役に立つ喜びを感じ、地域に親しみをもつようになる。また、保育所内外の様々な環境に関わる中で、遊びや生活に必要な情報を取り入れ、情報に基づき判断したり、情報を伝え合ったり、活用したりするなど、情報を役立てながら活動するようになるとともに、公共の施設を大切に利用するなどして、社会とのつながりなどを意識するようになる。」

「社会とのつながり」と聞くと、時がたつとともに、地域の人とのつながりが薄れてきていることが一番に浮かんできます。またそうした地域の人とのつながりが薄れていくことによって「伝統」「文化」にもつながってくるのでしょうか。そして、そういった背景を踏まえ保育所の役割とはどんなことなのでしょうか。また、“~遊びや生活に必要な情報を取り入れ、情報に基づき判断したり、情報を伝え合ったり、活用したりするなど、情報を役立てながら活動するようになる~”という部分では、情報が多い今だからこそ、正しい情報と誤った情報を見分ける力が必要だというような話にもなり、話を聞いているとハッとさせられるような感覚にもなりました。

塾長が毎日書かれているブログ『臥竜塾』2017年1月6日『集団の意味』の中にこんな文章があります。

『“現代はどうでしょう。集団とのつながりを断ち、集団に属することで生じるしがらみや息苦しさを軽減する。個人として存在しやすいように技術は進み、経済成長を実現してきました。次々にマンションが建ち、個人は快適で安全な環境を得ましたが、地域社会の人のつながりはどんどん薄れた。

直近では、人々はソーシャルメディアを使い、対面不要な仮想コミュニティーを生み出しました。人間の歴史の中にない集団のつくり方です。思考や時間に応じ、出入り自由なサイバー空間で「いいね!」と言い合い、安心し合う。現実世界であまりにもコミュニティーときり話された不安を心理的に補う補償作用として、自己表現しているのかもしれません。でも、その集団は、150人の信頼空間よりおおかたは小さく、いつ雲散霧消するかわからない。若者はますます、不安になっています。

クリスマスを一人で過ごす若者の中に「一生懸命働いた自分へのご褒美」に、自分に高級レストランを予約する人もいると聞いて考え込んでしまいます。人間は他人から規定される存在です。褒められることで安心するのであって、自分で自分を褒めるという精神構造をずっと持たなかった。それがいま、少なからぬ人々の共感を呼んでいる。やはり人間関係が基礎部分から崩れていると感じます。

土地とも人とも切り離され、社会の中で個人が孤立している時代です。人類はどうやって安心を得たのか、生身の体に戻って確かめるために、霊長類学が必要とされているのでしょう。”

ここに、私たちが子どもたちに伝えなければいけないことが見えてきます。というのは、繰り返し主張しますが、このような集団を乳児の頃から持っているのが、保育施設であるからです。私たちは、集団という言葉を使うのは慎重になります。それは、集団教育が、子どもたちを間違った方向に導いてしまった経験があるからです。それもあって、「一人一人に」「個々に」という言葉が多く使われるようになりました。しかし、それが一人一人をバラバラに切り離してしまったのです。この指摘は、私はずいぶん前からしてきました。山極さんは、「思い合うことが信頼や安心をもたらしてくれる」と言います。それは、人間は、一人ではどうにも生きられない存在だからなのです。そして、最後にこう結論します。

「グローバル化で社会が均一化すると、逆に人々の価値観は多様化する方向へ向かいます。個人が複数の価値観を備え、自分が属する複数の集団でそれぞれのアイデンティティーを持つようになります。そうした時代には、5感をフル出動させた人間関係のつくり方がさらに重要になるでしょう。」』

今回の10の姿の項目の1つである、「社会生活との関わり」と重なる部分があると思います。現代社会の在り方を改めて実感するような内容ですね。
現在、塾セミナー当日の発表に向けて、塾頭と横田先生が中心に準備を進めてくれているところです。たくさんの方にご参加いただき、一緒に学びを深められたらと思います。

これで、今回の報告を終わります。

報告者 田崎 天悠

”どよう”丑の日

7月24日の 塾報告をさせていただきます。

 

”どよう”丑の日、ウナギが食べれる日

家でウナギが出ると「きょうは土曜日なんだ」と幼少期に思っていたのを覚えています。

そして”どよう”が土曜ではなく“土用”と教えられたのはいつだったか、、、

 

もともとは江戸時代、平賀源内が夏に売れないうなぎ屋の相談に乗り

「本日 土用丑の日 鰻の日」というキャッチコピーを考えたところが始まりだとか(その前にもストーリーはあるようですが、、、)

そんな土用丑の日が近かったこともあり、また園長先生のご提案もあり

 

今日の塾メニューは鰻でした!

今日の塾メニューは鰻でした!

 

鰻っていいお値段しますよね。そして間違いなく美味い。

そんなうなぎを、こちら

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ひつまぶしでいただきました。今日はビールも出て、もう、、、感謝です!

 

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オニスラサラダもありました。

これは市販ドレッシングと森口先生が作ったオリショー(オリーブオイル+醤油)ドレッシングでおいしくいただきました。

ひつまぶし、一度の食事で三度楽しめるそうで、園長先生のレクチャーを受けつついただきました。

まずはそのまま食べます、、、美味い!

次は薬味、今回はワサビを乗せて食べました、、、合う!

そして次は出汁をかけて「ウナ茶漬け」、、、たまらん!

 

おいしい夕食をいただいた後は

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森口先生おすすめのスイーツ、その名も「PANDORA’S BOX」

マリベルのおいしいチョコレートを使った焼き菓子、食べ過ぎてしまいそうになる、まさに禁断の味でした。

 

食事がひと段落するとNHKスペシャル「人類誕生」の第3集~ホモサピエンス、ついに日本へ~を鑑賞しました。

われわれ日本人の祖先がどのようにこの列島へ上陸したのか。

その旅路は極寒の地や広大な海原を超えるといった大きな障壁がありましたが、ホモサピエンスはそれを発明の力で切り開きました。寒さに耐えうる衣服を作るための「針」や、船を作るための材木を伐るための「石斧」。人類を前進させるための大きな発明品でした。

針は動物の骨から。微妙な力加減と角度を変えて石器で打つことで細い骨の棒を打ち出し、さらに石器で削り先端を鋭利に。糸を通すための穴も石器で打ちぬいて作っていました。

斧は木を伐採する際、石を直接持つのではなく棒に括り付けて打つことで打撃力が上がるところから、これは「アルトラル」のような人間の力を倍加して作用する道具の知識がカギになっているように思いました。

これらの発明もさることながら未開の地へと足を進める勇気や協同して必要なものを作り出していくホモサピエンスの集団の力が現代を生きる自分にも遺伝子として残っていることに誇らしさを感じました。

全3集にわたって人類の祖先がどのように生き残ってきたか、またどのように進化を遂げてきたかを鑑賞することができ、現在自分たちの持つ力や子どもたちの姿を通して見える発達の力の源が垣間見えたような気がします。人類の成り立ちから保育を考える、園長先生のおっしゃっていたことを改めて考えさせられました。

報告者 松元泰志

 

 

 

男性職員としてのあり方

7月31日の臥竜塾の報告です。今回は、家族の体調不良で3人が参加できなかったこともあり、定位置に座ってみると、とてもゆったりと座れた塾でした(笑)

 

今回話した内容は先ず、塾長から田崎君に「今、目標だったり目指している事は何?」という質問から始まりました。それに対して田崎君は「目標としていることは、何年かしたら実家の園に帰ることになってしまうので、せいがに来たからには、できるだけ多くのことを学んで帰る。というのは常に考えています。保育に関しては、先輩方の動きをたくさん見るようにしています」と答えていました。

なぜそういう質問をしたか、という事は話しませんでしたがそのあとに、大阪のこども園で園長の息子が、女児に対して猥褻行為を起こしたという事件について話しました。

そういう事件が起きてしまうと、男性職員という信用がなくなってしまいかねません。もちろんせいがにはそんな職員はいませんが、意識して気を付けなければいけないという話になりました。

新宿せいがは男性の職員がとても多いですが、普段からの保護者のかたや周りの職員との信頼関係がある中で働けているという現状があります。今まで卒業していった塾生や、田崎君も含め現在いる将来実家の園に戻る先生に対して、戻ったときに男性職員が少なくなる。というのを心配しているようでした。

他の話題としては、保育環境研究所の運営状況などの話をしました。

 

今回は西村君の誕生日当日という事で、いつも通りにはなってしまっていますが、サプライズケーキでお祝いをしました。ケーキは西村君の好きなトップスのチーズケーキと、チーズの苦手な松元君と今回は人数が少ないのでチョコレートケーキをハーフサイズで買ってくるように田崎君にお願いをして買って来てくれました。

タイミングよく西村君がトイレに入ったのでその瞬間にケーキの準備をし始めたのですが、いざケーキを出して見ると、なぜかハーフサイズでお願いしたチョコレートケーキが丸々一本。さらにロウソクがないという田崎君らしいハプニング(笑)時間もないので塾長に何かないかと相談したところ、素敵なアロマキャンドルを出してくれたのでそれで代用しました(笑)準備ができた頃にちょうど西村君が戻って来たと思ったら・・・。

「ハッピバースデー トゥ ミ~♪」と歌いその手には、ロウソクが飾られたトップスのミニパフェ!自分の誕生日を利用したドッキリをやってくれました(笑)

みんなでチーズケーキとチョコレートを食べ、さらに西村君は自分で用意したミニパフェも食べました。

 

そして今回のメニューは薬味やトッピングがたくさんの素麺とだし巻き卵でした。とても美味しかったのですが今回の反省としては、一人200g(乾麺)の素麺は多すぎるということがわかりました(笑)   (報告者 柿崎)

三人前の素麺

三人前の素麺

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西村君へのサプライズケーキ

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ハッピバースデイトゥミ~♪

イゾラドとノモレ

7月17日の塾報告をさせていただきます。

まずは今回のメニュー紹介。最近日中が36℃を超える日も出てきましたね。ということで体温を下げる効果のある茄子を食べようと思い、麻婆茄子にしました。それをごはんの上にかけて麻婆茄子丼に!プラス、鶏がらの中華スープ、 サラダとして、レタスと玉ねぎの塩昆布和えです。どれもおいしくいただきました。

 

ボールいっぱいの茄子

ボールいっぱいの茄子

フライ返し!

フライ返し!

修論_6

準備はみんなで手分けして

準備はみんなで手分けして

修論_4

ごはんを食べながら最初は西村先生が学校で気づいた話をしました。西村先生が通うゼミではなんでもヲタク(アニメがとても好きな人)が多くいるらしく、アニメグッズの集め方が男性と女性で違うということでした。例えば、9種類のガチャガチャがあるとして、男性では「9種類すべてコンプリートしたい」という思いが強い。これはなんだかわかるような気がします。自分も好きで集めるのであれば、「どうせならコンプリートしたいな」と思います。対して女性は好きなキャラだけいっぱい欲しいという傾向らしいです。確かに新宿や秋葉原に行くとバックに同じキャラクターの缶バッチや人形をバックに大量に着けている人がたくさんいる気がします。結果、男性ヲタクより、女性ヲタクの方がコレクションにかけるお金は多いそうで、アニメ業界、グッズ関係でもそういった女性をターゲットにしたマーケティングが進んで来ており、変わってきているそうです。

男性と女性でこんな違いもあるんだなと思い、とても面白いなと感じました。

ごはんが終わると、食器を片付けます。食器を洗い終え、さあ後半戦!と部屋に戻ると、電気がパチッと消え、「ハッピーバースデー トゥ ユー♪」とケーキとともに歌が。自分で報告するのも恥ずかしいですが、自分の誕生日を祝っていただきました。こうやってお祝いしていただけるのは本当にうれしいことだなと思います。ありがとうございます。ケーキのプレートには「よこた」の3文字だけ!シンプルすぎてちょっと笑ってしまいました。塾頭から「今日の報告は横田だろ?」ということで写真は自撮りでパシャリ。

 

自撮りですw

自撮りですw

ケーキを食べた後は、西村先生が学校で教わった「イゾラド」の話へ。

テレビをつけて、

NHKスペシャル「イゾラド」と呼ばれる人々 ―最後のイゾラド 森の果て 未知の人々―

を鑑賞しました。これを見るにあたって、人と人のコミュニケーションについて考えほしいと西村先生は言っていました。

イゾラドとは、文明社会と接触したことのない人たちのことで、「隔絶された人々」という意味です。アマゾン源流域、ブラジルとペルーの国境地帯に部族名も言語も人数もわからない先住民(イゾラド)が目撃されているそうです。

イゾラドの映像

イゾラドの映像

「この森の奥には人間などだれもいない、と信じられてきました」というナレーションがながれ、話は森の奥にある小さな村にイゾラドが現れた、というところから始まりました。イゾラドは弓や槍などの武器を手にしていました。村の人たちはどうにかしようと思い、言葉をかけたり、服を脱いだり、献上の品(バナナ)を送ったりして「自分らは敵ではないです」という意思表示を行っていました。言葉は普段使っているものは通じず、集落の先住民の人たちが使っているものだけが反応があったそうです。イゾラドは動物の真似をしたり、バナナのお礼に、30cほどの短剣を献上してくれました。

こうしてしばらく、バナナを送り、少しの会話する村の人たちとイゾラドの奇妙な関係は続いたそうです。しかし、突然その関係は終わりました。イゾラドによる村の襲撃です。村の人たちは船で逃げたそうですが、家畜やペットはすべて殺され、家は見るも無残に荒らされていました。後日、調査団が森に入ると、カエルの死体がつるされていたそうです。「これ以上森に入るな!」という先住民に伝わる拒絶の意思表示。

バナナをおくり、言葉を交わし、友好な関係が築き始めていると思っていたのですが、どうしてなのかなと思いました。

もし、自分が同じ立場ならどうコミュニケーションをとったのだろうと思うと考えもつかないです。おそらくおびえて隠れていたのかもしれません。

 

また別の場所では、イゾラドによって殺された青年がいました。弓矢で心臓を一突きされたあとが生生しく映っていました。その集落の人たちはイゾラドに対する復讐の念がすごかったです。報復しかないと語っていました。

 

また別の所では家族で行動するイゾラドがいました。そこでも、調査団はバナナを送ったり、言葉を交わしたりしていました。「ノモレ」(友達だよ)という言葉がよくでてきました。

「この人はなにもしないよね?」や「子どもに手をだすな」と調査団を警戒する言葉が多く出ていましたがしばらくすると、「おなかに赤ちゃんがいるんだ」と家族紹介?するような言葉も出ていました。

調査団の人が、バナナを送る平和な会だからと取材班の同行を許可しました(取材班は一人だけの同行)。「ノモレ」という単語だけを教えられイゾラドのところに行きました。言われた通り、イゾラドに何を言われても「ノモレ」と返す取材班。イゾラドも取材班の人に対しすごく警戒していた様子でした。「服を脱げ!」「お前を誰だ?」などの言葉が出ていました。取材班の人はさぞ怖かったでしょうね。最終的にバナナを渡し数十分に交流は終了しました。

そしてまた突然イゾラドは姿を消してしまいましたというところで映像は終わりました。

 

塾長「こういう部族で恐ろしいのは感染症だ。抵抗がないため、感染してしまうと全滅することもある。だから、容易に他の者との接触ができない。イゾラドもそうではないか。

またコミュニケーションの基本は笑顔である。映像でみたイゾラドは笑っていない。」と話してくださいました。また「仲良くなるために食料を渡すのは、相手からしたら、食べ物をくれるから仲良くなりたい。食べ物をくれないのならメリットがないということになる。原住民はほっとけばいいのに」とも。

ヒトとのコミュニケーションを考えるということでイゾラドの映像を見ましたが、すごく考えさせるような内容でした。

 

最後にみんなでかかき氷を食べて今回の塾は終わりました。

かき氷を作ってくださっている塾長。

かき氷を作ってくださっている塾長。

ガムシロップと練乳をかけていただきました

ガムシロップと練乳をかけていただきました

コーヒーをかけるとかき氷の味がグンとおいしく!!

コーヒーをかけるとかき氷の味がグンとおいしく!!

報告者 横田龍樹

北京講演

 

7月10日の塾報告をさせて頂きます。

まずはじめに、今回のメニュー紹介です。
回鍋肉、ごはん、卵スープです。

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手際よく、準備も終わり、今回の話題は先日の北京講演の話です。塾長と森口先生と、カグヤの野見山さんが一緒に行かれたそうです。
写真を見せながら、報告をしてくれたのですが、
講演会場や、北京の街並みや食べ物には驚かされました。

まず、
北京に着く前までずっと雨だったのに、着いてからは晴れが続いたそうです。
そして、日本に帰ってくると北京が雨だったようで、塾長の晴れ男の力には驚いてしまいます(笑)

昼頃着いて、夜には北京の街を散歩したそうです。中華街を歩いていくと、サソリ、サナギ、ヘビ、ムカデ、ヒトデも店舗に並んでいたそうです。

ヘビです

ヘビです

サソリ

サソリ

写真を見たのですが、サソリの串は、サソリがまだ動いていて目の前で揚げてくれるそうです。中国では、なんでも食べると聞いたことがありますが、本当なんだなと思いました。

次の日は、万里の長城に行こうということで、ロープウェイに乗ったそうです。

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万里の長城

万里の長城

写真を見ただけでも規模の大きさにびっくりしたのですが、話を聞くとその全長が3000㎞だそうです。日本の端から端までがおよそ3000㎞なので同じくらいの距離ですね。ちょっと気になったので、調べてみると総距離が12,000㎞あるみたいです…
建設には、1800年かかっているそうで、世界で最大の建造期間です。
ちなみに2番目がドイツのケルン大聖堂で、630年です。

万里の長城は、観光できる部分が決まっているそうで、とても人が多かったそうです。
そして意外と危険もあるようで、命を落とす人も年に数名いるそうです。
そして、宇宙船から唯一見える、建築物とも言われているそうですが、実際には望遠鏡を使わないと見えなかったりとか…

他にも、観光をしたそうですが移動距離があり、ほんとに中国の規模の違いにびっくりしてしまいます。
北京の故宮博物館というところにも行かれたそうで、そこには、
塾長の講演の後に、講演する人が足立区の保育園の園長先生だったそうで、一緒に回ったそうです。その方は、塾長よりも3つ上の方で、自分の還暦祝いに自分でタクラマカン砂漠を5日間かけて、3000㎞バイクで走ったそうです。そんなワイルドな方の保育園はどんな保育園なのでしょうね。気になります(笑)
中国でそんな素敵な出会いがあったことも素晴らしいことだと思います。

故宮博物館

故宮博物館

とにかく人が多く、目の前に美術館もあったそうですが、500メートルくらいの列ができていたらしいです。

塾長たちも、昼食をとるのに1時間待ったそうです…

天安門

天安門

夕方になるとライトアップされるそうで、とても綺麗でした。

塾長の今回の講演内容は、「AI時代の子どもがどんな力を付けたらよいか」という内容を、
講演されたそうです。大勢の方々が、聞いていたのですが、通路にまで座って聞いたり所々で中国らしさを感じる場面がありました。
講演後には、写真対応やサイン対応に30分~1時間もの時間がかかったそうです。

講演の様子

講演の様子

講演を聞く中国の方々

講演を聞く中国の方々

サイン対応

サイン対応

最後に、サソリを食べる動画を見せてくれたのですが、中国の方々が普通に食べていたので、塾長と森口先生も食べてみることにしたそうです。
生きているサソリをそのまま、目の前で揚げてくれるそうで・・・
食べた感想は、イナゴのような、エビせんのような感じだそうです。

お土産として、「論語」が書かれている竹簡『金陵竹刻』を塾長からいただきました。

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そして、今回の旅の中でスターバックスに立ち寄ったそうで、
森口先生が、「アイスコーヒー プリーズ」と伝え、「英語が分からないから、分かる人を連れてきます」とのことで、奥から出てきた人にも「アイスコーヒー プリーズ」と伝えたそうですが、それでも、塾長のピーチティーしか出てこず・・・
店員に「セイム?」と聞かれ、
「ノー セイム!! アイスコーヒー プリーズ」と答え、やっと出てきたのがピーチティーだったそうです(笑)
中国では、本当に簡単な英語でもわからないことがあるらしく、旅行に行く際には、気を付けたいなと思います。

そしてこの日、塾頭の誕生日をお祝いしました!!

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塾頭、おめでとうございます!!

報告者 田崎天悠